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【逆流性食道炎】人間ドッグの再検査で異常なしに
ゲップと胸焼けがひどく、長年、逆流性食道炎で悩んでいた男性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
食後の胃部の圧迫感やゲップ、ひどい胸焼けが発症する。健康診断で逆流性食道炎と内科で診断され、通院し薬や漢方を飲むが症状は改善しない。
姿勢が悪いことを自覚し、食事内容だけでなく普段の生活習慣も気をつけているが、セルフケアで症状をなんとかコントロールする生活にも、限界を感じている。
来院に至るまでの経緯
数年間症状が続き、薬を変えながら対処している。胸焼けやゲップが多いときは喉にヒリヒリをする痛みも感じることで、精神的なストレスも多い。
身体の歪みや姿勢の悪さも元々気になり、腰痛や股関節の痛みもあるため、逆流性食道炎の改善を同時に身体の痛みも改善できる院を探し、来院に至る。市外であったが、対応できる院が限られていた為、院を探すことに苦労もしていた。
好きなものを多く食べ、子どものお祝いなどでも食事を思い切り楽しめる様になりたいと考えている。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 姿勢分析より、前方頭位と骨盤後傾位
- 第2頚椎-第5頚椎、後方変位
- 第4胸椎-第8胸椎、後方変位
- 左仙腸関節、後下方変位
- 中部・下部脊柱起立筋群の緊張
- 左臀部筋群の緊張
- 噴門部・胃体部緊張
- 肝臓疲労状態
- 交感神経優位状態
検査結果の分析により、頚椎・胸椎関節の可動域減少と内臓疲労から起きる自律神経不調と判断。
施術内容と経過
胸部の脊椎関節の可動域低下と噴門部、胃体部の平滑筋の緊張が強い為、自律神経の施術を行った。

逆流性食道炎によって起きる胸焼けやゲップ、胃の不快感の原因には、内臓に繋がる自律神経の働きと胃の筋肉の緊張が大きく関係している。
この2つの働きによって内臓は正常に活動するが、筋肉の緊張や背骨・骨格の変位による可動域減少によって、この自律神経の流れと血流が悪くなることで、逆流性食道炎の症状が発生する。
自律神経には交感神経と副交感神経がある。本来、自律神経は1日の中で緩やかに切り替わるが、この2つに問題があると神経が刺激され、その働きに誤作動が起きやすくなる。
不眠や不安などに関係する神経は頭・首・肩に分布され、胃の不調、息苦しさ、動悸などに関係するのは背中に、便秘や下痢やお腹の不調に関係するのは腰部・骨盤部にそれぞれ繋がっている。
それぞれの部位に強い筋肉の緊張や背骨の歪みがあると、神経・血管の流れが悪くなり、臓器に正常な命令が出来ず、様々な症状が発生するようになる。

日々の生活によって身体へ負担があっても、柔軟な身体であれば蓄積はあまりされないが、緊張や歪みがあると、負担はその部位に蓄積される。それにより、症状が出やすい状態になっている。
内臓は肋骨と背骨の中に収まっている。各部に繋がる神経・血管は首・肩の周辺の背骨の間を通り、筋肉の中を通っている。身体の歪みや筋肉の緊張は内臓の正常な動きを制限させる。内臓そのものの筋肉が硬くなると、それも正常な働きを妨げてしまうため、それも症状を発生させる。
また、筋肉の緊張は交感神経を優位に働かせる。その結果身体はいつも緊張、興奮しやすい体質になり、疲れがたまりやすくなる。少しの刺激でも身体が強く反応するため、あらゆるタイミングで不調の予兆のようなものが発生していると考えられる。
自律神経や血液の流れを阻害している背骨の関節や筋肉の緊張を取り除き、内臓が正常に働くようにする。現在の姿勢や身体の問題によって内臓そのものが硬くなっているため、内臓そのものを動かすような施術も同時に行い、神経と内臓それぞれにアプローチすることで改善を早める。

- 初回〜8回目/週2回ペース
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初回の検査で見つかった、胸椎関節の可動域減少による圧痛や、胃の自覚症状を基準として、施術毎に変化と反応を見た。
3回の施術で気持ち楽だったか?という変化があり、その後8回目までは胸焼け、胃の不快感などの症状が少し改善する日もあった。
全体的にはまだまだ不調を感じるが、症状の程度に波が出始めることで、改善が期待できそうと感じていた。
- 9回目〜24回目/週1回ペース
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来院から2ヶ月、3ヶ月と経過していくうちにゲップ、不快感という順番に症状が収まっていった。
食事内容や疲労によって胸焼けが出ることはあったが、睡眠時にそれを感じることがなくなった為、ゆっくり休めるようになっている。
子どもの誕生日で外食をし、一緒に食事を楽しめるようになったことを親子で喜んでいた。
- 25回目〜/2週間に1回ペース
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来院時にあったような不調はなくなった。来院時に調子を聞くと、「悪くなかった」「まぁまぁ」という表現から、「よかった」という言葉が増えてきた。
来院から10ヶ月経ち、人間ドックを受けたところ、逆流性食道炎が良くなっていると診断を受けた。自覚症状だけでなく、はっきりと症状が改善していること確認できた。
以下ご本人のメッセージ
姿勢の悪さも気になっていたのでちょっとでも良くなればいいなと思っていましたが、はっきりと症状が良くなっていくのがわかりました。胃カメラで良くなっているのも確認できたときは、嬉しさも驚きもありました。
子どもと一緒に遊んだり出かけたり、食事を楽しめるようになったので助かりました。ありがとうございました。
院長からのコメント
いつもご来院ありがとうございます。貴重な感想と好評価をしていただき、ありがとうございます。
逆流性食道炎は胃の症状が主になりますが、それによって睡眠の質が下がったり運動時に不快感があったりと、日常生活にも支障が出るケースが良くあります。
薬で症状をコントロールできていても、どこかすっきりしないとそのストレスがまた症状を発生させてしまう悪循環にもなります。
原因がわかればあとは施術を繰り返すだけですが、こちらでお伝えした胃を緩めるセルフケアや姿勢のケアを実践してくれたことも、症状の改善には大きく関係していました。実践を続けていただき、ありがとうございました。
今後も不調が出ない様な状態が維持でき、更に活動的になっても元気でいられるように施術をしていきます。またのご来院をお待ちしております。
逆流性食道炎でお悩みなら…
逆流性食道炎について解説しているこちらのページもお読みください。


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