脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症の症例報告

脊柱管狭窄症とは

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで様々な症状を引き起こす病気です。特に腰の部分で発症する、腰部脊柱管狭窄症が多く見られます。

最も特徴的な症状は間欠跛行（かんけつはこう）と呼ばれ、歩行中に足の痛みやしびれが出現し、休憩すると症状が和らぐという特徴があります。これは立位や歩行時に脊柱管がさらに狭くなり、神経への圧迫が強まるためです。

脊柱管狭窄症は50歳以降に発症することが多く、加齢とともに症状が進行する傾向があります。デスクワークや車の移動など、座っている時間が長くなっていることや、日本の高齢化に伴い、患者数も増加しています。

脊柱管狭窄症を放置すると症状が徐々に進行し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。初期段階では休憩しながら歩くことができても、進行すると歩ける距離がどんどん短くなり、外出すること自体が困難になります。

また、長期間にわたって神経が圧迫され続けると、神経自体にダメージが蓄積し、足の筋力低下や感覚障害が進行することがあります。これにより歩行が不安定になり、転倒のリスクも高まります。特に高齢者では、転倒による骨折が寝たきりの原因となることもあります。

痛みやしびれによる活動制限は、全身の健康状態の悪化にもつながります。また、行動範囲が狭まることで社会生活が困難になり、精神的な健康にも悪影響を及ぼすことがよくあります。

脊柱管狭窄症の原因

2005年に治療家になって以来、脊柱管狭窄症でお困りの方を数多く施術してきました。重症の方は自分で料理が出来なくなっている方や転職、休職を考えている方もいました。リハビリをしているのに改善せず、手術もしたが症状が緩和しなかった。これなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、脊柱管狭窄症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

脊柱管狭窄症の原因として、一般的には次のものが挙げられます。

脊柱管狭窄症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脊柱管狭窄症が発症します。レントゲンやMRIなどの画像診断を行うと、椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、脊柱管狭窄症という診断名がつく場合があります。しかし、この診断名は、腰痛や坐骨神経痛などの症状と直接関係がないという考えが発表されています。

2014年、日本整形外科学会と日本腰痛学会は、腰痛の発症や慢性化に画像診断などでも原因が特定出来ない腰痛が大半を占めると、診察ガイドラインをまとめています。

症状の真の原因は、姿勢の悪さ、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張です。それらが脊柱管を圧迫することで、症状が発生していると考えられています。その原因の部位は人によって違い、薬で症状を抑えるだけではすぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。脊柱管狭窄症でお困りなら、専門書を出版し、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

脊柱管狭窄症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

注射療法

薬物療法で効果が出ないと、注射療法に移行して行きます。

神経に直接アプローチできますが、神経を刺激することで、注射後に足の痛みが強くなる場合や頭痛が起きる場合があります。また、同じ神経根に何度も注射すると神経根自体が損傷を受ける可能性もあります。

物理療法

電気治療や温熱療法、牽引療法などを用いる痛みの緩和や筋肉の緊張を和らげます。

しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合もあり、症状によっては効果が限定的で、根本的な改善につながらないこともあります。

装具療法

コルセットの固定により患部の安定は期待出来ますが、長時間使用することで周囲の筋力が低下することがあります。圧迫感によって、痛みが増大するケースもあります。

また、正常な筋肉・関節も含めて固定するため、本来動きに問題のない部位にも新たな負荷がかかり、別の部位に症状が出てしまいます。

手術療法

手術そのものによって神経が傷つくリスクがあり、それによって別の痛みが発生します。また、手術が成功しても症状が完全に改善しない可能性もあります。

腰痛診療のガイドラインにあるように、そもそもの症状の原因が手術をして除去した部位にない可能性もあります。

入院や手術後の経過観察を含め長期間、仕事や学校などを休む必要があります。手術後の部位を庇うために別の部位に負担がかかったり、患部の筋力低下によって日常生活の復帰に時間がかかります。

脊柱管狭窄症を改善するために

まずはあなたの脊柱管狭窄症の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、脊柱管狭窄症の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術以外の方法を探し、整体やマッサージで効果がなかった方も、諦めずに是非一度当院にご相談ください。

脊柱管狭窄症のQ＆A

脊柱管狭窄症は自然に治りますか？

脊柱管狭窄症は自然に完治することは難しい病気です。単なる疲労からくる状態ではなく、一定の期間で蓄積された問題が脊柱管の狭窄を作っているため、適切な治療や生活習慣の改善が必要です。一時的に症状が軽くなっても原因が残ったまま患部をかばうような生活をし続けた結果、突然重症化して再発症する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です。

脊柱管狭窄症の人がやってはいけないことは？

長時間の同じ姿勢の維持、重いものの持ち上げ、急激な動き、不適切なストレッチなどは避けるべきです。また、過度の安静も筋力低下を招くため注意が必要です。適度な活動と休息のバランスが大切です。現時点で症状は誘発する動作を確認し、なるべくその動きをしないことで悪化を防げる場合もあります。

手術しか選択肢はないのでしょうか？

一般的に、手術は脊柱管狭窄症の治療選択肢の一つですが、唯一の選択肢ではありません。実際に多くの患者さんは、適切な保存療法で症状が改善します。当院では手術を避けたいという方に対して、背骨の歪みの矯正や筋肉のバランス調整など、非侵襲的なアプローチで症状の改善を目指します。もちろん、重度の神経症状がある場合は医師との連携も大切にしています。

症状の再発を防ぐにはどうすればいいですか？

正しい姿勢を保つことが最も重要です。特に長時間の立ち仕事や座り仕事では、定期的に姿勢を変えたり、ストレッチを行うことをおすすめします。また、重い物を持つときは膝を曲げて腰に負担をかけないようにし、適度な運動で腰回りの筋肉を強化することも効果的です。体重管理も大切で、過度な肥満は腰への負担を増加させます。

施術でどのように改善するのですか？

当院の施術では、背骨の歪みを矯正して神経の伝達を正常化し、筋肉の緊張を緩和します。これにより神経への圧迫を軽減し、痛みやしびれの改善をさせます。また、姿勢の改善や日常生活での動作指導も行い、再発防止にも力を入れています。施術は痛みを伴わない優しい手技で行われ、患者さんの状態に合わせて調整していきます。

脊柱管狭窄症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと脊柱管狭窄症は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

脊柱管狭窄症は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

あの痛みの日々、もっと早くにお世話になればよかった