息苦しさ

息苦しさとは

息苦しさとは、呼吸が困難に感じられる不快な感覚のことです。医学的には「呼吸困難」と呼ばれ、単に息を吸うのが難しいだけでなく、息を吐くときの抵抗感や、十分な空気が取り込めていないような感覚など、様々な形で現れます。

この症状は、肺や気管支などの呼吸器系の問題だけでなく、心臓の疾患や姿勢の悪さ、さらには精神的なストレスなど、多岐にわたる原因から生じることがあります。息苦しさの性質や出現するタイミングは、原因によって異なります。

特に現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用によって猫背姿勢になり、呼吸に必要な筋肉の機能が低下しやすくなっています。また、ストレス社会においては、精神的な要因による息苦しさも増加傾向にあります。

喘息や慢性閉塞性肺疾患や新型コロナウィルス後遺症など、診断名がつくような息苦しさもありますが、病院の検査で異常が見つからない場合も多く見られます。男女や年齢、喫煙歴問わずこのような症状で悩む患者は年々増えています。

息苦しさを放置すると、様々な問題が生じる可能性があります。まず、慢性的な酸素不足により、全身の細胞に十分な酸素が行き渡らなくなり、疲労感や集中力の低下を招くことがあります。日常生活のパフォーマンスが落ち、仕事や家事に支障をきたすようになるでしょう。

また、息苦しさによる不安感は、さらなる呼吸の乱れを引き起こす悪循環を生み出します。呼吸が浅く速くなることで、過呼吸状態に陥りやすくなり、めまいやしびれ、動悸などの症状が加わることもあります。これにより、外出や運動を避けるようになり、社会的な活動範囲が狭まってしまいます。

何より重要なのは、息苦しさが重大な疾患のサインである可能性を見逃してしまうリスクです。心不全や肺疾患などの進行を早期に発見できず、治療の遅れにつながることがあります。

検査で異常が見つからない息苦しさだからこそ、早期の改善が必要になります。

息苦しさの原因

2005年に治療家になって以来、息苦しさでお困りの方を数多く施術してきました。呼吸器の問題がなく、病院で薬を飲んでも効果がないため、来院される皆さんの悩みは深いものでした。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、息苦しさの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

息苦しさの原因として次のものが挙げられます。

息苦しさはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋肉の緊張や背骨の歪み、自律神経の乱れが形成されます。

特に注目すべきは姿勢と自律神経の関係です。家事やデスクワークやスマホ操作などで長時間前かがみの姿勢を続けると、胸部が圧迫され肺が十分に膨らむスペースが確保できなくなります。また、ストレス社会においては、精神的な要因による息苦しさも増加傾向にあります。

また、背骨の歪みは自律神経の働きに影響し無意識の呼吸のペースが乱すことがあります。

自律神経のバランスが崩れると、肺の正常な動きに誤作動が起き、深く息が吸えなくなります。ストレスを感じると交感神経が優位になり、呼吸が浅くなることで症状を悪化させます。

これらの問題は単に薬を飲んだり、一時的な対処をするだけでは根本的な解決にはなりません。一人一人の生活習慣や姿勢の癖、ストレス状況などによって原因は異なるため、詳細な検査による原因特定が何より重要です。

当院では身体全体を見て根本原因を探し出し、施術して症状の改善を図ります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。息苦しさでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

息苦しさへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

気管支拡張薬や抗炎症薬などを処方し、呼吸器系の症状を緩和します。

一時的に症状を抑えることはできますが、根本的な原因解決にはならないことが多いです。また、長期服用による副作用のリスクもあります。

酸素療法

酸素濃度が低下している場合、酸素吸入を行い、体内の酸素レベルを上げます。

病院や自宅での使用に限られ、日常生活の制限が生じます。また、根本的な原因を解決するものではありません。

精神安定剤

不安やパニックによる息苦しさに対して、抗不安薬などを処方することがあります。

依存性のリスクがあり、長期的な解決策にはなりません。根本的な問題を取り除く事が出来ず、再発の可能性が高くあります。また、眠気などの副作用により日常生活に支障をきたすことがあります。

呼吸リハビリテーション

呼吸法の指導や、呼吸筋のトレーニングを行います。

効果が現れるまでに時間がかかり、専門家の指導がなければ正しく行うことが難しいです。また、姿勢の問題など根本的な原因に対するアプローチが不足していることがあります。

息苦しさを改善するために

まずはあなたの息苦しさの原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、息苦しさの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体や鍼灸で効果がなかった方も、決して諦めずに当院にご相談ください。

息苦しさのQ＆A

息苦しさは自分でケアすることはできますか？

ある程度のセルフケアは可能です。まず、正しい姿勢を意識することが重要です。背筋を伸ばし、肩の力を抜いた状態で、腹式呼吸を行うことで呼吸が楽になることがあります。また、ストレスが原因の場合は、リラクゼーション法や適度な運動が効果的です。ただし、急激な息苦しさや、症状が長期間続く場合は、自己判断せずに専門家に相談することをお勧めします。当院では、一人一人の状態に合わせた効果的なセルフケア方法をアドバイスしています。

息苦しさとストレスの関係はありますか？

ストレスと息苦しさには密接な関係があります。ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れ、呼吸が浅く速くなります。これにより、十分な酸素が取り込めず、息苦しさを感じます。また、ストレスによる筋肉の緊張は、呼吸に関わる筋肉にも影響し、胸郭の動きを制限することがあります。当院では、姿勢の改善と合わせて、自律神経のバランスを整える施術を行い、ストレスによる息苦しさの改善を目指します。日常生活でのストレス管理の方法についてもアドバイスしています。

施術でどのように改善されますか？

呼吸に関係する筋肉や背骨や肋骨の関節の可動域を広げます。そうする事で肺に充分に空気が取り込まれるようになります。呼吸筋の機能に大きく影響する、姿勢の状態も改善させます。呼吸器に関係している自律神経の働きを正常化させることも同時に行い、あらゆる方向からアプローチします。日常生活での姿勢改善やストレス管理の方法もアドバイスします。デスクワーク中の姿勢の取り方や、効果的な呼吸法、自宅でできる簡単なエクササイズなど、生活習慣の改善も重要な要素です。一人一人の生活スタイルに合わせたセルフケアの方法もお伝えします。

どのくらいの期間で改善を実感できますか？

症状の重症度や慢性化の程度、生活習慣などによって個人差がありますが、多くの方は4〜8回の施術で明らかな改善を実感されます。初回の検査結果に基づいて、具体的な施術計画をご提案します。ただし、長年の姿勢の問題や、複合的な原因がある場合は、より長期的なアプローチが必要になることもあります。定期的なメンテナンスを続けることで、再発を防ぎ、健康な状態を維持することができます。

息苦しさで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと息苦しさは非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

息苦しさは早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。