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【起立性調節障害】薬では変化がなかった症状が改善
だるさで朝起きれなくなり、小児科で起立性調節障害で診断された男性(10代/小学生)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
朝起きれず、だるさと疲れが続く生活が半年続く。小児科では起立性調節障害と診断を受け薬を飲むが改善なし。鍼治療もしているがその効果も感じられず、不調が続いている。
頭痛や腹痛が起きることもあり、遅刻をして学校に行ったり、休むことも増えてきている。
来院に至るまでの経緯
元々疲れやすい体質ではあったが、朝起きれないことはなかった。起立性調節障害の原因がよくわからないため、親子共に困っている
薬を飲み続けることへの不安や中学校進学までの期間が迫っていることもあり、根本的な体質の改善もしたいと考えている。
起立性調節障害に対応している院をネットで探しHPを見つけ、市外から来院に至る。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 姿勢分析より、前方頭位と骨盤後傾位
- 第1頚椎左側方変位
- 第2頚椎-第5頚椎、後方変位及び左回旋変位
- 第3胸椎-第9胸椎、後方変位
- 胸郭可動域制限
- 僧帽筋、肩甲挙筋の緊張
- 脊柱起立筋群の緊張
- 肝臓疲労状態
- 交感神経優位状態
検査結果の分析により、頚椎・胸椎の可動域減少、頚部筋肉の緊張から起きる自律神経不調と判断。
施術内容と経過
頚部・胸部の脊椎関節の可動域低下と肝臓の平滑筋の緊張が強い為、自律神経の施術を行った。

起立性調節障害には自律神経の働きと血流が大きく関係している。この2つの働きによって内臓は正常に活動するが、筋肉の緊張や背骨・骨格の変位による可動域減少によって、この自律神経の流れと血流が悪くなることで、現在の症状が発生する。
自律神経には交感神経と副交感神経がある。本来、自律神経は1日の中で緩やかに切り替わるが、このが2つの問題があると神経が刺激され、その働きに誤作動が起きやすくなる。
だるさや頭痛などに関係する神経は頭・首・肩に分布され、疲れやすさに関係するのは背中に、お腹の不調に関係するのは腰部・骨盤部にそれぞれ繋がっている。
それぞれの部位に強い筋肉の緊張や背骨の歪みがあると、神経・血管の流れが悪くなり、臓器に正常な命令が出来ず、様々な症状が発生するようになる。

日々の生活によって身体へ負担があっても、柔軟な身体であれば蓄積はあまりされないが、緊張や歪みがあると、負担はその部位に蓄積される。それにより、症状が出やすい状態になっている。
内臓は肋骨と背骨の中に収まっている。各部に繋がる神経・血管は首・肩の周辺の背骨の間を通り、筋肉の中を通っている。身体の歪みや筋肉の緊張は内臓の正常な動きを制限させる。内臓そのものの筋肉が硬くなると、それも正常な働きを妨げてしまうため、それも症状を発生させる。
また、筋肉の緊張は交感神経を優位に働かせる。その結果身体はいつも緊張、興奮しやすい体質になり、疲れがたまりやすくなる。少しの刺激でも身体が強く反応するため、あらゆるタイミングで不調の予兆のようなものが発生していると考えられる。
自律神経や血液の流れを阻害している背骨の関節や筋肉の緊張を取り除き、内臓が正常に働くようにする。現在の姿勢や身体の問題によって内臓そのものが硬くなっているため、内臓そのものを動かすような施術も同時に行い、神経と内臓それぞれにアプローチすることで改善を早める。

- 初回〜8回目/週2回ペース
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初回の検査で見つかった、頚部・胸部脊椎関節の可動域減少による圧痛や自覚症状を基準として、施術毎に変化と反応を見た。
2回、3回と施術回数が増えて行くに連れて、朝起きる時間が早くなった、施術の後は家で元気だったと、自覚症状に変化が見られた。天気によって調子の波はあり、症状が残っているが、短期間で変化があったことで、本人と家族の気持ちが前向きになっていった。
- 9回目〜20回目/週1回ペース
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夏休みに入り生活リズムの変化があったが、大きな不調が出ることはなく緩やかに改善が進んでいる。
何もない日でも朝の決まった時間に自力で起きれるようにもなり、宿題を通して学業への集中力も回復していった。
姿勢と身体の不調の関連に興味を持ち、自分でもストレッチや運動法をどんどん試したいと積極性の向上も見られた。
- 21回目〜26回目/月2回ペース
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月に1回、不調があるかないかという状態になり。症状はほとんどなくなった。
中学校に入学した後の部活の選択の話など、未来が元気に過ごせている想定の会話も増えた。体力と精神力共に強化されていく様子が、保護者にも明らかに伝わるようになり、大きな安心が得られたように見える。
- 27回目〜現在
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部活や勉強の忙しさにより、元気がなくなった時に来院する形で体調が安定している。
大きな不調を自身で体験した結果、不調が起きる前兆を察知できるようになった。身を守る術としてセルフケアを実践しつつ、それで問題が解決しない場合にあh来院し症状を取り除くという、体調のコントロールができるサイクルも身につけられている。
以下ご本人のメッセージ
息子が小学5年生の頃、体調不良が続き小児科でお薬をもらって飲んでいましたが、パッと良くならず…たまたま目にしたホームページの自律神経・起立性調節障害という言葉を頼りに通ってみました。
息子には合っていたようで、施術後は顔色も良く、体調不良も減りました。
小学生の頃は結構通い、中学生の頃にはメンテナンス程度に、高校2年生の今では季節の変わり目や体調が微妙の時にカイロ行っとこう!!と、今でもお世話になってます。
院長からのコメント
いつもご来院ありがとうございます。また貴重な感想と高評価をしていただき、ありがとうございます。
自律神経の問題や起立性調節障害でお悩みのご家族の方は、ネットで調べても病院で話を聞いても、なんだか原因がピンとこなかった。わかったようでよくわからないし、結局どうすればよくなるの?と、このような話をされる方がとても多いです。
起立性調節障害で薬を飲むことは症状の緩和や一時的な症状改善にはなる場合はありますが、起立性調節障害が起きる原因を取り除くまでには至りません。
湘南カイロは、どんな症状でもまず可能な限りの詳細な問診で症状の度合いや頻度やタイミングを確認し、症状発生のメカニズムをお伝えします。そこから、様々な検査でそのメカニズムに沿った原因があるかを判明させ、問題点を共有しながら施術を進めていきます。
この施術は何の為に行い、どういう効果があるかと共有して施術を進めて行くことで、施術を受ける本人はもちろんご家族の方にも安心していただけるよう心がけています。
会うたびに元気になり、大きく健やかに成長する姿を見れることは、スタッフ一同とても嬉しく感じております。これからも元気に過ごせるように施術をしていきますので、いつでもご連絡ください。またのご来院をお待ちしております。
起立性調節障害でお悩みなら…
起立性調節障害について解説しているこちらのページもお読みください。


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根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。ご予約時には「キャンペーンを見て……。」と、ご連絡ください。