
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。仕事の後や運動した後、ランニングの翌朝、踵の上あたりがズキッと痛む。そんな経験が続いていませんか。
「少し休めば治るだろう」と思って走り続けていたら、むしろ痛みが強くなってきた、そんな方に、アキレス腱炎がなぜ起こるのか、その原因と発症の仕組みをできるだけ具体的にお伝えします。
「原因が分かれば、自分でどうにかできる」という気持ちはよく分かります。ただ、正しい原因を知らないまま対処すると、症状が長引くだけでなく、最悪の場合は断裂につながることもあります。まずは「なぜこうなったのか」を一緒に整理しましょう。




「大会まで時間がない…」「仕事で歩かないといけないのに」という気持ちはよく分かります。ただ、焦って動きすぎると回復が遅れることも事実で、まず原因をきちんと把握することがスタートラインになります
アキレス腱炎の原因を理解するためには、まずアキレス腱そのものがどんな組織なのかを知っておくことが大切です。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と踵の骨(踵骨)をつなぐ人体最大の腱です。歩く・走る・ジャンプするといった動作のたびに、体重の数倍に及ぶ負荷を受けながら働いています。
腱は筋肉とは異なり、血流が非常に少ない組織です。これが回復に時間がかかる最大の理由のひとつです。「少し休んだくらいでは治らない」という経験をお持ちの方は、この血流の少なさが背景にあります。
だからこそ、炎症が起きてからの対処だけでなく、なぜ炎症が起きたかという根本原因へのアプローチが重要になります。
アキレス腱炎は「腱への過剰な負担」が引き金になりますが、その背景にある原因はひとつではありません。「練習しすぎたから」という一言では片付けられない、複数の要因が重なり合っていることがほとんどです。
自分に当てはまる原因がどれかを意識しながら読んでみてください。原因を特定することが、的外れなセルフケアを避ける第一歩になります。
最も多い原因が、アキレス腱への反復的な過負荷です。特に「走行距離を急に増やした」「大会に向けて短期間でトレーニング量を上げた」というケースで発症しやすいです。
腱は筋肉と違い、負荷に対する適応スピードが遅い組織です。筋肉が強くなるペースに腱の回復が追いつかず、微細な損傷が蓄積することで炎症へと発展します。
「週5日走っているランナーが突然1日休んだだけでは回復しない」というのは、まさにこの仕組みが原因です。腱への蓄積ダメージが解消されないまま次の練習に入ることで、炎症が慢性化していきます。
アキレス腱に直結しているふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が硬くなると、腱にかかる牽引ストレスが増大します。筋肉が十分に伸縮できないぶん、その負担をアキレス腱が代わりに引き受けることになるからです。
「ストレッチをほとんどしていない」「デスクワークで長時間座っている」という方は、ふくらはぎの柔軟性不足がアキレス腱炎の一因になっているケースが少なくありません。
ランニング前後のケアをしていない方が特に注意が必要です。アキレス腱炎の予防においてふくらはぎのストレッチは最も重要な習慣のひとつですが、炎症が起きている急性期に無理にストレッチをすると悪化することもあるため、タイミングの見極めが大切です。
「同じ練習量でもなる人とならない人がいるのはなぜか」という疑問は、足部や骨盤の歪みが答えのひとつになることがあります。
扁平足(土踏まずがない状態)や回内足(かかとが内側に倒れる状態)の方は、走るたびにアキレス腱の内側に余分な回転ストレスがかかります。また骨盤の傾きや左右差によって脚の着地バランスが崩れると、片側のアキレス腱に偏った負担がかかり続けます。
「なぜか右だけが痛い」「同じシューズを使っているのに片足だけ症状が出る」という方は、このアライメントの問題が強く疑われます。この要因はセルフケアだけでは改善しにくく、骨格へのアプローチが必要になるケースです。
クッション性の低いシューズ、サイズが合っていない靴、ソールが極端に摩耗した状態での走行は、着地のたびにアキレス腱への衝撃を増幅させます。
また、アスファルトなど硬い地面での長時間走行も、腱への反復衝撃を蓄積させます。「靴を変えてから痛み始めた」という方は、シューズの見直しも原因探しの重要なポイントです。
40代以降では、アキレス腱のコラーゲン繊維の質が低下し、弾力性や修復能力が年齢とともに落ちていきます。
「以前は同じトレーニングをしても問題なかったのに、最近は回復が遅い」という方は、加齢による腱の変性が影響している可能性があります。これは避けられない変化ではありますが、適切なケアと負荷管理によって腱の状態を維持することは十分に可能です。
アキレス腱炎には「急に走り始めたら痛くなった」という急性のケースと、「じわじわと長期間かけて痛みが強まってきた」という慢性のケースがあります。それぞれ主な原因が異なるため、整理しておきましょう。
| 発症パターン | 主な原因 | 特徴的な訴え |
|---|---|---|
| 急性型(数日以内に発症) | 急激な運動量増加・練習再開直後・長距離歩行 | 「先週から急に」「大会前に急に痛くなった」 |
| 慢性型(数週間〜数ヶ月かけて悪化) | オーバーユースの蓄積・骨格アライメント・柔軟性不足 | 「いつの間にか痛くなった」「休んでも繰り返す」 |
| 再発型(一度治ってまた痛くなった) | 根本原因(歪み・柔軟性)が解決されていない | 「治ったと思ったらまたなった」 |
再発を繰り返している方は特に注意が必要です。「痛みが消えた=治った」ではなく、根本原因が残ったまま炎症が一時的に引いただけという状態が多く、同じ負荷をかければ再び炎症が起きます。
「そのうち治るだろう」と放置することのリスクを、正直にお伝えします。アキレス腱炎の慢性化が進むと、腱の組織が変性し(腱症と呼ばれる状態)、修復能力が著しく低下します。
この状態でスポーツや激しい動作を続けると、アキレス腱断裂のリスクが高まります。断裂は手術・長期入院・リハビリが必要になる重大な損傷であり、スポーツへの復帰まで半年〜1年以上かかることも珍しくありません。
「3ヶ月以上痛みが続いている」「朝の最初の一歩が特につらい」「走ると途中から激痛になる」という方は、早めに専門家への相談をおすすめします。早期に原因を特定してアプローチすれば、慢性化を防ぎ、スポーツへの早期復帰が十分に可能です。
湘南カイロ平塚整体院では、アキレス腱炎の方に対して、まず「なぜそのアキレス腱に炎症が起きたのか」の原因特定から始めます。
足部のアライメント・骨盤の歪み・ふくらはぎの柔軟性・脚の着地バランスなど、複数の視点から検査を行い、「あなたのアキレス腱炎の背景にある要因」を具体的に特定します。
「ストレッチをしていなかっただけ」ではなく、骨盤の歪みによって片脚に偏った負担がかかっていたというケースも多いです。原因が骨格的なアライメントにある場合、ストレッチや安静だけでは再発を防ぎきれません。
根本にある歪みを整えてから、適切なリハビリと負荷管理に移行することが、再発しない体をつくる最短ルートです。
「大会まで時間がないのに休んでいられない」という気持ちはよく分かります。ただ、今の状態を正確に把握せずに走り続けることは、かえって復帰を遅らせるリスクがあります。
「今どの程度の負荷なら許容できるか」「何をすれば回復を促しながら練習できるか」という個別の判断は、検査なしには答えが出せません。まずは現状の確認からお気軽に相談してください。一緒に最善の方法を考えます。
踵の痛みを「ただの疲れ」で片付けず、原因をきちんと把握してから動くこと——それがアキレス腱炎の改善において最も大切なことです。一人で抱え込まずに、いつでも声をかけてください。

