
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。感染してからもう何ヶ月も経つのに、なぜかずっとだるい。そんな思いを抱えながら毎日を過ごしていませんか?そのような不安の中、当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
コロナ後遺症は、感染から回復した後も倦怠感・ブレインフォグ・息切れ・睡眠障害などの症状が長期間続く状態で、「Long COVID(ロングコビッド)」とも呼ばれています。病院を受診しても「経過観察しましょう」と言われるだけで、具体的な治療法が見つからず、途方に暮れている方も多いです。
今回は、そんな方に向けて、食事と栄養という視点から体の回復を後押しするためのアプローチをお伝えします。「自分でできることをやり尽くしたい」と思っている方にこそ、ぜひ読んでほしい内容です。




食事と栄養から回復をサポートすることは、体だけでなく気持ちの面にも大きな影響を与えます。一緒に取り組んでいきましょう
コロナ後遺症が長引く原因については、現在も世界中で研究が続けられています。現時点で有力視されている主なメカニズムをお伝えすると、まず「慢性炎症」の問題があります。
ウイルス感染後も体内で炎症反応が完全に収まらず、微細な炎症が神経・血管・臓器に影響し続けることで、様々な症状が持続すると考えられています。
次に「ミトコンドリア機能の低下」です。ミトコンドリアは細胞がエネルギーを産生するための器官ですが、コロナウイルスはこのミトコンドリアに直接ダメージを与えることが報告されています。
ミトコンドリアが正常に機能しないと、細胞がエネルギーを十分に作り出せなくなり、これが強い倦怠感やブレインフォグの主要な原因になります。
さらに「腸内環境の乱れ」も見逃せません。コロナウイルスは腸の細胞にも感染するため、感染後に腸内フローラのバランスが大きく乱れることがわかっています。腸内環境の悪化は免疫機能の低下・自律神経の乱れ・栄養の吸収障害を引き起こし、回復を遅らせる大きな要因になります。
コロナ後遺症の方に非常に多く見られるのが、自律神経系へのダメージです。動悸・起立性低血圧・体温調節の異常・睡眠障害など、自律神経の乱れによる症状が後遺症の中核を占めているケースが多くあります。
自律神経は脳・脊髄から背骨の間を通って全身に伸びており、その機能が乱れると体のあらゆる臓器・器官のコントロールに影響が出ます。栄養から体を整えることと並行して、この自律神経の通り道である背骨の状態を整えることが、回復を加速させる重要なポイントになると私は考えています。
慢性炎症・ミトコンドリア機能低下・腸内環境の乱れという3つの問題を解決するうえで、毎日の食事と栄養状態が決定的な役割を果たします。体の炎症を抑える栄養素、細胞のエネルギー産生を支える栄養素、腸内環境を回復させる栄養素、それぞれを意識的に補うことが回復への近道になります。
特に注意していただきたいのが「隠れ栄養不足」の問題です。後遺症の倦怠感・食欲不振によって食事量が減り、それがさらに回復を遅らせるという悪循環に陥っているケースが非常に多くあります。
「食べられるときに、回復を助ける食品を選んで食べる」という意識が、この悪循環を断ち切る第一歩になります。
コロナ後遺症の症状は人によって異なります。自分の症状に合わせて、特に意識すべき栄養素を把握しておきましょう。
| 主な症状 | 特に重要な栄養素 | 含まれる主な食品 |
|---|---|---|
| 強い倦怠感・疲労感 | CoQ10・鉄分・ビタミンB12・マグネシウム | 牛赤身肉・レバー・青魚・ナッツ・ほうれん草 |
| ブレインフォグ・集中力低下 | オメガ3脂肪酸・ビタミンD・ビタミンB群 | サバ・イワシ・サーモン・卵・きのこ類 |
| 息切れ・動悸 | 鉄分・CoQ10・ビタミンC・マグネシウム | レバー・牡蠣・パプリカ・ブロッコリー・アーモンド |
| 睡眠障害・不眠 | トリプトファン・マグネシウム・ビタミンB6 | バナナ・豆腐・納豆・アーモンド・鶏むね肉 |
| 嗅覚・味覚障害 | 亜鉛・ビタミンA・ビタミンB12 | 牡蠣・牛赤身肉・レバー・にんじん・卵 |
| 胃腸の不調・食欲不振 | グルタミン・亜鉛・プロバイオティクス | 山芋・キャベツ・豆腐・味噌・ぬか漬け |
この表を参考に、自分の症状と照らし合わせながら、まず1〜2種類の栄養素を意識して食事に取り入れることから始めてみてください。
表でご紹介した栄養素の中でも、コロナ後遺症の回復において特に重要なものをより詳しくお伝えします。
ビタミンDは免疫細胞の活性化・炎症の抑制・自律神経機能のサポートに深く関わる栄養素です。日本人の多くがビタミンD不足の状態にあり、後遺症が長引く方ではさらに低下しているケースが多いとされています。
鮭・イワシ・サンマ・卵黄・きのこ類(干ししいたけ・きくらげ)に多く含まれています。食事だけでは十分な量を摂るのが難しいため、日光を意識的に浴びること(1日15〜30分程度)や、医師・専門家と相談のうえでのサプリメント補充も有効な選択肢です。
亜鉛は免疫細胞の産生・活性化に必要なミネラルであり、嗅覚・味覚の神経細胞の再生にも深く関わっています。コロナ感染後に嗅覚・味覚障害が続いている方は、亜鉛不足が回復を妨げているケースが少なくありません。
牡蠣(亜鉛の含有量が群を抜いて多い)・牛赤身肉・豚肩ロース・カシューナッツ・豆腐などから積極的に摂取しましょう。亜鉛はビタミンCと組み合わせることで吸収率が高まるため、野菜や果物と一緒に摂ることをお勧めします。
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は強力な抗炎症作用を持ち、脳・神経の慢性炎症を抑えるうえで非常に重要な栄養素です。ブレインフォグや集中力の低下に悩む方には特に意識して摂っていただきたい栄養素のひとつです。
サバ・イワシ・サーモン・マグロ・サンマなどの青魚に豊富に含まれています。週に3〜4回は青魚を食事に取り入れることを目標にしましょう。魚の摂取が難しい場合は、品質の良いフィッシュオイルのサプリメントで補うことも有効です。
CoQ10はミトコンドリアがATP(エネルギー)を産生する際に必要な補酵素です。コロナウイルスによってミトコンドリア機能が低下した状態では、このCoQ10が特に重要になります。
強い倦怠感・少し動いただけで疲れてしまう「労作後倦怠感(PEM)」に悩む方は、CoQ10の不足が関わっている可能性があります。
牛肉・イワシ・サバ・鶏むね肉・ほうれん草・ブロッコリーなどに含まれていますが、食事から摂れる量には限界があるため、回復期には医師や専門家と相談のうえでサプリメントでの補充を検討することも選択肢です。
コロナ感染後に乱れた腸内フローラを回復させることは、免疫機能の正常化・自律神経の安定・栄養の吸収効率の改善に直結します。
味噌・ぬか漬け・キムチ・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品でプロバイオティクス(善玉菌)を補いながら、オートミール・バナナ・わかめ・ごぼうなどのプレバイオティクス(善玉菌のエサとなる食物繊維)も一緒に摂ることが腸内環境の回復を早めます。
体の回復を助ける食品を摂ることと同じくらい大切なのが、炎症を悪化させる食品・習慣を避けることです。超加工食品(コンビニのお惣菜・インスタント食品・スナック菓子など)に多く含まれるトランス脂肪酸・添加物・精製糖質は、体内の慢性炎症を促進します。
糖質の多い食事(白いパン・菓子類・砂糖入り飲料)は血糖値を急激に上下させ、自律神経のバランスを乱すとともに炎症を悪化させます。アルコールは腸内環境を乱し、ビタミンB群・亜鉛・マグネシウムなどの重要な栄養素の消費・排出を促進するため、回復期には控えることが賢明です。
食事と栄養の改善は回復のための重要な柱ですが、それだけですべてが解決するわけではありません。当院ではコロナ後遺症の方を診るにあたり、背骨・骨盤の状態と自律神経機能を丁寧に検査しています。
後遺症が長引いている方の多くに、胸椎(背中の背骨)の動きの低下と、自律神経の調節機能の乱れが同時に見られます。
背骨の状態を整えることで自律神経の通り道を正常化し、体が本来持っている回復力を引き出していく。これが当院が後遺症の方に提供できる、食事・栄養アプローチと組み合わせた根本的な改善へのアプローチです。
「いつになったら治るのか」「このまま一生こうなのかも」という不安の中で、一人で抱え込んでいませんか。回復には時間がかかることもありますが、正しいアプローチを続けることで体は必ず変わります。ひとりで悩まず、いつでも当院にご相談ください。一緒に回復への道を歩んでいきましょう。

