パニック障害

パニック障害とは

パニック障害では、突然理由もなく激しい不安や恐怖感とともに動悸、息切れ、めまい、胸痛などの身体症状が現れます。

このパニック発作を繰り返し、また発作が起きるのではないかという予期不安によって日常生活に支障をきたす精神疾患です。

発作は通常数分から10分程度でピークに達し、その後自然に治まりますが、本人にとっては非常に恐怖的な体験となります。

厚生労働省の調査によると、日本におけるパニック障害の12か月有病率は0.37％、生涯有病率は0.57％とされています。これは日本人の約150人に1人が生涯のうちにパニック障害を経験することを意味し、推定患者数は全国で約84万人から100万人以上に上ると考えられています。

パニック障害を放置すると、予期不安が強くなり外出恐怖や広場恐怖が発症し、最終的には家から一歩も出られない状態になる可能性があります。

学生の場合は不登校や退学、社会人の場合は休職や退職に追い込まれることもあります。また、うつ病を併発する確率が約50％と高く、アルコールや薬物への依存、自殺念慮などの深刻な問題に発展するリスクもあります。

社会復帰が困難になり、家族関係や人間関係の悪化、経済的にも困難になるなど、人生全体に重大な影響を及ぼす可能性があります。

パニック障害の原因

2005年に治療家になって以来、パニック障害でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で様子をみると言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、パニック障害の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

パニック障害の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

パニック障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや筋肉の緊張、姿勢の歪みなどが発生し、パニック発作が発症します。更に、脳内の血流や酸素供給が不足することで神経の働きや新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を発生させます。

自律神経の働きの誤作動はあらゆる症状の引き金となりますが、パニック発作もその症状の一つです。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば動悸や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

その原因は人によって違い、単に薬を飲んだり心理療法を受けるだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。パニック障害でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

パニック障害への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状に関係する薬を飲むことで、自律神経症状を抑える効果が期待できますが、症状や状態によって効果に差があります。

副作用のリスクがあり、長期使用による依存性の問題も考えられます。また、根本的な原因解決ではなく対症療法になるため、薬を止めると症状が再発することがあります。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、患者の積極的な参加と継続的な努力が必要です。また、専門的な治療者が少なく、治療を受けられる機会が限られています。

暴露療法

治療過程で一時的に症状が悪化することがあり、患者にとって精神的負担が大きくなる場合があります。

パニック障害を改善するために

まずはあなたのパニック障害の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、パニック障害の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

パニック障害のQ＆A

パニック障害は自然に治りますか？

パニック障害は適切な治療を受けることで改善する疾患ですが、自然治癒は期待できません。早期の専門的な治療が重要で、放置すると症状が慢性化し、日常生活への影響が深刻になる可能性があります。

パニック障害の人がやってはいけないことは？

カフェインやアルコールの過剰摂取、睡眠不足、過度なストレスは症状を悪化させる可能性があります。また、症状を我慢し続けることや、恐怖する場面を完全に避け続けることも回復を遅らせる要因となります。

パニック発作が起きた時の対処法は？

まず安全な場所に移動し、深呼吸を心がけてください。発作は必ず治まることを思い出し、「今は辛いが一時的なもの」と自分に言い聞かせることが大切です。腹式呼吸や筋弛緩法も効果的です。

パニック障害は完治しますか？

適切な治療により症状の大幅な改善や寛解は十分可能です。多くの患者さんが日常生活に支障のないレベルまで回復されています。ただし、完全な治癒には個人差があり、継続的なケアが重要です。

パニック障害と心臓病の違いは？

パニック発作の動悸や胸痛は心臓病と似た症状ですが、心電図検査などで心臓に異常がないことが確認されます。パニック発作は通常10分以内に治まり、命に関わることはありません。

パニック障害は遺伝しますか？

遺伝的要因は関与していますが、必ずしも遺伝するわけではありません。家族に患者がいる場合はリスクが高くなりますが、環境要因やストレスなど複数の要因が組み合わさって発症します。

パニック障害の人でも仕事を続けられますか？

適切な治療と職場の理解があれば、多くの方が仕事を続けることができます。症状に応じて働き方を調整したり、ストレス管理を行うことで、職業生活と治療を両立することが可能です。

パニック障害の治療期間はどのくらいですか？

治療期間は個人差がありますが、一般的に数ヶ月から数年かかることが多いです。症状の改善は比較的早期に見られることもありますが、再発予防のためには継続的な治療が重要です。

パニック障害で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとパニック障害は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

パニック障害は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。