下痢

下痢とは

下痢とは、血液検査や大腸内視鏡検査などで腸に炎症や腫瘍などの器質的な異常が見つからないにも関わらず、慢性的に腹痛を伴う下痢症状が続く状態です。多くの場合、過敏性腸症候群の下痢型に分類され、ストレスや緊張によって症状が悪化しやすいのが特徴です。

日本人の過敏性腸症候群の罹患率は約10～15%と推定されており、特に20代～40代の働き盛りの世代に多く見られます。

厚生労働省の調査によると、下痢症状は小・中学生頃から社会人の働き盛りの年齢に多く、現代社会のストレス増加に伴い患者数は増加傾向にあります。推定では日本全国で約1,200万人以上がこの症状に悩んでいると考えられています。

症状を放置すると、慢性的な脱水や電解質異常により体力が低下し、免疫力の低下を招きます。また、外出への不安から社会生活に支障をきたし、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下します。

さらに、睡眠不足やストレスの蓄積により自律神経のバランスが崩れ、うつ状態や不安障害などの精神的な問題を併発する可能性があります。急激な体重の減少によって、日常生活で強い疲労を感じるようにもなり、社会復帰が困難になるほど生活の質が低下してしまいます。

下痢の原因

2005年に治療家になって以来、下痢でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、下痢の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

下痢の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

下痢はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、背骨の歪みや筋肉の緊張、腸の蠕動運動の異常や腸管の知覚過敏、自律神経系の機能低下などが発生し、下痢症状が発症します。

自律神経は背骨の間から出ているので、背骨の関節の動きが悪くなると交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くできなくなります。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば動悸や息苦しさに、腰にあれば腹痛や下痢に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

それは人によって違い、単に薬物療法や食事指導だけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。下痢でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

下痢への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状に関係する薬を飲むことで、症状を抑える効果が期待できますが、症状や状態によって効果に差があります。

副作用のリスクがあり、長期使用による依存性の問題も考えられます。また、根本的な原因解決ではなく対症療法になるため、薬を止めると症状が再発することがあります。

食事指導

食事制限により栄養バランスが偏る可能性があり、社会生活での食事制限は継続が困難な場合があります。

生活習慣指導

生活習慣の見直しを行うことで、自律神経のバランスを徐々に回復させることを目指します。

徹底できれば効果的ですが、実際に生活習慣を変えることは簡単ではなく、特に仕事や家庭の事情で実践が難しいケースが多いです。また、効果が現れるまでに時間がかかります。

下痢を改善するために

まずはあなたの下痢の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、下痢の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

下痢のQ＆A

下痢は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少なく、生活習慣の改善やストレス管理など適切な対処が必要です。容易ではありませんが、原因となるストレス要因を取り除き、自律神経のバランスを整える努力を続けることで症状の悪化を食い止めることは期待できます。根本的な改善には適切な施術が必要です。

下痢の人がやってはいけないことは？

脂肪分の多い食事、過度のアルコール摂取、不規則な生活、過度なストレスの蓄積は避けるべきです。また、自己判断での薬の乱用も症状を悪化させる可能性があります。

ストレスがなくなれば症状は改善しますか？

ストレスは主要な原因の一つですが、腸内環境や自律神経の乱れなど複数の要因が関与しているため、ストレス軽減だけでは完全な改善は困難な場合があります。

食事を変えるだけで症状は良くなりますか？

食事改善は重要ですが、それだけでは不十分です。自律神経の調整や腸内環境の改善、ストレス管理など総合的なアプローチが必要です。

薬を飲み続けないと症状は改善しませんか？

薬は症状の軽減には有効ですが、根本原因の解決にはなりません。体の機能を正常化することで、薬に頼らない状態を目指すことが可能です。

この症状は完治するものですか？

適切な治療とケアにより症状の大幅な改善や寛解は可能です。ただし、体質的な要因もあるため、生活習慣の維持が重要になります。

他の病気に発展する可能性はありますか？

直接的に他の病気に発展することは少ないですが、慢性的なストレスや栄養不良により免疫力低下や精神的な問題を引き起こす可能性があります。

整体やカイロプラクティックで改善する可能性はありますか？

自律神経の調整や腸の機能改善に効果的なアプローチが可能です。特に背骨の調整により神経系の働きを正常化し、症状改善が期待できます。

下痢で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと病院で異常なしと診断された下痢は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

病院で異常なしと診断された下痢は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。