
院長:高木お気軽にご相談ください!
湘南カイロ平塚整体院の高木です。お子さん踵の痛みがだいぶ落ち着いてきて、そろそろ練習に戻れるかなと考えていらっしゃいますか?
でも「いつから復帰させていいのか」「いきなり全力で練習させて大丈夫なのか」「また痛くなったらどうしよう」と不安も大きいですよね。シーバー病からのスポーツ復帰は、適切なタイミングと段階的なプロセスが何より重要です。
復帰を急ぎすぎて再発させてしまい、さらに長期間スポーツから離れることになってしまったケースを数多く見てきました。今回は安全に、そして確実にスポーツ復帰を成功させるための具体的な方法について、詳しくお伝えしていきます。




復帰は焦らず段階を踏むことが成功の鍵。一緒に安全な道筋を考えていきましょう
痛みが軽くなってきたからといって、すぐに復帰してよいわけではありません。復帰のタイミングを見極めるには、いくつかの明確な判断基準があります。
これらの基準をクリアしていない段階で復帰すると、高い確率で再発してしまいます。早く運動をさせてあげたい気持ちは分かりますが、ここは慎重に判断してください。
歩く時、階段を上り下りする時、朝起きた時の一歩目。これらの動作で全く痛みを感じなくなっていることが最低条件です。「少し違和感がある程度」というのは、まだ復帰には早いというサインです。日常生活で痛みがない状態が最低でも1週間以上続いていることを確認してください。
片足でつま先立ちをして、10回連続で上下動できるかチェックしてください。この動作で痛みが出たり、不安定になったりする場合は、まだかかとに負荷をかける準備ができていません。両足でできても片足でできない場合は、もう少し待つ必要があります。
両足でその場ジャンプを20回連続でできるか試してみてください。着地時に痛みが出ないこと、そして翌日にも痛みが出ないことを確認します。このテストをクリアできれば、次のステップに進む準備が整ったと考えてよいでしょう。
かかとの後ろ側や底部分を押してみて、圧痛がないことも確認してください。表面的な痛みがなくても、深部に炎症が残っていることもあります。軽く押して痛みがあるうちは、まだ完全には回復していないサインです。
復帰の判断基準をクリアしたら、いよいよ段階的な復帰を開始します。ここで最も大切なのは、焦らずに一つひとつのステップを確実にこなしていくことです。
各ステップで痛みが出た場合は、前の段階に戻る勇気も必要になります。以下の5つのステップを、最低でも2週間から4週間かけて進めていってください。
まずは30分程度のウォーキングを行います。普通の速度で歩いて、痛みが全く出ないことを確認してください。これを3日から5日続けて、翌日にも痛みが出ないことが確認できたら次のステップに進みます。簡単そうに思えますが、このステップを飛ばしてはいけません。
ウォーキングで問題がなければ、ゆっくりとしたジョギングを10分程度から始めます。会話ができる程度のペースで十分です。10分できたら15分、20分と徐々に時間を延ばしていきます。この段階を5日から7日続けて、痛みが出ないことを確認してください。
20分のジョギングができるようになったら、短い距離のダッシュを取り入れます。最初は20メートル程度を50%のスピードで走り、ゆっくり止まります。これを5本程度から始めて、徐々に本数とスピードを上げていきます。70%、80%、90%と段階的にスピードを上げ、急なストップ動作も加えていきます。
ダッシュとストップが問題なくできるようになったら、ジャンプ動作を加えます。両足ジャンプから始めて、片足ジャンプ、連続ジャンプへと進めていきます。
サッカーであればジャンプヘッド、バスケであればリバウンドの動作など、スポーツ特有の動きも少しずつ取り入れます。方向転換やカッティング動作も、この段階で慎重に加えていってください。
すべての動作で痛みが出なくなったら、チーム練習への復帰を開始します。ただし最初の1週間は練習時間を通常の50%から70%程度に制限してください。
2週目は70%から80%、3週目で100%に戻していくという段階を踏むことが再発防止の鍵になります。練習後は必ずアイシングとストレッチを行ってください。
実際にどのくらいの期間で復帰できるのか、症状の程度別に目安をお伝えします。ただしこれはあくまで目安であり、個人差があることを理解しておいてください。
適切な休養とケアを行った軽症の場合、完全休養から2週間程度で復帰ステップを開始でき、そこから2週間から3週間で通常練習に戻れることが多いです。つまり発症から合計4週間から6週間程度で完全復帰が可能です。
中等度の症状では、完全休養または運動制限が4週間から6週間必要で、そこから段階的復帰に3週間から4週間かかります。合計で7週間から10週間、つまり2ヶ月から2ヶ月半程度を見込んでおく必要があります。
重症の場合は完全休養が8週間から12週間、段階的復帰に4週間から6週間かかります。合計で3ヶ月から4ヶ月程度の期間が必要です。無理に早めようとすると、さらに長期化してしまうことを覚えておいてください。
大会や試合が近づいている場合、出場させるかどうかの判断は非常に難しいです。お子さんの気持ちも、チームへの配慮も理解できます。しかし間違った判断は、お子さんの将来のスポーツ活動を台無しにしてしまう可能性があります。
試合に出場させる場合は、段階的復帰のステップ4までを完璧にクリアしていることが絶対条件です。練習で全力プレーができ、練習後も翌日も痛みが全く出ない状態が2週間以上続いている必要があります。この条件を満たしていない場合は、どんなに大事な試合でも出場を見送る勇気が必要です。
フル出場は難しくても、後半途中からの出場や出場時間を制限するという方法もあります。ベンチスタートで様子を見て、チームの状況と本人の状態を見ながら判断するという柔軟な対応も大切です。無理に最初から最後まで出場させる必要はありません。
土日連続で試合があるような場合、どちらか一方だけの出場にとどめることも検討してください。連戦での出場は負担が大きく、再発のリスクが高まります。お子さんの長期的なスポーツキャリアを考えれば、目先の一試合よりも確実な回復を優先すべきです。
無事に復帰できたとしても、そこで安心してはいけません。復帰後のケアを怠ると、高い確率で再発してしまいます。以下のケアを習慣化することが、お子さんの長期的なスポーツ活動を支えます。
復帰後も最低3ヶ月間は、練習後のアイシングを必ず行ってください。痛みがなくても炎症の予防として効果があります。15分程度のアイシングを習慣にすることで、再発のリスクを大きく減らせます。
アキレス腱とふくらはぎのストレッチは、朝晩2回必ず行ってください。練習前のウォーミングアップでも入念に行います。筋肉の柔軟性を保つことが、かかとへの負担を軽減する最も効果的な方法なんです。
治療中に使用していたインソールやヒールカップは、復帰後もしばらく使い続けることをおすすめします。最低でも3ヶ月から6ヶ月は継続して、徐々に使用頻度を減らしていくのが理想的です。
復帰直後は無理をせず、疲れを感じたら早めに休むことが大切です。週に1日は完全休養日を設けて、身体を回復させる時間を確保してください。練習量を少し控えめにする期間を設けることで、長期的には高いパフォーマンスを維持できます。
復帰を成功させるために、絶対に避けるべきことがあります。これらのミスを犯すと、せっかく良くなってきた症状が再び悪化してしまいます。
「もう大丈夫そうだから」とステップを飛ばして一気に練習に戻ることは絶対に避けてください。面倒に感じても、一つひとつのステップを確実にこなすことが最短での完全復帰につながります。
復帰プロセスの途中で痛みが出た場合は、すぐに前のステップに戻ってください。
「このくらいなら大丈夫」と我慢して続けると、症状が再び悪化して振り出しに戻ってしまいます。痛みは身体からの重要なメッセージだと理解してください。
チームメイトや指導者、そしてお子さん自身が早期復帰を望んでいることは分かります。しかし長期的な視点で考えれば、確実な回復を待つことの方がはるかに重要です。周囲の期待よりも、お子さんの身体の状態を最優先にしてください。
当院では、スポーツ復帰を目指すお子さんに対して、個別の復帰プログラムを作成してサポートしています。2005年から多くの成長期のお子さんを診てきた経験から、安全で確実な復帰方法をご提案できます。
痛みがなくなったとしても、本当に復帰できる状態なのかは専門的な検査が必要です。当院では関節の可動域、筋力、バランス能力など、様々な角度から復帰の準備ができているかを評価します。自己判断では分からない問題点を見つけ出すことができます。
お子さんのスポーツの種類、ポジション、大会までの期間、症状の程度などを考慮して、オーダーメイドの復帰プログラムを作成します。何週目に何をする、どの段階で次に進むという明確な指標をお伝えしますので、迷うことなく復帰プロセスを進められます。
復帰後も定期的にチェックを行い、再発の兆候がないか確認します。問題が見つかれば早期に対処できますし、順調であれば自信を持って競技を続けられます。復帰後3ヶ月間のフォローアップで、再発率を大きく下げることができます。
お子さんの痛みが落ち着いてきて、早くスポーツに戻りたいという気持ちは本当によく分かります。しかし復帰を急ぎすぎて再発させてしまい、さらに長期間スポーツから離れることになってしまうケースを数多く見てきました。段階的な復帰プロセスを確実に踏むことが、実は最短での完全復帰につながるんです。
当院では徹底した検査で復帰の準備ができているかを正確に判断し、お子さん一人ひとりに合わせた復帰プログラムを作成します。焦らず確実に、そして安全にスポーツ復帰を実現するお手伝いをさせていただきます。
復帰のタイミングや方法について少しでも不安があれば、一人で悩まずいつでもご相談ください。お子さんが笑顔で思いきりスポーツを楽しめる日が来るよう、全力でサポートいたします。

