足底筋膜炎

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎は足の裏にある足底筋膜と呼ばれる組織に、炎症が生じる症状です。

足底筋膜はかかとの骨から足の指の付け根まで伸びている厚い繊維性の組織で、足のアーチを支え、歩行時の衝撃を吸収する重要な役割を担っています。この足底筋膜に過度の負担がかかると、特にかかとの骨に付着する部分で炎症や微小な断裂が起こり、痛みを引き起こします。

典型的な症状として、朝起きて最初の一歩を踏み出した時や、長時間座った後に立ち上がった時に強い痛みを感じます。しばらく歩くと痛みは和らぐことが多いですが、長時間立ち続けたり歩いたりすると再び痛みが強くなります。

足底筋膜炎は中高年の方に多く見られますが、ランナーや立ち仕事の多い方など、若い世代でも発症することがあります。痛みの程度は人によって異なり、軽度の不快感から歩行が困難になるほどの強い痛みまで様々です。適切な治療を行わないと慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

足底筋膜炎を放置してしまうと、単なる足の痛みだけでなく、様々な二次的な問題が生じる可能性があります。痛みを避けるために歩き方が変わり、足首や膝、腰など他の部位に負担がかかるようになります。これにより、新たな痛みや不調が発生することも少なくありません。

慢性化すると、かかとの骨に骨棘（こつきょく）と呼ばれる骨の突起が形成されることがあり、更なる痛みの原因となります。また、足底筋膜が硬くなり弾力性が失われると、足のアーチの機能が低下し、歩行時の衝撃吸収能力が減少します。

日常生活においても、痛みのために活動量が減少し、体力の低下や体重増加を招くことがあります。これが更なる足への負担となり、悪循環に陥ってしまいます。また、常に痛みを抱えることによる精神的なストレスも無視できません。

このように、ただの痛みで終わらず様々な問題のきっかけとなるのが、足底筋膜炎の怖さです。

足底筋膜炎の原因

2005年に治療家になって以来、足底筋膜炎でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、足底筋膜炎の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

足底筋膜炎の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

足底筋膜炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、足底筋膜に微小な断裂や炎症が生じ、痛みが発生します。それは人によって違い、単に足を休ませたり湿布を貼ったりするだけでは、全ての問題は取り切れません。足のアーチの状態、歩き方のクセ、姿勢のバランスなど、総合的に評価する必要があります。

それの原因は人によって違い、単に電気をかけたり冷やしたりするだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。足底筋膜炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足底筋膜炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

頻繁にステロイド注射を繰り返すと、かかとの脂肪組織の萎縮や腱膜断裂などのリスクがあります。また、感染症のリスクもわずかながら存在します。

物理療法

一時的な痛みの緩和にとどまり、根本的な改善をすることはできません。

継続的なケアが必要で、効果の持続時間も限られています。自己管理が難しく、適切なタイミングでのケアができないと効果がない場合もあります。

理学療法

ストレッチによる痛みの緩和、サポーターにより、患部の安定させ、安静にさせることができます。

しかし、効果を実感するまでに時間がかかり、痛みがある状態でのストレッチは辛く、継続が難しいくなります。また、適切な指導がなければ、ストレッチで症状を悪化させる可能性もあります。

サポーターによる長期間の固定は、関節周囲の筋力低下を招くことがあります。また、日常生活での不便さがあり、継続が難しい場合もあります。

手術療法

足底筋膜の一部を切除したり、かかとの骨棘を取り除く手術を行うことがあります。

手術そのものによって神経が傷つくリスクがあり、それによって別の痛みが発生します。また、手術が成功しても症状が完全に改善しない可能性もあります。

手術後のリハビリテーションに時間がかかり、完全回復まで数か月を要することがあります。

足底筋膜炎を改善するために

まずはあなたの足底筋膜炎の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、足底筋膜炎の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

足底筋膜炎のQ＆A

足底筋膜炎は自然に治りますか？

足底筋膜炎は自然に治ることもありますが、適切な治療を行わないと症状が長期化したり、慢性化したりする可能性があります。特に発症から3ヶ月以上経過すると慢性化しやすく、治療が難しくなることがあります。早期に適切な対処を行うことで、回復期間を短縮し、完全な改善を目指すことができます。痛みを我慢せず、早めに専門家に相談することをお勧めします。

足底筋膜炎の時はどんな運動を避けるべきですか？

足底筋膜炎の急性期には、ランニングやジョギング、ジャンプを伴う運動など、足に強い衝撃を与える活動は避けるべきです。これらの活動は足底筋膜に過度の負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。代わりに、水泳や自転車など、足への負担が少ない有酸素運動を選ぶことをお勧めします。また、運動前後のストレッチを十分に行い、適切な靴を着用することも重要です。症状が改善してきたら、徐々に活動量を増やしていきましょう。

足底筋膜炎に効果的な靴の選び方は？

足底筋膜炎に効果的な靴は、足のアーチをしっかりサポートし、かかと部分に適切なクッション性があるものが理想的です。靴選びのポイントとしては、足の形に合ったサイズであること、靴底が柔らかすぎず硬すぎないこと、かかとが安定すること、そして足の指が自由に動かせる十分なつま先の空間があることが重要です。必要に応じて、足のアーチをサポートするインソールの使用も効果的です。

施術でどのように改善するのですか？

当院では、足の状態だけでなく、全身のバランスや姿勢も含めた総合的な評価を行い、一人ひとりに合った治療計画を立てています。まず初めに、詳細な検査によって症状の原因を特定します。足底筋膜炎の場合、足のアーチの状態や歩き方のクセ、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性、さらには姿勢のバランスなど、様々な要因が関係していることが多いです。これらを正確に把握することで、効果的な治療が可能になります。

足底筋膜炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと足底筋膜炎は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

足底筋膜炎は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。