側弯症

側弯症の症例報告

側弯症とは

側弯症とは、背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがある症状です。通常、小児期にみられる脊柱変形を指しますが、年齢を問わず発症することもあります。

健康な背骨は正面から見るとまっすぐですが、側弯症では背骨がS字やC字のように左右に曲がっています。この曲がりによって、左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭の変形などが現れます。

特に前かがみになったときに、背中の片側が盛り上がって見えるのが特徴的な症状です。日本での発生頻度は1～2%程度で、特に女子に多くみられる傾向があります。突然起きる、特発性側弯症が全体の約80％を占めており、最も多いタイプです。

側弯症を放置すると見た目上の問題だけでなく、様々な合併症を引き起こす可能性があります。軽度の側弯症では日常生活に支障がないことも多いですが、進行すると腰背部痛や姿勢の悪化を引き起こします。

特に、成長期に進行すると見た目の変化だけでなく、身体機能にも影響が出てきます。重度の側弯症になると、心肺機能の低下を招くこともあります。また、胸郭が変形することで肺が圧迫され、呼吸困難を感じることもあります。

不自然な姿勢を長期間続けることで、筋肉のアンバランスが生じ、怪我のしやすさにも影響します。さらに、外見の変化による心理的なストレスも無視できません。特に思春期の子どもたちにとって、見た目の変化は大きな心の負担となることがあります。

側弯症の原因

2005年に治療家になって以来、側弯症でお困りの方を数多く施術してきました。側弯症である本人はもちろん、家族も大きな不安を抱えていました。長年、側弯症の患者さんをみる機会があり、病院とは違う結論があります。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、側弯症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

側弯症の原因として、一般的には次のものが挙げられます。

側弯症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

特に多いのが特発性側弯症で、全体の80～85%を占めています。これは明確な原因が特定できないタイプの側弯症です。なぜ側弯症になるかわかってはいませんが、側弯症の患者さんが必ず問題を持っている部位があります。

それは姿勢の悪さ、胸椎関節・肋骨関節の可動域減少や骨盤の傾き、背部、腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張です。それらが背骨の関節を圧迫すること、筋肉や筋膜の緊張が身体の柔軟性を低下させていることが側弯症の進行に関係していると突き止めました。

関節の圧迫や柔軟性の低下があれば、身体が正しく伸ばすことが出来ません。その状態は側弯状態を強くするだけでなく、痛みや凝り感にも関係しています。

経過観察と言われてもできることは沢山あります。側弯症の状態をあらゆる方向から検査し、施術を行います。さらに、エクササイズやストレッチ、適切な生活指導を行うことで、悪化を食い止めることはもちろん改善も可能です。原因は人それぞれでレントゲンでわからないことがほとんどです。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。側弯症でお困りなら豊富な施術実績を誇り、姿勢の専門書も出版している、当院にお任せください。

病院とはここが違います

側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

単なる経過観察では側弯症の進行を防ぐことができず、症状が悪化する可能性があります。また、定期的なレントゲン検査による被曝の問題もあります。

装具療法

装具の着用は長期間になります。1日20時間以上、1～2年間は必要で、特に思春期の子どもにとって心理的負担が大きいです。

見た目の問題や活動制限により、学校生活や日常生活に支障をきたすことがあります。

手術療法

合併症のリスクがあります。また、手術後も背骨の一部が固定されるため、柔軟性が失われ、一部の動作が制限されることがあります。さらに、高額な医療費がかかる点も負担となります。

入院や手術後の経過観察を含め長期間、仕事や学校などを休む必要があります。手術後の部位を庇うために別の部位に負担がかかったり、患部の筋力低下によって日常生活の復帰に時間がかかります。

側弯症を改善するために

まずはあなたの側弯症の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、側弯症の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

コルセットを着用している方や経過観察でなく積極的に改善したい方、手術以外の方法を探し、整体やマッサージで効果がなかった方も、諦めずに是非一度当院にご相談ください。

側弯症のQ＆A

側弯症は自然に治りますか？

残念ながら、側弯症は自然に完治することがほとんどありません。特に成長期に発症した側弯症は、放置すると進行する可能性があります。しかし、軽度の側弯症であれば、適切な施術や姿勢改善によって症状の進行を防いだり、改善したりすることは可能です。中度であれば軽度な状態まで、重度の場合でも進行を食い止め手術を回避できたケースがたくさんあります。当院では詳細な検査を行い、その人の状態に合わせた施術計画を提案します。

側弯症があっても運動はできますか？

基本的に側弯症があっても運動は可能です。むしろ、適切な運動は筋力バランスを整え、姿勢改善に役立つことがあります。ただし、側弯の程度や部位によっては、避けた方が良い運動もあります。当院では、検査結果に基づいて、あなたの状態に合った運動方法や注意点をアドバイスします。無理な運動は避け、身体のバランスを整える運動から始めることが重要です。

手術しか選択肢はないのでしょうか？

手術は側弯症の治療法の一つですが、唯一の選択肢ではありません。実際に多くの患者さんは、適切な保存療法で症状が改善します。当院では手術を避けたいという方に対して、背骨の歪みの矯正や筋肉のバランス調整など、手術なしのアプローチで症状の改善を目指します。もちろん、レントゲンの活用など病院との併用も大切にしています。

子どもの側弯症は成長とともに悪化しますか？

成長期、特に思春期の急激な身長の伸びに伴って側弯症が進行するケースは少なくありません。そのため、成長期の子どもの側弯症は定期的な検査と早期対応が重要です。当院では、成長に合わせた施術と姿勢指導を行い、側弯症の進行を防ぐサポートをします。お子様の姿勢の変化に気づいたら、早めにご相談ください。

施術でどのように改善するのですか？

当院の施術では、背骨の歪みを矯正し、筋肉の緊張を緩和します。これにより身体の柔軟性を高め側弯症を改善をさせます。また、姿勢の改善や日常生活での動作指導も行い、再発防止にも力を入れています。施術は痛みを伴わない優しい手技で行われ、患者さんの状態に合わせて調整していきます。

側弯症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと側弯症は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

側弯症は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

手術をすると言われていたけれど