
院長:高木お気軽にご相談ください!
最近、お尻から足にかけて痛みやしびれを感じていませんか。ただの疲れだと思って放置していたら、実は坐骨神経痛だったというケースは少なくありません。自分の症状が坐骨神経痛なのかどうか、その特徴を知っておくことはとても大切です。
当院には毎日のように「これって坐骨神経痛ですか」と不安そうに来院される方がいらっしゃいます。病院に行く前に自分でチェックしたい、他の病気との違いを知りたい、そんな声をたくさん聞いてきました。
今日は坐骨神経痛に見られる典型的な症状の特徴について、治療家の視点から詳しくお話しします。この記事を読めば、あなたの痛みやしびれが坐骨神経痛かどうか、ある程度判断できるようになるはずです。




症状の特徴を知ることが早期発見につながります
坐骨神経痛には、他の痛みとは明確に異なる特徴があります。最も特徴的なのは、痛みやしびれが広がる範囲です。腰だけ、お尻だけに留まるのではなく、お尻から太ももの裏側、ふくらはぎ、さらには足先まで痛みやしびれが走るのが、坐骨神経痛の大きな特徴になります。
この痛みは、坐骨神経という身体の中で最も太い神経の走行に沿って現れます。多くの場合片足だけに症状が出ますが、両足に症状が出ることもあります。ただし両側に症状が出る場合は、別の病気の可能性も考えられるため注意が必要です。
痛みの質も特徴的で、電気が走るような鋭い痛み、ジンジンする痛み、ビリビリとしびれるような感覚が代表的です。人によっては焼けるような痛み、刺すような痛みと表現される方もいます。また鈍い重だるさや張っている感じを訴える方もいて、症状の現れ方には個人差があります。
坐骨神経痛で痛みが出やすい場所には、パターンがあります。最も多いのがお尻の奥の痛みです。座ると痛みが強くなるため、長時間座っていられないという訴えをよく聞きます。次に多いのが太ももの裏側の痛みで、歩行時に特に症状が強くなります。
ふくらはぎから足首にかけての痛みやしびれも頻繁に見られます。足の指先まで症状が広がることもあり、足の裏に違和感を感じたり、足の甲がしびれたりする方もいます。症状が重くなると、足全体に力が入りにくくなり歩行に支障が出る場合もあります。
坐骨神経痛には日常生活の中で現れる特徴的なサインがあります。これらのサインに気づくことで、早期に対処することが可能になります。まず長時間座っていると痛みやしびれが強くなるという特徴があります。デスクワークをしている方や車の運転が多い方は特に注意が必要です。
立ち上がる瞬間に痛みが走ることも坐骨神経痛の典型的な症状です。椅子から立ち上がろうとした時、しゃがんだ姿勢から立ち上がる時に、お尻から足にかけて電気が走るような痛みを感じます。
また、前かがみの姿勢を取ると症状が変化するのも特徴的で、靴下を履く時や顔を洗う時に痛みが増す方が多いです。
くしゃみや咳をした時に痛みが走るのも坐骨神経痛の特徴です。腹圧が高まることで神経への圧迫が強まり、突然激しい痛みが走ります。階段の上り下りで症状が悪化する、寝返りを打つと痛みで目が覚める、朝起きた時が一番痛いといった訴えもよく聞かれます。
歩いている時の症状の変化も坐骨神経痛を見分ける重要なポイントです。歩き始めは問題なくても、しばらく歩くと足の痛みやしびれが強くなり、少し休むとまた歩けるようになる間欠性跛行という症状が現れることがあります。これは脊柱管狭窄症を伴う坐骨神経痛でよく見られます。
逆に歩いている時は楽だけれど、立ち止まると痛みが出るというパターンもあります。また片足を引きずるように歩いてしまう、足先が上がりにくくてつまずきやすくなるといった歩行の変化も坐骨神経痛の特徴的なサインです。
坐骨神経痛と似た症状を持つ他の病気がいくつかあります。正しく見分けることが適切な対処につながります。まず単純な腰痛との違いですが、腰痛は腰部に限局した痛みであるのに対し、坐骨神経痛はお尻から足先まで痛みやしびれが広がるのが最大の違いです。
梨状筋症候群という筋肉が原因の症状も坐骨神経痛と非常によく似ています。どちらもお尻の痛みが主体ですが、梨状筋症候群の場合はお尻の筋肉を直接押すと痛みが強くなり、ストレッチで症状が変化しやすいという特徴があります。また座り方を変えると楽になる場合も多いです。
脊柱管狭窄症は坐骨神経痛を引き起こす原因の一つですが、特徴として安静時には症状が軽く、歩行時に症状が強くなります。前かがみの姿勢になると楽になるのも狭窄症の特徴です。一方で椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、前かがみで症状が悪化することが多いという違いがあります。
坐骨神経痛の中でも特に注意が必要な症状があります。足に力が全く入らない、足の感覚が完全になくなった、排尿や排便のコントロールができなくなったという場合は、神経の重度の圧迫が起きている可能性があります。このような症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。
また症状が急激に悪化する場合、安静にしていても激しい痛みが続く場合、発熱を伴う場合なども注意が必要です。これらは単なる坐骨神経痛ではなく、別の重大な病気が隠れている可能性があります。
整形外科で画像診断を受けると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった診断名がつくことがあります。骨の変形や椎間板の突出が確認されると、多くの方は手術しか方法がないと思い込んでしまいますが、実際には変形があっても症状が改善するケースは非常に多いのです。
なぜなら画像診断で見つかる変形が必ずしも症状の直接的な原因ではないからです。症状のない健康な人を対象にMRI検査を行った研究では、何も症状がないにもかかわらず椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の所見が見られることが数多く報告されています。つまり画像上の変形と症状は必ずしも一致しないということです。
実際の症状の多くは、背骨の関節の動きが悪くなっていることや、腰部・臀部の筋肉が過度に緊張していることで神経が刺激されて起こります。背骨の関節が硬くなると関節の隙間が狭くなり、神経の通り道が圧迫されます。また筋肉の緊張が神経を圧迫したり、血流が悪くなることで神経に炎症が起きたりするのです。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のような変形を伴う問題があったとしても、背骨の関節を広げて適切な可動域を取り戻し、筋肉の緊張を取り除けば、神経への刺激がなくなるため症状は改善できるのです。変形そのものを治すのではなく、変形があっても神経が刺激されない状態を作ることが重要になります。
当院では背骨の関節に適切な刺激を加えることで関節の動きを改善し、神経の通り道を広げる施術を行っています。同時に筋肉の緊張を緩和させることで、神経への圧迫が軽減されます。画像診断で映る変形はそのままでも、神経が刺激されなければ痛みやしびれは出ないのです。
自宅でできる簡単なセルフチェック方法があります。仰向けに寝て片足ずつ膝を伸ばしたまま持ち上げてみてください。健側と比べて痛みのある側が上がりにくい、途中で痛みやしびれが走るという場合は坐骨神経痛の可能性が高いです。これはSLRテストと呼ばれる検査法です。
立った状態で片足立ちをしてみるのも有効です。痛みのある側の足で立つと不安定になる、バランスが取りにくいという場合は、神経の圧迫によって筋力が低下している可能性があります。また足の指を反らせたり、つま先立ちをしたりした時に左右差がないか確認してみてください。
座った状態から立ち上がる動作をゆっくり行い、どのタイミングで痛みが出るか観察することも大切です。お尻のどの部分が痛いのか、太ももの前側か裏側か、ふくらはぎの内側か外側かなど、痛みの場所を詳しく把握しておくと診察時に役立ちます。
症状がいつ出るのか、何をすると悪化するのか、逆に楽になる姿勢はあるのかを記録しておくことをおすすめします。朝と夜で症状の強さが変わるか、天候によって変化があるか、どのくらいの時間座っていると痛みが出るかなど、具体的に記録してください。
これらの情報は原因を特定する上で非常に重要な手がかりになります。当院でも初診時に症状の出方を詳しくお聞きしますが、事前に記録をつけてきていただくと、より正確な診断と効果的な施術計画を立てることができます。
坐骨神経痛は突然激しい痛みが出ることもありますが、多くの場合は徐々に症状が進行します。初期段階では腰やお尻に鈍い痛みや違和感を感じる程度で、放置してしまう方が多いです。しかしこの初期症状の段階で適切な対処をすれば、重症化を防ぐことができます。
お尻に座った時の違和感、太ももの裏側の張り感、ふくらはぎがつりやすくなるといった症状は、坐骨神経痛の初期サインかもしれません。また足の冷感やむくみ、足の裏の違和感なども見逃せない症状です。これらの症状が数日続く、徐々に強くなっているという場合は要注意です。
腰痛が長引いている方は特に注意が必要です。腰痛だけだと思っていたら、いつの間にかお尻や足にも症状が広がっていたというケースは非常に多いです。腰痛と坐骨神経痛は密接に関係しているため、腰痛がある方は坐骨神経痛の予防も意識してください。
坐骨神経痛の症状が長引いたり繰り返したりするのには理由があります。多くの方は痛みが出たら湿布を貼る、痛み止めを飲むという対処をされますが、これらは一時的に症状を抑えるだけで根本的な解決にはなりません。痛みの原因が残ったままでは、また同じ症状が繰り返されてしまいます。
画像診断で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が見つかると、それが原因だと決めつけてしまいがちです。しかし実際には画像診断で異常が見つかっても症状がない方もたくさんいます。逆に画像では異常がないのに強い症状がある方もいます。つまり画像に映る変形だけが原因ではないということです。
真の原因は背骨の関節の動きの悪さや、腰部・臀部の筋肉の過度な緊張にあることが多いのです。これらは画像診断では確認できません。だからこそ詳細な検査によって原因を特定することが何より重要になります。原因がわかれば適切な対処ができ、症状の改善につながります。


坐骨神経痛には明確な症状の特徴があります。お尻から足先まで痛みやしびれが広がる、長時間座ると悪化する、立ち上がる時に痛みが走る、くしゃみで痛みが出るといった特徴的なサインを見逃さないでください。これらの症状が当てはまる場合は、坐骨神経痛の可能性が高いと考えられます。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されても諦める必要はありません。画像診断で見える変形が必ずしも症状の原因ではなく、背骨の関節を広げて筋肉の緊張を取り除けば、変形があっても神経への刺激がなくなり症状は改善できるのです。
当院では坐骨神経痛の症状に対して、徹底した検査で真の原因を特定し、一人ひとりに合った施術を行っています。背骨の関節の動きを改善し、筋肉の緊張を取り除くことで、多くの方が症状から解放されています。
症状の特徴に当てはまる痛みやしびれを感じている方、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されて手術以外の方法を探している方、長引く症状にお困りの方、どうか一人で悩まずに当院までご相談ください。早期に適切な対処をすることで、症状の悪化を防ぎ、早期改善につなげることができます。あなたの症状が改善する道は必ずあります。