逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃の中の胃酸や消化物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を引き起こす病気です。

本来、食道と胃の間には下部食道括約筋と呼ばれる筋肉があり、胃の内容物が食道へ逆流するのを防いでいます。しかし、この筋肉の働きが弱まったり、胃酸が過剰に分泌されたりすると、胃の内容物が食道へ上がってしまいます。

胃の中では胃酸から胃自身を守る粘膜がありますが、食道にはそのような防御機能がありません。そのため、胃酸が食道に触れると強い炎症が起き、胸やけや胸の痛み、喉の違和感などの不快な症状が現れます。

日本では近年、食生活の欧米化や高齢化に伴い患者数が増加しており、現在では成人の約10～15%が症状を抱えていると言われています。

特に20～30代の若い世代に多く、女性は男性の約1.5倍の発症率とされています。症状の程度は人によって異なり、軽度の不快感から日常生活に支障をきたすほどの強い痛みまで様々です。

逆流性食道炎を放置すると、単なる不快感だけでなく、様々な合併症を引き起こす可能性があります。慢性的な胸やけや胸の痛みにより、食事を楽しむことができなくなり、食欲不振や体重減少につながります。

また、夜間の胸やけにより睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足や疲労感を引き起こします。これにより日中のパフォーマンスが低下し、仕事や学校生活に支障をきたす場合もあります。

さらに、長期間にわたって胃酸が食道に触れ続けると、食道の粘膜が傷つき、出血や潰瘍を引き起こす可能性があります。重症化すると食道狭窄と呼ばれる状態になると、食べ物を飲み込みにくくなります。

最も深刻な合併症として、バレット食道と呼ばれる前がん状態や、まれに食道がんを発症するリスクも高まります。また、胃酸が喉や気管にまで逆流すると、慢性的な咳や喘息の様な症状、声のかすれなどの症状を引き起こすこともあります。

逆流性食道炎の原因

2005年に治療家になって以来、逆流性食道炎でお困りの方を数多く施術してきました。定期的に行なう胃カメラや内視鏡の発展から胃の検査する人の割合が増え、逆流性食道炎の発見されることが増えています。

年々、患者さんの来院数が増えているのは確実です。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、逆流性食道炎の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

逆流性食道炎の原因として次のものが挙げられます。

逆流性食道炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋肉の緊張や背骨の歪み、自律神経の乱れが形成されます。

特に注目すべきは姿勢と自律神経の関係です。デスクワークやスマホ操作などで長時間前かがみの姿勢を続けると、腹部が圧迫され胃の内容物が食道に逆流しやすくなります。また、背骨の歪みは自律神経の働きに影響し、胃酸の分泌量を増加させることがあります。

自律神経のバランスが崩れると、胃腸の動きが乱れ、食道括約筋の機能も低下します。ストレスを感じると交感神経が優位になり、胃酸の分泌が増えて症状を悪化させます。

当院では身体全体を見て根本原因を探し出し、施術して症状の改善を図ります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。逆流性食道炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

逆流性食道炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状を一時的に抑えることはできますが、根本的な原因解決にはなりません。

長期服用による副作用のリスクもあり、薬を止めると症状が再発することが多いです。また、胃酸を抑えることで消化機能が低下し、栄養吸収に影響が出る可能性もあります。

生活習慣の改善指導

生活習慣の見直しを行うことで、内臓機能や自律神経のバランスを徐々に回復させることを目指します。

効果的ではありますが、実践が難しく継続するのに時間と根気が必要です。仕事や家庭の事情で食事時間や内容を変えられない場合も多く、ストレスが増えてかえって症状を悪化させることもあります。また、改善効果が現れるまでに時間がかかります。

手術療法

症状の原因部位を取り除くために行います。

手術により正常な器官にも負荷がかかり、合併症のリスクがあります。また、手術後も生活習慣の改善が必要であり、すべての患者に適応があるわけではありません。費用も高額になる場合があり、回復期間中は日常生活に制限がかかります。

逆流性食道炎を改善するために

まずはあなたの逆流性食道炎の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、自律神経失調症の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体や鍼灸で効果がなかった方も、決して諦めずに当院にご相談ください。

逆流性食道炎のQ＆A

逆流性食道炎は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少なく、生活習慣の改善やストレス管理など適切な対処が必要です。容易ではありませんが、原因となるストレス要因を取り除き、自律神経のバランスを整える努力を続けることで症状の悪化を食い止めることは期待できます。

逆流性食道炎の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、アルコールの大量摂取、不規則な生活、過度なストレス環境への暴露、睡眠不足、長時間のデジタル機器使用などは危険です。これらは自律神経のバランスをさらに崩す原因となります。

ストレスと関係はありますか？

ストレスは逆流性食道炎の大きな誘因となります。ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れ、胃酸の分泌が増加し、食道括約筋の機能も低下します。

逆流性食道炎の症状はなぜ変化するのですか？

自律神経は天候や生活環境やストレス、体調など様々な要因の影響を受けるため、症状が日によって変化します。当院では、その時々の状態に合わせた施術を行い、変化する症状にも柔軟に対応しています。症状の真の原因を解明し、その人に適切な施術を行って根本的な改善を目指します。

どんな食事が良いですか？

個人によって刺激となる食品は異なりますが、一般的には脂っこい食事、カフェイン、アルコール、炭酸飲料、刺激物を控え、食物繊維をバランスよく摂取することが推奨されます。また、規則正しい食事時間も自律神経のリズムを整えるのに重要です。ビタミンB群やカルシウムを含む食品は神経機能の維持に役立ちます。当院では施術と併せて、血液検査データから栄養状態を確認し、患者さんに合った食事アドバイスも行っています。

施術でどのように改善するのですか？

当院の施術では、背骨の歪みを矯正して神経の伝達を正常化させます。これにより自律神経のバランスが整い、胃酸の分泌が正常化し、食道括約筋の機能も改善します。また、腹部の筋肉や筋膜の緊張を緩和することで、腹圧を軽減し、胃酸の逆流を防ぎます。胃の筋肉を直接施術し、機能の回復をさせるケースもあります。

逆流性食道炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと逆流性食道炎は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

逆流性食道炎は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。