ばね指

ばね指とは

ばね指とは、指を曲げる腱と、その腱が通る腱鞘という管状の組織に炎症が起こることで、指の動きがスムーズでなくなる病気です。

指を曲げた後に伸ばそうとすると、ばねのようにカクンと跳ねるように動くことが名前の由来で、正式には「弾発指」と呼ばれ、指の付け根部分に痛みや腫れが生じるのが特徴です。

特に50歳以上の女性に多く発症し、更年期女性では約5-10%の方が経験するとの報告もあります。手を使う頻度の高い、事務仕事でも発症します。手指の正常な動きが阻害されることで、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

ばね指を放置すると、初期の軽い痛みや違和感から徐々に症状が進行し、指が完全に動かなくなる可能性があります。

最悪の場合、指が曲がったまま固まってしまい、日常生活での基本的な動作である「つかむ」「握る」「持ち上げる」といった動作が困難になります。

また、慢性的な炎症により腱や腱鞘の組織が硬くなり、手術が必要になるケースも増加します。痛みをかばうことで他の指や手首、肩にまで負担がかかり、新たな症状を引き起こすリスクも高まります。

初めは少しの動きの不具合から始まりますが、ある日突然悪化する可能性もある為、早期の対応が重要な症状です。

ばね指の原因

2005年に治療家になって以来、ばね指でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、注射が効かず、薬を飲んでも根本的な解決が出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、ばね指の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

ばね指の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

ばね指はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腱と腱鞘の間に摩擦や炎症が生じ、指の滑らかな動きが阻害されます。更に、指先への血流が不足することで細胞の再生や新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を発生させます。

それの原因は人によって違い、単に患部を安静にしたり薬で炎症を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。ばね指でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ばね指への対応として、次のようなものが一般的です。

局所安静・固定療法

長期間の固定により関節の可動域が制限され、筋力低下や血流悪化を招く可能性があります。日常生活に大きな制約が生じ、根本的な解決にはならず症状の進行を遅らせるだけに留まることが多いです。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

ステロイド注射

頻回の使用により感染症リスクや腱断裂の可能性があり、効果は一時的で再発することも多くあります。副作用への懸念から治療を躊躇される患者さんも少なくありません。

手術療法

手術そのものによって神経が傷つくリスクがあり、それによって別の痛みが発生します。また、手術が成功しても症状が完全に改善しない可能性もあります。

入院や手術後の経過観察を含め長期間、仕事や学校などを休む必要があります。手術後の部位を庇うために別の部位に負担がかかったり、患部の筋力低下によって日常生活の復帰に時間がかかります。

ばね指を改善するために

まずはあなたのばね指の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、ばね指の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

ばね指のQ＆A

ばね指は自然に治りますか？

軽度であれば安静により痛みが緩和するケースもありますが、適切なケアを行わないとも再発と突然の重症化をする可能性があります。症状の原因が残ったままで、患部をかばうような生活をし続けることで、突然重症化して再発症する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です。

ばね指の人がやってはいけないことは？

指を無理に動かしたり、痛みを我慢して手を酷使することは避けるべきです。また、患部を強くマッサージすることも炎症を悪化させる可能性があります。適切な使い方を心がけることが大切です。

ばね指と腱鞘炎の違いは何ですか？

腱鞘炎は腱と腱鞘の炎症全般を指し、ばね指は腱鞘炎が進行してばね現象が起こる状態を指します。ばね指は腱鞘炎の一種と考えられ、より症状が進行した状態です。

ばね指は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、関節の構造や体質的な要因により家族内で発症しやすい傾向がある場合があります。生活習慣や手の使い方の影響も大きく関係しています。

ばね指の予防法はありますか？

手指の適度な休息、ストレッチ、温めることによる血流改善、過度な使用を避けることが予防に効果的です。日常的なケアと正しい手の使い方を身につけることが大切です。

ばね指は完治しますか？

適切な治療により完治は可能ですが、原因となる生活習慣を改善しなければ再発する可能性があります。根本的な改善と予防対策の両方が重要になります。当院ではばね指を完治させるために、科学的な検査による原因の解明を行い、根本的な改善を行います。さらに、指の使い方やストレッチ方法を伝え、再発防止も行います。

ばね指で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとばね指は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

ばね指は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。