
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。試合が近い、練習を休めない、でも踵は痛い。そんな不安と悩みを抱えている方に向けて、この記事を書いています。
アキレス腱炎にテーピングを活用することは、運動中や歩行時の痛みを軽減する有効な手段のひとつです。ただし「なんとなく巻いている」状態では、効果が半減するどころか逆効果になることもあります。
この記事では、テープの種類の選び方から具体的な巻き方の手順、そして「テーピングで乗り越えながら根本から治すために知っておいてほしいこと」まで、接骨院の勤務経験のある整体師の立場から、正直にお伝えします。




「自分でテーピングの巻き方を調べてきました」という話を聞くと、行動力と前向きさを素晴らしいと思います。巻き方と同じくらい「テーピングの限界」を知ることも、早く治すうえで大切なことです
「テーピングを巻くと楽になる」という経験がある方は多いと思います。でも、なぜ楽になるのかを知っている方は意外と少ないです。
テーピングの効果のメカニズムを理解しておくと、より正しく活用できるようになります。アキレス腱炎に対してテーピングが効果的とされる理由は主に3つあります。
この3つの効果によって「動いているときの痛みが和らぐ」という変化が起きます。ただし、どれも炎症そのものを治しているわけではありません。この点は後ほど詳しくお伝えします。
ドラッグストアやスポーツ用品店に行くと、テーピングテープにも様々な種類があって迷ってしまいますよね。アキレス腱炎のケアで使うテープは、目的によって選ぶものが変わります。
大きく分けると「キネシオテープ(伸縮テープ)」と「非伸縮テープ(ホワイトテープ)」の2種類があり、それぞれ特性が異なります。
皮膚と同じように伸び縮みするテープで、筋肉や腱の動きをサポートしながら固有受容感覚を刺激します。動きを制限しすぎないため、「痛みを軽減しながら運動を続けたい」という方にはキネシオテープが最適です。
幅5cmのものが一般的で、カラーバリエーションも豊富です。足首という動きの多い部位には、密着性の高いキネシオテープが特に向いています。
伸びないテープで、関節をしっかり固定する目的で使用します。「安静を保ちながら日常生活を送りたい」「重症で負荷を最小限にしたい」という場合に向いています。
ただし足首の動きを大きく制限するため、スポーツ中の使用には向かないことが多く、長時間の使用で血流が悪くなることもあるため注意が必要です。
| テープの種類 | 特徴 | 向いているシーン |
|---|---|---|
| キネシオテープ(伸縮) | 動きに追随・密着性高い・皮膚への刺激あり | 運動中・スポーツ・長時間歩行 |
| 非伸縮テープ | 関節の固定・動きの制限 | 安静保持・急性期の固定 |
ここからは実際の手順をお伝えします。使用するのは幅5cmのキネシオテープ(伸縮テープ)です。自分で巻く場合は椅子に座り、足首を90度(直角)に保った状態で行ってください。
足首が極端に曲がった状態や伸びた状態で貼ると、立ち上がったときにテープが引っ張られてはがれやすくなるため注意が必要です。
皮膚が濡れているとはがれやすいので、入浴後は完全に乾いてから貼るようにしてください。
ふくらはぎの下方(アキレス腱の上端より少し上)に、テープを少し引っ張りながら横方向に1本貼ります。これが「起点」になるアンカーテープです。強く引っ張りすぎると血流を阻害するため、皮膚が少し寄る程度の軽いテンションで貼ってください。
踵の中央からアンカーテープに向かって、アキレス腱の走行に沿って縦方向に1〜2本貼ります。このとき、踵側のテープを少し引っ張りながら貼ることで、かかとを軽く持ち上げる方向へのサポートが生まれ、アキレス腱への牽引ストレスが軽減されます。
テープの長さは踵の骨からふくらはぎ中央くらいまでが目安です。
踵の内側から外側にかけて、くるぶしの下を通るようにテープを斜めに1本貼ります。左右それぞれ1本ずつ、X字状になるように貼ることで、足首の横方向へのぐらつきを抑えながらアキレス腱への側方からのサポートを加えます。
ステップ2・3のテープの上端を覆うように、ふくらはぎに横方向のテープを1本追加して固定します。端のテープが動いてはがれるのを防ぐための仕上げです。貼り終わったら足首を動かしてみて、テープが引っ張られすぎていないか・皮膚がつれていないかを確認してください。
正しく巻けていても、使い方を誤るとトラブルの原因になることがあります。以下の点を必ず確認してください。痛みを我慢しながらの運動継続には、想定以上のリスクが伴うことも忘れないようにしてほしいです。
ここからが、整体師として最も伝えたいことです。テーピングは、痛みを抱えながら動かなければならないときに「今日を乗り越えるためのツール」として非常に有効です。
でも、テーピングが炎症を治しているのではなく、あくまで「痛みを感じにくい状態をつくっているだけ」という事実は、正直にお伝えしなければなりません。
「試合が終わったら治す」と思っている方に多いのが、大会が終わったあとも「次の試合があるから」「練習を休めないから」と先延ばしにしてしまうパターンです。
テーピングで痛みを感じにくい状態にしながら負荷をかけ続けた結果、腱の変性が進んで慢性化し、最終的には数ヶ月単位の休養を余儀なくされることがあります。
「今日は巻き方を調べたが、本当はしっかり治したい」という気持ちが少しでもあれば、ぜひ一度相談してください。大会前で忙しい時期でも、状態を把握するだけで回復への方向性が見えてきます。
テーピングと並行しながら根本にアプローチすることで、「次の大会はテーピングなしで出られる体」を目指していきましょう。一人で悩まず、気軽に声をかけてください。

