反り腰

反り腰とは

反り腰とは、腰椎が正常な状態よりも過度に前方に湾曲している姿勢の状態です。壁に背中をつけて立った時に、腰と壁の間に手のひらがすっぽり入るほどの隙間ができる場合は反り腰と考えられます。

反り腰によって見た目が変化するだけでなく、腰痛や背部痛、太ももの痛みが発症しやすい傾向になります。

骨盤が前に傾いた状態で、お尻が突き出て見え、お腹がぽっこりと前に出ているような姿勢が特徴的です。日本人の約90%が反り腰の状態にあるとされており、特に女性では8～9割が反り腰の傾向を示しています。

反り腰を放置すると、慢性的な腰痛が悪化し、腰椎すべり症や脊柱管狭窄症といった深刻な疾患に発展する可能性があります。

また、体のバランスを取ろうとして猫背になり、肩こりや首の痛みも併発します。女性の場合は、骨盤の前傾により子宮下垂や尿もれといった婦人科系の問題も生じる恐れがあります。

さらに、自律神経への影響により睡眠障害や精神的な不調も現れ、最終的には日常生活全般に支障をきたし、休職や絶対安静が必要な状態まで進行する可能性があります。

反り腰の原因

2005年に治療家になって以来、反り腰でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院では改善方法がなく、自分で意識しても悪化を抑えることも出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、反り腰の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

反り腰の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

反り腰はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節の可動域減少や腰部・股関節周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、反り腰が発症します。

それの原因は人によって違い、単にストレッチしたり、姿勢を気をつけたりするだけでは、全ての問題は取り切れません。一時的に良くなっても原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。反り腰でお困りなら、姿勢の専門書を出版し、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

反り腰への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

物理療法

一時的な痛みの緩和にとどまり、根本的な改善をすることはできません。

継続的なケアが必要で、効果の持続時間も限られています。自己管理が難しく、適切なタイミングでのケアができないと効果がない場合もあります。

運動療法

ストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングをすることで患部の筋肉が緩み症状が緩和するケースもあります。

しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合や、そもそもの痛みによって運動療法が行えないことがよくあります。

装具療法

コルセットの固定により患部の安定は期待出来ますが、長時間使用することで周囲の筋力が低下することがあります。

また、正常な筋肉・関節も含めて固定するため、本来動きに問題のない部位にも新たな負荷がかかり、別の部位に症状が出てしまいます。

反り腰を改善するために

まずはあなたの反り腰の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、反り腰の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

反り腰のQ＆A

反り腰は自然に治りますか？

反り腰は生活習慣や筋力バランスの問題が原因のため、自然治癒は期待できません。適切な運動療法や姿勢改善により意識的に治す必要があります。放置すると症状が悪化する可能性が高いため、早期の対策が重要です。

反り腰の人がやってはいけないことは？

腰を過度に反らせる動作、長時間の同一姿勢、ハイヒールの常用は避けるべきです。また、間違ったストレッチや筋トレは症状を悪化させる可能性があります。うつ伏せでの睡眠も腰の反りを強めるため控えてください。

反り腰と腰痛の関係はありますか？

反り腰は腰痛の主要な原因の一つです。腰椎への過度な負担により筋肉の緊張や関節への圧迫が生じ、慢性的な痛みを引き起こします。反り腰を改善することで、腰痛の根本的な解決につながります。

反り腰でも運動はできますか？

適切な運動は反り腰改善に効果的です。ただし、腰を反らせる動作は避け、腹筋強化や股関節ストレッチを中心とした運動を選択することが重要です。

反り腰と猫背は同時に起こりますか？

反り腰になると体のバランスを取るために上半身が猫背になることが多く、両方の症状が同時に現れるケースは珍しくありません。全身のバランスを整える治療が必要です。

反り腰の人におすすめの寝方はありますか？

仰向けで膝の下にクッションを入れる、または横向きで膝を軽く曲げる姿勢がおすすめです。うつ伏せは腰の反りを強めるため避けてください。適切な寝具選びも重要です。

反り腰で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと反り腰は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

反り腰は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。