喘息

喘息とは

喘息とは、呼吸の通り道である気管支に慢性的な炎症が起こっている状態です。

普段は症状がなくても、外部からの刺激を受けると気道が狭くなり、激しい咳や息苦しさ、ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴う呼吸困難などの発作が起こります。

気道の炎症により粘膜が敏感になっているため、わずかな刺激でも症状が現れやすくなっています。

日本における喘息の特徴は、年齢や性別によって大きく異なります。喘息患者は小児期に最も多く、この時期は特に男児に多い傾向があり、思春期以降は女性が多くなります。

成人以降、特に35歳以上では再び患者数が増加し、高齢者にも多く見られますが、全体としては女性の方が男性より患者数がやや多い状況です。

職業との関連では、日本でも塗装業、パンや麺製造業、看護師、化学物質を扱う仕事、動物や植物を扱う仕事、溶接業、食品加工業、木材加工業などで職業性喘息のリスクが高いとされています。

成人喘息患者の10～15％程度が職業性と推定されており、職場での特定物質が原因となるケースが少なくありません。現代の気密性の高い住宅環境や大気汚染、ストレス社会などの影響により、喘息患者数は年々増加傾向にあります。

喘息を適切に治療せずに放置すると、気道の炎症が慢性化し、症状が徐々に悪化していきます。軽症から中等症、重症へと進行することで、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

重篤な発作では呼吸困難により命に関わる危険性もあり、実際に年間約1,600人が喘息により死亡しています。また、慢性的な炎症により気道の構造が変化し、元に戻らない状態になってしまう可能性もあります。

仕事や学業への集中力低下、睡眠不足による体調不良、家族や友人との活動制限など、生活の質が大きく低下してしまいます。

経過観察で治るだろうと予想していた喘息が悪化し生活を脅かす前に、早急な対処が必要です。

喘息の原因

2005年に治療家になって以来、喘息でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、喘息の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

喘息の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

喘息はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋肉の緊張や背骨の歪み、自律神経の乱れが形成されます。自律神経は背骨の間から出ているので、背骨の関節の動きが悪くなる交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くできなくなります。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば咳や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

さらに気道の慢性炎症や気管支の収縮、粘液の過剰分泌などが発生し、喘息の症状が現れます。更に、気道への血流が不足することで細胞の再生や新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を悪化させます。

それの原因は人によって違い、単に薬を飲んだり吸入したりするだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を使っても原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。喘息でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

毎日継続して使用する必要があり、自己判断で中断すると症状が悪化する可能性があります。また正しい吸入方法を習得する必要があります。

短時間作用性β2刺激薬

あくまで対症療法であり根本的な炎症を改善する効果はありません。頻繁に使用すると効果が減弱する可能性もあります。

長時間作用性β2刺激薬

単独使用では気道の炎症は改善されず、必ず吸入ステロイド薬との併用が必要です。

アレルゲン回避指導

完全な回避は困難な場合が多く、生活環境の大幅な変更が必要になることがあります。

喘息を改善するために

まずはあなたの喘息の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、喘息の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、経過観察で不安を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

喘息のQ＆A

喘息は自然に治りますか？

小児喘息の場合は成長とともに症状が軽快することがありますが、悪化する場合もあります。成人喘息は慢性疾患のため自然治癒は期待できません。適切な管理により症状をコントロールすること、改善の為の適切な治療が必要です。

喘息の人がやってはいけないことは？

喫煙や受動喫煙、アレルゲンへの暴露、急激な温度変化、過度なストレス、自己判断での薬の中断などは避けるべきです。個人差があるため医師と相談することが大切です。

小児喘息と成人喘息の違いは何ですか？

小児喘息はアレルギーが原因のことが多く成長とともに改善する場合があります。成人喘息は感染症やストレスなど多様な要因があり、慢性化しやすい特徴があります。

運動をしても大丈夫ですか？

適度な運動は推奨されますが、激しい運動は発作を誘発する可能性があります。小児喘息の場合、医師と相談して適切な運動強度や種類を決めることが重要です。

喘息の発作が起きた時の対処法は？

まず落ち着いて楽な姿勢を取り、処方された発作治療薬を使用します。症状が改善しない場合や呼吸困難が強い場合は速やかに医療機関を受診してください。

薬を使わずに改善する方法はありますか？

アレルゲンの除去、禁煙、適度な運動、ストレス管理などの生活習慣の改善は有効ですが、薬物療法と併用することが基本です。自己判断での薬の中断は危険です。

喘息と気管支炎の違いは何ですか？

気管支炎は主に感染による急性の炎症ですが、喘息は慢性的な気道の炎症で発作を繰り返します。症状は似ていますが病態や治療法が異なります。

季節によって症状が変わるのはなぜですか？

季節の変わり目は気温や湿度の変化、花粉やダニなどのアレルゲンの増加、感染症の流行などが重なり、気道が刺激されやすくなるためです。

ストレスは喘息に影響しますか？

ストレスは自律神経のバランスを崩し気道を収縮させたり、免疫力を低下させて感染症のリスクを高めたりするため、喘息の悪化要因となります。

喘息で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと喘息は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

喘息は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。