オスグッド病

オスグッド病とは

オスグッド病は、正式名称をオスグッド・シュラッター病といい、小学校高学年から中学生の成長期にある子どもに多く発症する膝の痛みです。膝のお皿の下にある脛骨粗面という骨の部分が徐々に突出し、運動時や運動後に痛みや腫れが生じる成長期特有のスポーツ障害として知られています。

成長痛という別名を持ち、骨が伸びる時に痛みが出ると考えられてい時代もあり、ある種仕方がないものという認識がありました。実は医学的に痛みのメカニズムは解明されていて、太ももの筋肉の強い緊張により、炎症を伴って痛みを出すものと解明されています。

特にサッカー、バスケットボール、バレーボールなど膝への負担が大きいスポーツをしている男子に多く見られる疾患です。成長期のスポーツ活動を行う子どもの約10-20％に発症するとされており、この年代でスポーツを行っている子どもの中では比較的頻度の高い疾患といえます。

オスグッド病を放置すると、成長期が終わっても痛みが残存する「オスグッド後遺症」に悩まされる可能性があります。

大人になってからも運動時に膝の痛みが続き、スポーツ活動に支障をきたすことが少なくありません。また、痛みをかばうことで他の部位に負担がかかり、腰痛や股関節痛などの二次的な問題を引き起こす恐れもあります。

最悪の場合、骨の変形が残り、将来的な膝関節の機能低下につながる可能性があるため、早期の適切な対処が重要です。

オスグッド病の原因

2005年に治療家になって以来、オスグッド病でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、成長痛だから仕方ないと言われて、電気をかけて痛みを誤魔化すことしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、オスグッド病の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

オスグッド病の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

オスグッド病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脛骨粗面への過度な牽引ストレスや膝関節周囲の筋肉の緊張などが発生し、痛みや腫れがでます。更に、膝関節への血流が不足することで細胞の再生や新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を発生させます。

それの原因は人によって違い、単に安静にしたり湿布を貼るだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。オスグッド病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

オスグッド病への対応として、次のようなものが一般的です。

安静指導

痛みがある間は運動を控え、患部への負荷を軽減する指導が行われます。

スポーツを休む必要があるため、チーム活動から離脱することになり、技術向上の機会を失う可能性があります。

アイシング

運動後の炎症を抑えるため、患部を冷却する処置が推奨されます。

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至らないことが多いです。練習後に習慣化することが難しい場合もあります。

ストレッチ指導

大腿四頭筋の柔軟性を改善するためのストレッチ方法が指導されます

正しい方法で継続的に行う必要があり、自己流では効果が得られにくく、場合によっては悪化することもあります。

テーピングやサポーター

膝への負担を軽減するためのテーピングやサポーターの使用が提案されます。

固定により患部の安定は期待出来ますが、長時間使用することで周囲の筋力が低下することがあります。圧迫感によって、膝の痛みが増大するケースもあります。

また、正常な筋肉・関節も含めて固定するため、本来動きに問題のない部位にも新たな負荷がかかり、別の部位に症状が出てしまいます。

オスグッド病を改善するために

まずはあなたのオスグッド病の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、オスグッド病の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

子どもに思い切り運動させたいと考え、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

オスグッド病のQ＆A

オスグッド病は自然に治りますか？

軽度であれば安静により痛みが緩和するケースもありますが、適切なケアを行わないと成人後も痛みが残る可能性があります。症状の原因が残ったままで、患部をかばうような生活をし続けることで、突然重症化して再発症する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です

オスグッド病の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのスポーツ継続、膝をつく動作、無理なストレッチは避けるべきです。炎症を悪化させる可能性があります。

どのくらいの期間で治りますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数ヶ月から1年以内で改善することが多いです。当院では運動を続けながらでも改善させるために、施術だけでなくセルフケアや日常生活での注意点など、様々なアドバイスを行います。

手術が必要になることはありますか？

ほとんどの場合は保存的治療で改善しますが、骨片の剥離が著明な場合など、稀に手術が検討されることがあります。

大人になっても痛みは残りますか？

適切な治療を受けずに放置した場合、成人後も運動時の痛みが残存する「オスグッド後遺症」になる可能性があります。

両膝同時に発症することはありますか？

可能性はありますが、多くの場合は片側のみの発症です。利き足や負荷のかかりやすい側に発症することが一般的です。

オスグッド病で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとオスグッド病は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

オスグッド病は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。