アキレス腱炎

アキレス腱炎とは

アキレス腱炎は、腓腹筋とヒラメ筋などのふくらはぎの筋肉から、踵骨へとつながるアキレス腱に炎症が起きる症状です。アキレス腱は人体最大の腱であり、歩行やジャンプなどの動作で大きな負荷がかかります。

アキレス腱炎には急性と慢性の二種類があります。急性は突然の強い負荷によって発症し、慢性は長期間にわたる繰り返しの負担によって徐々に進行します。

症状として、アキレス腱周辺の痛みや腫れ、熱感、動かしにくさなどが現れます。特に朝起きた直後や長時間の安静後に痛みが強くなる特徴があります。

スポーツによる発症が多く、特に地面を蹴りつま先を伸ばす動きを繰り返すスポーツで発症リスクが高くなります。また、急に運動を始めた方や、筋肉の柔軟性が低い方、合わない靴を使用している方にも起き、男女年齢問わず発症します。

アキレス腱炎を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期は運動時のみ痛みを感じていたのが、やがて日常生活の歩行でも痛みを感じるようになります。

慢性化すると、アキレス腱の組織が変性し、弾力性が失われていきます。これにより腱の強度が低下し、小さな負荷でも断裂するリスクが高まります。アキレス腱断裂は歩行が困難になる重篤な怪我です。断裂した場合は手術が必要になることもあり、回復には数ヶ月を要します。

痛みをかばうことで歩き方が変わり、足首や膝、腰など他の部位に負担がかかって新たな痛みを引き起こすこともあります。さらに運動不足から体力低下や体重増加を招き、生活の質が著しく低下することも考えられます。

動かせないほどの痛みがなく自然に治ると思っていた足首の痛みが、大きな症状に変わることは珍しくありません。小さな違和感でも、早めのケアが必要になります。

アキレス腱炎の原因

2005年に治療家になって以来、アキレス腱炎でお困りの方を数多く施術してきました。少し痛みで放置していた結果、歩行や曲げ伸ばしが困難になった方もいます。治療をしても改善しないため、諦めかけている人もいました。このアキレス腱炎はなぜ改善しないのでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、アキレス腱炎の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

アキレス腱炎の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

アキレス腱炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、アキレス腱の微小損傷や炎症、周辺筋肉の緊張などが発生し、痛みが生じます。アキレス腱炎の多くが単にアキレス腱やふくらはぎの問題ではなく、背骨や骨盤、姿勢の乱れや筋肉のバランスの崩れも原因となっています。

そのため、患部に電気をかけたり湿布を貼ったり、単に筋肉をほぐしたり関節を動かしたりするだけでは、根本的な改善はできません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。アキレス腱炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

アキレス腱炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

物理療法

超音波治療や低出力レーザー治療などで、炎症を抑え治癒を促進します。

施術中や直後は楽になることもありますが、対症療法になるため効果の持続時間が短いです。また、根本的なアキレス腱やふくらはぎの筋肉の問題が解決されなければ、症状は繰り返し現れます

装具療法

足首の動きを制限するサポーターや、かかとを高くするヒールカップなどを使用します。

必要以上に長期間固定すると、筋力低下や関節の拘縮を引き起こす可能性があります。また、固定中は日常生活に制限が生じます。装具に依存すると筋力低下を招くことがあります。また、装具を外すと再び症状が現れることが多く、根本的な解決にはなりません。

運動療法

アキレス腱やふくらはぎの柔軟性を高めるためのストレッチ方法を指導します。

正しい方法で継続しなければ効果が出にくく、間違った方法では症状を悪化させる可能性もあります。また、すでに痛みが強い状態では実施が困難な場合もあります。

アキレス腱炎を改善するために

まずはあなたのアキレス腱炎の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、アキレス腱炎の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

繰り返すアキレス腱炎の痛みに悩んでいる方、安静や経過観察以外の方法を探している方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

アキレス腱炎のQ＆A

アキレス腱炎は自然に治りますか？

初期段階であれば、ストレッチや安静、生活習慣の見直しによって症状が軽減することもあります。しかし、多くの場合は適切な治療を受けないと慢性化し、症状が長引きます。特に繰り返し発症している場合は、根本的な原因が解決されていない可能性があります。根本的な原因が身体に残っている場合がほとんどで、疲労の程度や環境によって再発するリスクがあります。

治療中でもスポーツを続けられますか？

症状の程度によります。激しい痛みがある場合は一時的な休息が必要ですが、軽度の場合は適切なケアとサポートがあれば継続できることもあります。当院では一人ひとりの状態や目標に合わせて、スポーツ活動との両立方法をアドバイスします。

再発を防ぐにはどうしたらいいですか？

適切なウォームアップとクールダウン、正しい靴の選択、足のアーチをサポートするインソールの使用、定期的なストレッチなどが効果的です。また、急激な運動量の増加を避け、徐々に強度を上げていくことも重要です。当院では症状改善後も再発防止のためのセルフケア方法を詳しくお伝えします。

施術によってどのように改善しますか？

当院では、アキレス腱の状態だけでなく、全身のバランスや姿勢も含めた総合的な評価を行い、一人ひとりに合った治療計画を立てています。まず初めに、詳細な検査によって症状の原因を特定します。アキレス腱炎の場合ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性、足のアーチの状態や歩き方のクセ、さらには姿勢のバランスもみていきます。アキレス腱炎が様々な要因が関係していることが多く、これらを正確に把握することで、効果的な治療が可能になります。

アキレス腱炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとアキレス腱炎は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

アキレス腱炎は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。