肘の痛み

肘の痛みとは

肘の痛みとは、肘関節とその周辺に生じる不快感や痛みのことです。肘関節は上腕骨と前腕の尺骨・橈骨が複雑に連結した構造になっており、日常生活のあらゆる動作で使用する重要な関節です。

肘の痛みは、スポーツや仕事、家事などの繰り返し動作によって起こることが多く、特にテニス肘やゴルフ肘と呼ばれる状態は、同じ動作で肘に繰り返し負荷がかかることで発症します。

物を持つだけでなく、食事や家事、デスクワークなど多くの動きに関わる肘関節の痛みは、早期の改善が必要となります。痛みの場所や性質によって原因が違うため、適切な対処が必要です。

スポーツによる肘の痛みから日常生活の負荷によって起きる肘の痛みなど、年齢を問わず発症しますが、特に中高年に多く見られます。痛みの程度や性質は人によって違い、鈍い痛みからズキズキとした強い痛みまで様々です。また、特定の部位だけの痛みもあれば、肘全体に広がる痛みもあります。

変形性肘関節症や上腕骨内側上顆炎、上腕骨外側上顆炎、肘部管症候群などの診断名がつく場合もありますが、レントゲンで異常が見つからないこともあります。

初めは動作時のみの痛みが、安静時にも痛みを感じるようになります。慢性化すると、痛みの範囲が広がり、肘だけでなく前腕全体や手首、さらには肩にまで影響が及ぶことも少なくありません。食事をする、歯を磨く、髪を整えるといった動作も困難になり、生活の質が大きく低下します。

また、痛みをかばうために不自然な姿勢や動作を続けることで、肩こりや首の痛み、さらには腰痛などの二次的な症状を引き起こすリスクも高まります。特に仕事でパソコンを使用する方は、作業効率や集中力の低下にも繋がります。

さらに深刻なケースでは、腱の断裂や関節の変形など、手術が必要になる状態に進行することもあります。適切な処置を行うタイミングを逃すと、大きな問題に発展する恐れがあり注意が必要です。

肘の痛みの原因

2005年に治療家になって以来、肘の痛みでお困りの方を数多く施術してきました。少し痛みで放置していた結果、曲げ伸ばしが全く出来なくなった方もいます。治療をしても改善しないため、諦めかけている人もいました。この肘の痛みはなぜ改善しないのでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、肘の痛みの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

肘の痛みの主な原因として、以下のようなことが考えられます。

肘の痛みはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

これらの原因が引き金となり、肘関節の可動域減少や周辺筋肉の緊張や腱の炎症、神経の圧迫が起きます。肘の痛みの多くが単に肘だけの問題ではなく、肩や首、背中の姿勢の乱れや筋肉のバランスの崩れが根本原因となっていることです。

そのため、患部に電気をかけたり湿布を貼ったり、単に筋肉をほぐしたり関節を動かしたりするだけでは、根本的な改善はできません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。肘の痛みでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

ステロイド注射

即効性はありますが、効果は一時的です。

繰り返し注射することで腱の弱体化や組織の変性を引き起こす可能性があります。また、注射自体の痛みや感染リスクもあります。

物理療法

一時的に症状が緩和するケースはあります。

肘の痛みの原因は筋肉の問題や炎症の問題だけでなく複合した原因があるため、症状がすぐに再発するケースが多くあります。炎症のある肘の痛みの場合、温罨法により炎症が強まり症状が悪化してしまう恐れもあります。

装具療法

肘関節の安定が期待できます。

装着中は症状が緩和されても、外すと再び痛みが出ることが多く、筋力低下を招くこともあります。また、日常生活での動作制限や見た目の問題から継続使用が難しいケースもあります。

肘の痛みを改善するために

まずはあなたの肘の痛みの原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、肘の痛みの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

肘の痛みのQ＆A

肘の痛みは安静にしていれば自然に治りますか？

軽度の場合は安静により症状が改善することもありますが、多くの場合、原因となる動作を避けても完全に治ることはありません。なぜなら、肘の痛みは単に使いすぎだけでなく、姿勢の悪さや筋肉のバランスの崩れが根本原因となっていることが多いからです。また、長期間の安静は筋力低下を招き、かえって症状を悪化させることもあります。適切な検査と施術を受けることで、より早く確実に改善することができます。

テニス肘やゴルフ肘はスポーツをしていなくても発症しますか？

はい、発症します。テニス肘やゴルフ肘という名称はスポーツに由来していますが、実際には同じ動作の繰り返しで誰でも発症する可能性があります。パソコン作業、スマートフォンの長時間使用、料理、園芸、楽器演奏など、日常生活のさまざまな動作で発症することがあります。特にデスクワークが多い方や、細かい手作業を繰り返す職業の方は注意が必要です。

肘の痛みがある時でもスポーツや仕事は続けられますか？

痛みの程度や原因によります。激しい痛みがある場合は、一時的に負担の大きい動作を控えることをお勧めします。しかし、完全に活動を止める必要はなく、痛みを悪化させない範囲での活動は可能です。当院では、症状に合わせた動作の指導や、テーピング・サポーターの使用法など、活動を続けながら改善するためのアドバイスも提供しています。早期に適切な対処をすることで、長期間の休止を避けることができます。

施術でどのように改善するのですか？

当院の施術では、患部である肘周辺の関節、筋肉、腱、靭帯、筋膜、皮膚など全ての周辺組織の状態を見ます。さらに姿勢、背骨や骨盤、腕神経、血管まで、あらゆる部位にアプローチします。これにより痛みの軽減と関節機能の回復を目指し、神経の伝達や血流を改善します。施術は痛みを伴わない優しい刺激で行われ、個々の症状に合わせて調整していきます。

肘の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと肘の痛みは非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

肘の痛みは早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。