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赤ちゃんの向き癖、専門家が教える対処法

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こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。赤ちゃんがいつも同じ方向ばかりを向いて寝ていて、頭の形が歪んできているのを見て、今すぐ何とかしなければと焦っている方も多いのではないでしょうか。色々調べてみても情報が多すぎて、結局何から始めればいいか分からないという声をよく聞きます。

当院には赤ちゃんの向き癖で悩んで来院される方がたくさんいらっしゃいますが、多くの方が具体的にどう対処すればよいか分からず困っていらっしゃいます。今日は向き癖に対する効果的で実践しやすい対処法について、優先順位をつけながら詳しくお話ししていきますね。

院長:高木

対処法の優先順位を理解して、効果的に向き癖を改善していきましょう

目次

まず最初に取り組むべき環境調整

向き癖の対処法として、まず最初に取り組んでほしいのが環境の調整です。これは特別な道具も必要なく、赤ちゃんに負担をかけることもないため、今日からすぐに始められる方法です。

赤ちゃんは明るい方向や音がする方向、人がいる方向を自然と見ようとします。この習性を利用して、ベッドの向きを数日おきに180度回転させてみましょう。例えば赤ちゃんがいつも右側を向いているなら、ベッドを回転させることで、今まで右側にあった窓や照明が左側に移動します。すると赤ちゃんは自然と左側を向く時間が増えていくのです。

おもちゃとモビールの配置を工夫する

ベッドの上に吊るすモビールは、真ん中ではなく向き癖とは反対側に配置してみましょう。赤ちゃんの興味を引くカラフルなおもちゃも、向いてほしい方向に置くことで、自然とそちらを見ようとする時間が増えます。音が鳴るおもちゃは特に赤ちゃんの注意を引きやすいため、効果的に使えます。

家族がいる方向も影響します。リビングで寝かせる場合、お母さんやお父さんがいる方向、テレビがある方向などを意識して、向き癖とは反対側に配置するとよいでしょう。赤ちゃんは家族の声や動きに興味を持つため、この環境調整はとても効果的です。

抱っこと授乳で左右のバランスを整える

環境調整と並行して取り組んでほしいのが、抱っこと授乳の工夫です。お母さんやお父さんには利き腕があるため、無意識のうちに同じ側で抱っこをしたり、同じ向きで授乳をしたりしがちです。

授乳のときは、右のおっぱいと左のおっぱいを意識的に交互にあげるようにしましょう。ミルクの場合も、抱く腕を毎回変えることが重要です。最初は慣れない向きで抱くことに違和感があるかもしれませんが、続けていくうちに自然にできるようになります。一日に何度も行う授乳だからこそ、この左右バランスを意識するだけで大きな効果が期待できます。

抱っこのバリエーションを増やす

縦抱きばかりではなく、横抱きも取り入れてみましょう。また、抱く腕を意識的に変えることも重要です。お父さんや祖父母にも協力してもらい、いろいろな人にいろいろな向きで抱っこしてもらうことで、赤ちゃんの首や体幹の筋肉がバランスよく発達していきます。起きている時間の姿勢を工夫することで、寝ているときの向き癖改善にもつながります

タミータイムで首の筋肉を鍛える

タミータイムとは、赤ちゃんが起きているときにうつぶせの姿勢で遊ばせることです。これは向き癖の対処法として非常に効果的で、多くの専門家が推奨している方法です。うつぶせになることで、後頭部への圧力がなくなり、首や背中の筋肉を鍛えることができます。

タミータイムの正しい実践方法

新生児期から始めることができ、最初は1日に数回、1分から2分程度から始めます。赤ちゃんが慣れてきたら、徐々に時間を延ばして1回10分から15分程度まで増やしていきましょう。タミータイムは必ず赤ちゃんが起きている時間に、大人が見守りながら行うことが絶対条件です。

実践する場所は、必ず固い床の上にします。柔らかいソファやクッション、ベッドの上では絶対に行わないでください。窒息の危険があります。床にプレイマットや清潔なタオルを敷いて、その上で行うのが安全です。赤ちゃんの目の前におもちゃを置いて興味を引くと、自然と頭を持ち上げようとして首の筋肉が鍛えられます。

赤ちゃんが嫌がる場合の工夫

タミータイムを嫌がる赤ちゃんもいます。その場合は無理をせず、短い時間から始めて少しずつ慣れさせていきましょう。お母さんやお父さんが床に寝転んで赤ちゃんと同じ目線になり、話しかけたり歌を歌ったりすると、赤ちゃんもリラックスして楽しんでくれます。授乳後すぐは吐き戻しの可能性があるため、授乳から30分以上あけて行うようにしましょう。

タオルを使った体位変換の方法

環境調整、抱っこの工夫、タミータイムを実践した上で、さらに効果を高めたい場合は、タオルを使った体位変換を取り入れてみましょう。これは寝ているときの頭の向きを、物理的にサポートする方法です。

バスタオルの使い方

例えば赤ちゃんがいつも右側を向いてしまう場合、左側を向かせたいですよね。バスタオルを縦に細長く丸めて、赤ちゃんの右側の背中の下に沿わせるように置きます。体全体を少し左側に傾けることで、赤ちゃんが自然と左側を向きやすくなります。背中が3分の2程度浮いた状態が理想的です。

このとき注意したいのが、背中の角度です。背中を浮かせすぎるとうつぶせに倒れてしまう危険があるため、適切な角度を保つことが大切です。また、赤ちゃんが動いて顔にタオルがかかってしまわないよう、必ず大人の目が届く範囲で行うことが重要です。夜間の睡眠時には使用しないことをおすすめします。

体位変換の頻度とタイミング

理想的には2時間を目安に赤ちゃんの向きを変えてあげるとよいと言われています。ただし、赤ちゃんが嫌がる場合は無理をせず、2時間を待たずに姿勢を変えても構いません。授乳やオムツ替えのタイミングで意識的に向きを変えてあげるだけでも十分効果があります。

月齢別の対処法のポイント

赤ちゃんの発達段階によって、効果的な対処法は少しずつ変わってきます。月齢に合わせたアプローチをすることで、より効果的に向き癖を改善できます。

生後0ヶ月から2ヶ月の時期

この時期はまだ自力で動くことが少なく、仰向けに寝ているだけの状態です。環境の工夫が最も効果的な対処法になります。ベッドの向きをこまめに変える、明るい方向を調整する、授乳や抱っこの向きを意識するといった基本的な工夫を徹底しましょう。タミータイムは短時間から慎重に始めることが大切です。

生後2ヶ月から4ヶ月の時期

首がすわり始め、自分で頭を動かせるようになってくる時期です。タミータイムを積極的に取り入れて、首の筋肉を鍛えていきましょう。この時期は頭蓋骨が最も柔らかく変形しやすいため、集中的に対処することが重要です。おもちゃや音で気を引きながら、自然と色々な方向を向くように促していきます。

生後4ヶ月以降の時期

寝返りができるようになり、自分で頭の向きを変えられるようになってきます。この時期になると対処の効果は薄れてきますが、それでも環境の工夫や抱っこの仕方を意識することは大切です。すでに向き癖が強い場合は、自然改善を待つのではなく、専門家に相談することをおすすめします。

対処法を実践する上での注意点

ここまで様々な対処法をお話ししてきましたが、実践する上でいくつか注意してほしいことがあります。まず、赤ちゃんが嫌がって泣いてしまうほど無理に向きを変えることはおすすめしません。ストレスを感じると逆効果になることがあります。

また、すべての対処法を完璧にやろうとする必要はありません。できることから始めて、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。お母さんが疲れてしまっては元も子もありませんから、家族に協力してもらいながら、負担にならない範囲で取り組んでいきましょう。

医療機関を受診すべき場合

自宅での対処法を2週間から1ヶ月程度試しても改善が見られない場合や、次のような症状がある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。頭部の一部分に平坦な場所がある、耳の高さや眉毛の高さに左右差がある、首にしこりがある、片方の足が外側に開かず立膝になっているといった状態に当てはまる場合は、筋性斜頸や股関節脱臼などの病気が隠れている可能性があります。

当院での向き癖へのアプローチ

当院では、これまでお話ししてきた対処法のアドバイスだけでなく、赤ちゃんの身体そのものにアプローチする施術を行っています。向き癖の原因は表面的な筋肉の緊張だけでなく、頚椎や胸椎、骨盤の変位、筋膜の緊張など、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。

当院では独自の検査で向き癖の真の原因を特定し、3グラム程度の非常にソフトな刺激で施術を行います。検査で見つかった問題箇所に対して矯正していくことで、赤ちゃん本来の自由な動きができるようになっていきます。赤ちゃんが泣くこともほとんどなく、リラックスした状態で施術を受けることができます。

施術と家庭でのケアの組み合わせ

当院では、施術だけでなく、ご家族の負担にならず、すぐに実践できるセルフケアや生活習慣のアドバイスもさせていただいています。寝かせる位置の工夫、抱っこの仕方のバリエーション、うつぶせ遊びの取り入れ方など、一人一人の赤ちゃんの状態に合わせた具体的な方法をお伝えします。施術と家庭でのケアを組み合わせることで、より早く、より確実に向き癖の改善が期待できます。

対処法は継続することが何より大切

向き癖の対処法は、一度やっただけで劇的に改善するものではありません。毎日コツコツと続けることで、少しずつ赤ちゃんの向き癖が改善されていきます。2週間、1ヶ月と続けていくうちに、左右どちらにも向けるようになったり、頭の形が整ってきたりという変化が見られるはずです。

焦らず、でも早めの対処を心がけましょう。頭蓋骨が柔らかい生後4ヶ月頃までが対応のゴールデンタイムと言われています。この時期を過ぎると改善に時間がかかるようになるため、気づいたら早めに対策を始めることが大切です。

対処法は、環境の調整、抱っこと授乳の工夫、タミータイム、タオルを使った体位変換という順番で優先度が高くなります。できることから始めて、無理なく続けていきましょう。

もし自宅での対処法だけでは改善が見られない場合や、どうしたらよいか分からず不安な場合は、一人で悩まずにいつでもご相談ください。赤ちゃんの健やかな成長のために、一緒に最適な方法を見つけていきましょう。向き癖は適切な対処をすれば改善できる症状です。お母さんの不安を少しでも軽くして、安心して子育てができるよう、全力でサポートさせていただきます。


院長:高木

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