メニエール病

メニエール病とは

メニエール病は、内耳にある内リンパという液体が過剰に溜まることで起こる病気です。

主な症状として、激しい回転性めまい、耳鳴り、難聴、耳の詰まり感が同時に現れるのが特徴で、これらの症状が繰り返し発作的に起こります。めまいは数十分から数時間続き、吐き気や嘔吐を伴うことも多く、日常生活に大きな支障をきたします。

厚生労働省による2017年の調査では、日本におけるメニエール病の推定患者数は約5万8千人から9万4千人とされています。

有病率は人口10万人あたり46～74人程度で、女性の方が男性よりもやや多く発症する傾向があります。発症年齢は30～50代の働き盛りが中心ですが、近年では60歳以上の高齢者の新規発症も増加傾向にあります。

メニエール病を放置すると、めまい発作が重症化し、10年以上にわたって症状が持続する場合があります。

聴力低下が進行して日常会話に支障をきたし、社会生活への影響が極めて大きくなります。頻繁なめまい発作により転倒リスクが高まり、外出や運転が困難になることで社会的孤立を招く可能性があります。

また、症状への不安から精神的な負担が増大し、うつ状態に陥ることもあります。仕事への影響も深刻で、突然の発作により職場での評価が下がったり、最悪の場合は退職を余儀なくされることもあります。

日常生活と社会生活どちらにも大きな影響があり、早期の改善が何よりも重要になる疾患です。

メニエール病の原因

2005年に治療家になって以来、メニエール病でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、メニエール病の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

メニエール病の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

メニエール病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、内耳の内リンパ液の産生・吸収バランスが崩れ、内リンパ水腫が形成されます。更に、内耳への神経の働きと血流が不足することで細胞の再生や新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を発生させます。

それの原因は人によって違い、単に電気をかけたり冷やしたりするだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。メニエール病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

メニエール病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

利尿剤の長期服用により脱水や電解質異常のリスクがあり、完全な症状抑制は困難な場合が多く、副作用として頭痛や胃腸障害が現れることがあります。

根本的な原因の解決にはならないため、薬の効果が切れると症状が再発する可能性があります。

生活指導

生活習慣の改善は重要ですが、具体的な指導が不十分な場合が多く、患者さん自身で継続することが困難です。

また、ストレス管理についても具体的な方法が示されないことが多く、効果的な改善が期待できません。

中耳加圧療法

専用機器が必要で通院頻度が多く、効果に個人差があり、耳の不快感を伴う場合があります。治療期間が長期にわたることが多く、継続的な通院が必要となります。

手術療法

合併症のリスクがあり、聴力低下や顔面神経麻痺などの後遺症の可能性があります。手術を行っても症状が完全に改善されない場合もあり、最後の手段として検討されることが多いです。

メニエール病を改善するために

まずはあなたのメニエール病の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、メニエール病の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

メニエール病のQ＆A

メニエール病は自然に治りますか？

発症後2年程度で軽快する方もいますが、重症化すると10年以上症状が続く場合もあります。安静により軽度改善したと感じても、症状の原因が残ったままで患部をかばうような生活をし続けることで、突然重症化して再発症する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です。適切な治療と生活習慣の見直しにより症状の改善が可能です。

メニエール病の人がやってはいけないことは？

急激な頭位変換、過度な塩分摂取、睡眠不足、過労、ストレスの蓄積は避けるべきです。また、めまい発作中の運転や高所作業は危険です。

めまいが起きた時の対処法は？

安全な場所で横になり、頭を動かさずに安静にします。吐き気がある場合は横向きになり、症状が治まるまで無理に動かないことが大切です。

運動はしても大丈夫ですか？

急激な頭位変換を避ければ、適度な運動は血流改善やストレス解消に有効です。水泳やヨガなど、ゆっくりとした動きの運動がおすすめです。

メニエール病で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとメニエール病は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

メニエール病は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。