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馬尾症候群でやってはいけない5つのこと【悪化を防ぐ重要ポイント】

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おはようございます、湘南カイロ平塚整体院の高木です。最近、病院で馬尾症候群と診断された方や、その疑いがあると言われた方からのご相談が増えています。「日常生活で何に気をつければいいのか分からない」「症状を悪化させてしまうのが怖い」といった不安の声をよく耳にします。

馬尾症候群は腰椎の神経の束である馬尾神経が圧迫されることで起こる疾患で、適切な対処をしないと症状が進行してしまう可能性があります。今回は、馬尾症候群の方が日常生活で絶対に避けるべき行動について、詳しくお話しさせていただきます。

院長:高木

馬尾症候群は早期の適切な対応が何より大切です。症状を悪化させないための知識をしっかりと身につけましょう。

目次

馬尾症候群の基本的な理解

馬尾症候群について正しく理解することは、適切な対処法を身につける上で非常に重要です。馬尾神経は脊髄の末端から分かれた神経の束で、その形が馬の尻尾に似ていることからこの名前がついています。この神経は下肢の運動や感覚、そして排尿や排便といった重要な機能をコントロールしています。

主な原因として腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症があり、これらの疾患が進行することで馬尾神経が強く圧迫されてしまいます。症状としては腰痛や下肢の痛み・しびれに加えて、排尿障害や排便障害といった重篤な症状が現れることが特徴的です。

年間約1800人程度が新たに発症していると推定されており、決して珍しい疾患ではありません。しかし、適切な対処を行わないと日常生活に深刻な支障をきたす可能性があるため、正しい知識を持つことが重要です。

絶対に避けるべき5つの危険な行動

馬尾症候群の症状を悪化させないためには、日常生活での行動に十分な注意が必要です。特に以下の5つの行動は症状の進行を招く可能性が高いため、必ず避けるようにしてください。これらの行動を理解し、適切に回避することで症状の悪化を防ぐことができます。

前屈動作の繰り返し

前屈動作は馬尾症候群の方が最も注意すべき動作の一つです。顔を洗う時や靴下を履く時、床に落ちた物を拾う時など、日常生活で無意識に行っている前屈動作は椎間板への圧力を急激に高め、神経圧迫を悪化させてしまいます。

特に朝起きた直後は椎間板に水分が多く含まれているため、前屈動作による圧力がより強くかかりやすい状態になっています。洗顔の際は洗面台にできるだけ近づいて行う、靴下は椅子に座って履く、物を拾う時は膝を曲げてしゃがむなど、腰を曲げずに済む工夫を心がけてください。

また、掃除機をかける際の前かがみの姿勢や、低い位置にある物を取る動作も同様に危険です。これらの動作を行う際は、柄の長い道具を使用したり、台を使って高さを調整するなどの工夫が効果的です。

重量物の持ち上げ作業

重い物を持ち上げる作業は椎間板内圧を急激に上昇させ、馬尾神経への圧迫を強めてしまいます。特に中腰の状態で重い物を持ち上げる動作は、健康な方でも腰を痛める原因となりますが、馬尾症候群の方にとっては症状悪化の大きなリスクとなります。

どうしても重い物を動かす必要がある場合は、できるだけ体に近づけて膝を使って持ち上げるか、他の方に協力をお願いすることをお勧めします。日常生活では買い物の際にカートを利用したり、荷物を小分けにして運ぶといった工夫も効果的です。

宅配便の荷物を受け取る際や、洗濯物を干す際の重いカゴの移動なども注意が必要です。これらの場面では、家族に協力をお願いしたり、キャスター付きのカゴを使用するなどの対策を検討してください。

長時間の同一姿勢維持

長時間座り続けることは椎間板内圧を高め、症状を悪化させる重要な要因です。デスクワークや車の運転など、座位を続ける必要がある場合でも、30分から1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かすことが重要です。

座る際は背もたれのある椅子を選び、腰にクッションを当てて自然な腰椎のカーブを保つよう心がけてください。また、足を組む習慣がある方は、骨盤の歪みを招く可能性があるため避けるようにしましょう。

立ち仕事の場合も同様に、同じ姿勢を長時間続けることは避けるべきです。適度に体重を左右の足に交互にかけたり、足台を使用して片足を休ませるなどの工夫が効果的です。

腰を反らす動作や運動

腰部脊柱管狭窄症が原因の馬尾症候群の場合、腰を反らす動作は脊柱管をさらに狭くし、神経圧迫を強めてしまいます。背伸びや腰を反らすストレッチ、仰向けでの腹筋運動などは症状悪化のリスクがあるため控えてください。

運動を行う場合は、前かがみの姿勢で行える水中ウォーキングや、手押し車を使った歩行練習など、腰に負担をかけない方法を選ぶことが大切です。運動療法については必ず医師や理学療法士に相談してから始めるようにしてください。

また、高い場所にある物を取る際に背伸びをする動作も避けるべきです。踏み台を使用したり、他の方に協力をお願いするなど、腰を反らさずに済む方法を選択してください。

症状の無理な我慢と自己判断での対処

症状が悪化しているにも関わらず、痛み止めや湿布だけで様子を見続けることは非常に危険です。特に排尿障害や下肢の感覚が完全に失われるような症状が現れた場合は、緊急性の高い状態である可能性があります。

また、インターネットの情報だけを頼りに自己流のマッサージやストレッチを行うことも避けてください。馬尾症候群は個人差が大きく、症状や原因によって適切な対処法が異なるため、専門家による正確な診断と指導が不可欠です。

痛みがあるからといって安静にしすぎることも、筋力低下や関節の拘縮を招く可能性があります。適切な活動レベルを維持するためにも、専門家の指導を受けることが重要です。

日常生活での実践的な工夫

馬尾症候群の症状管理には、日常生活での細かな工夫が大きな効果をもたらします。これらの工夫を実践することで、症状の悪化を防ぎながら快適な生活を送ることが可能になります。

正しい姿勢の維持方法として、立っている時は軽く前かがみの姿勢を保ち、歩行時は杖や手押し車を活用することで症状の軽減が期待できます。睡眠時は横向きで膝を軽く曲げた姿勢や、仰向けの場合は膝の下にクッションを入れて腰椎への負担を軽減してください。

家事動作においても工夫が必要です。掃除の際は柄の長いモップを使用し、洗濯物を干す際は高さを調整できる物干し台を使用するなど、前屈動作を避ける工夫を心がけてください。

症状悪化の警告サインと対処法

馬尾症候群では、症状の変化を注意深く観察し、悪化のサインを見逃さないことが重要です。特に緊急性の高い症状については、迅速な対応が必要になります。

排尿ができない、尿意を感じない、便失禁が起こる、下肢の感覚が完全に失われる、足に全く力が入らないといった症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。これらの症状は馬尾神経の重篤な損傷を示している可能性があり、放置すると回復が困難になる場合があります。

一方で、軽度の腰痛や下肢のしびれ程度であれば、適切な保存療法で症状の改善が期待できる場合があります。ただし、症状の変化を注意深く観察し、悪化傾向が見られる場合は早めに専門家に相談することが重要です。

治療選択における重要な判断基準

馬尾症候群の治療選択は、症状の程度や原因、患者さんの年齢や生活スタイルなど様々な要因を総合的に判断して決定されます。手術療法と保存療法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、十分な説明を受けた上で治療方針を決定することが大切です。

保存療法を選択する場合でも、症状の変化に応じて治療方針を見直す柔軟性が必要です。また、禁煙や適正体重の維持など、生活習慣の改善も症状の進行予防に重要な役割を果たします。

定期的な検査を受けることで、神経の状態を客観的に評価し、適切な治療方針を維持することができます。症状が安定していても、定期的なフォローアップは欠かせません。

馬尾症候群は適切な対処により症状の改善や進行の抑制が可能な疾患です。しかし、自己判断での対処は症状悪化のリスクを伴うため、必ず専門家の指導のもとで治療を進めることが重要です。当院では、馬尾症候群の方に対して個々の症状に応じた適切なアドバイスと施術を提供しています。症状でお悩みの方は、一人で抱え込まずにいつでもお気軽にご相談ください。あなたの症状改善に向けて、全力でサポートさせていただきます。


院長:高木

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