
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。「十分寝ているのに、朝から体が重くてだるい」「何もしていないのに疲れ果てている」「頭に靄がかかったように思考がまとまらない」そんな状態が何ヶ月も続いているのに、病院で検査をしても「異常なし」と言われて途方に暮れていませんか。
実は、回復しない疲労の背景に慢性疲労症候群と栄養不足の深い関係が隠れていることがあります。「休んでも治らない疲れ」は、身体が必要としている栄養素が慢性的に不足しているサインかもしれません。
今日は、整体院の院長として慢性疲労に悩む多くの方と向き合ってきた経験をもとに、疲労回復に深く関わる栄養素と、今日から実践できる食事のポイントをできるだけ分かりやすくお伝えします。




「検査で異常なし、でも体は明らかにおかしい」この言葉は何度聞いたか分からないくらいです。栄養という視点を持つだけで、改善への糸口が見えてくることがあります
「疲れたら休めば治る」これは一般的な疲労には当てはまりますが、慢性疲労症候群の場合はそうではありません。休んでも回復しない疲れの根本には、細胞レベルでのエネルギー産生の低下が関わっています。
私たちの体はミトコンドリアという細胞内の小器官でエネルギー(ATP)を産生していますが、このミトコンドリアが正常に機能するためには特定の栄養素が不可欠です。これらの栄養素が不足すると、どれだけ睡眠を取っても身体のエネルギーが作られず、慢性的な倦怠感が続くことになります。
さらに、慢性疲労症候群では腸内環境の乱れ・自律神経の失調・酸化ストレスの増大なども複合的に関わっており、「栄養を摂ればすぐ治る」という単純な話ではなく、身体全体のバランスを整えながら栄養状態を改善していくアプローチが必要です。
慢性疲労症候群の方に共通して見られるのが、特定の栄養素の慢性的な枯渇です。エネルギー代謝・神経伝達・免疫機能・抗酸化機能といった身体の基本的な働きを支える栄養素が不足すると、それぞれの機能が低下して疲労が回復しにくくなります。
「食事はそれなりに食べている」という方でも、現代の食環境では特定の栄養素が知らず知らずのうちに不足しているケースが非常に多いです。
慢性疲労症候群と関わりの深い栄養素は複数ありますが、中でも特に重要度が高く、かつ多くの方に不足しやすい6つを取り上げます。
それぞれの役割と、食事でどう摂ればいいかを合わせてお伝えします。「自分はこれが不足しているかも」と感じる項目があれば、ぜひ食事から意識して取り入れてみてください。
ビタミンB群(B1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシン・パントテン酸など)は、食事から摂った糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変換するための補酵素として不可欠です。
B群のどれかひとつが不足しても、ミトコンドリアでのエネルギー産生が滞ります。
慢性疲労症候群の方はB群全体が消耗しやすい傾向があり、特にB1(チアミン)・B12・葉酸の不足が疲労・ブレインフォグ・倦怠感と深く関わるといわれています。
食事からはレバー・卵・納豆・豚肉・貝類などから摂取できますが、慢性疲労が深刻な場合はサプリメントでの補充を検討することも一つの方法です。
鉄は赤血球のヘモグロビンを構成して全身に酸素を運ぶだけでなく、ミトコンドリアでのエネルギー産生にも直接関与しています。鉄が不足すると酸素が細胞に届きにくくなり、全身の倦怠感・息切れ・集中力の低下が起きやすくなります。
特に女性は月経による鉄の損失が大きいため、慢性疲労症候群の女性では鉄欠乏が背景にあることが多いです。ヘム鉄として吸収率が高い赤身肉・レバー・あさりなどを積極的に取り入れ、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率を高められます。
CoQ10はミトコンドリアの電子伝達系に直接関与するエネルギー産生の核心物質です。体内で合成できる成分ですが、加齢・ストレス・慢性疾患によって急速に消耗します。
慢性疲労症候群の方はCoQ10が著しく不足しているケースが多く、補充によって疲労感や筋力低下が改善したという報告が国内外で蓄積されています。
食事では青魚・牛肉・豆類などに含まれますが食事での摂取量は限られるため、サプリメントによる補充が検討される場合があります。
マグネシウムは体内で300種類以上の酵素反応に関わるミネラルで、エネルギー産生・筋肉の弛緩・神経伝達・睡眠の質に深く関与しています。
現代の食生活では精製食品・加工食品の摂取増加によってマグネシウムが慢性的に不足しやすく、慢性疲労症候群の方では筋肉のこわばり・不眠・頭痛・疲労感という形でマグネシウム不足が現れることがあります。玄米・ナッツ類・海藻・豆類・ダークチョコレートなどに豊富に含まれています。
ビタミンDは免疫機能の調整・炎症の抑制・神経系の保護など、慢性疲労症候群の病態に深く関わる働きを持っています。日光を浴びることで体内合成されますが、室内仕事が多い現代人・日焼け対策を徹底している女性では慢性的な不足が多く見られます。
ビタミンD不足は疲労感・筋力低下・免疫力の低下・抑うつ感などと関連します。食事ではサーモン・サバ・いわし・卵黄・キノコ類などから摂取できます。
ビタミンCは強力な抗酸化作用によって酸化ストレスから細胞を守るだけでなく、慢性疲労症候群と深い関係にある副腎でのコルチゾール産生にも不可欠な栄養素です。慢性ストレス・感染・炎症の持続によってビタミンCは急速に消耗します。
「副腎疲労」と慢性疲労症候群が重なっているケースでは、ビタミンCの充足が副腎機能の回復を後押しする重要な役割を果たします。
パプリカ・キウイ・ブロッコリー・柑橘類などから積極的に摂取してください。
個別の栄養素を把握したうえで、食事全体として意識してほしい3つのポイントをお伝えします。どんなに良い食材を選んでも、食事の基本が崩れていると栄養素が効率よく活かされません。特別な食事制限ではなく、日常の食事の質を少し意識するだけで大きく変わります。
まず1つ目は、血糖値を急激に上げない食べ方を意識することです。精製糖質(白米・白パン・甘い飲み物・スナック菓子)の過剰摂取は血糖値スパイクを起こし、副腎へのストレスとエネルギーの不安定化を招きます。
玄米・全粒粉・野菜を先に食べるなど、血糖値の急上昇を抑える工夫をするだけで、エネルギーの安定感が変わります。
2つ目は、腸内環境を整えることです。腸は栄養素の吸収の場であるだけでなく、免疫細胞の70%が集まる免疫機能の要でもあります。発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト・ぬか漬け)と食物繊維(野菜・豆類・海藻)を日常的に取り入れることで、栄養の吸収効率と免疫機能の安定化が図れます。
3つ目は、抗酸化食品を意識的に取り入れることです。慢性疲労症候群では体内の酸化ストレスが高まっていることが多く、抗酸化作用を持つ食品(緑黄色野菜・ベリー類・ナッツ・青魚)を積極的に摂ることで、細胞への酸化ダメージを軽減できます。
「自分が栄養不足かどうか分からない」という方に向けて、身体に現れる栄養不足のサインをお伝えします。以下に当てはまるものが多いほど、特定の栄養素が慢性的に不足している可能性があります。
これらの症状が複数重なっている場合は、単なる「疲れ」ではなく、特定の栄養素の複合的な不足が背景にある可能性を考える必要があります。
自己判断だけでは分かりにくい部分も多いため、専門家による栄養状態の評価を受けることをおすすめします。
「食事で全部補えるのか」という疑問を持つ方も多いと思います。理想は食事からの摂取ですが、慢性疲労症候群の状態では消化吸収機能自体が低下していることも多く、食事だけで必要量を満たすことが難しいケースがあります。サプリメントを活用する場合の基本的な考え方をお伝えします。
ビタミンB群・マグネシウム・ビタミンCは比較的安全に補充できる栄養素で、食事からの摂取が難しい場合はサプリメントでの補完を検討する価値があります。
一方、鉄・ビタミンD・CoQ10については自己判断での大量摂取は避け、できれば血液検査で現在の数値を確認したうえで補充量を決めることをおすすめします。特に鉄は過剰摂取が酸化ストレスを増大させるリスクがあるため、鉄欠乏が確認されてから補充するのが原則です。
「検査では異常なし、でも体は明らかにおかしい」そう感じながら、何年もひとりで抱えてきた方に向けて、最後にお伝えしたいことがあります。
慢性疲労症候群は、栄養・自律神経・骨格バランス・腸内環境が複雑に絡み合った状態です。「栄養さえ補えば治る」という単純な話ではありませんが、「栄養という視点を持つことで、これまで見えていなかった改善の糸口が見えてくる」ことは確かです。
食事からできることを着実に積み重ねながら、身体全体のバランスを整えていくことが、回復への道につながります。
「自分の状態が慢性疲労症候群に当てはまるのか」「どこから手をつければいいか分からない」という方は、ひとりで抱え込まずにいつでもご相談ください。一緒に、回復への道を探していきましょう。