交通事故後遺症

交通事故後遺症とは

交通事故後遺症とは、交通事故による外傷が治療後も完全には回復せず、身体的・精神的な症状が長期間にわたって残存する状態を指します。事故直後には症状が軽微であっても、時間の経過とともに痛みやしびれ、頭痛、めまいなどの症状が現れることがあります。

令和4年の交通事故負傷者数は356,419人で、このうち重傷者は約7.5％の27,204人となっています。自賠責保険における後遺障害認定件数は年間約3,400件程度ですが、認定されない軽度な後遺症を含めると、実際に何らかの後遺症状で悩む方はさらに多いと考えられます。

症状を放置すると、慢性的な痛みにより日常生活の質が著しく低下し、仕事や家事に支障をきたします。

また、痛みによる睡眠不足やストレスから精神的な不調を招き、うつ状態に陥る可能性もあります。最悪の場合、症状の固定化により完全な回復が困難となり、生涯にわたって痛みや機能障害と付き合わなければならない状況になることもあります。

整形外科や整骨院では3カ月で治療が打ち切られ、保険会社とのやりとりに疲弊をする。不調を抱える患者さんにとっては事故後には精神的に大きな負荷がかかり続けます。

早期の適切な治療が症状改善の鍵となるため、放置せずに専門的な治療を受けることが重要です。

交通事故後遺症の原因

2005年に治療家になって以来、交通事故後遺症でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、不調を抱えたまま生活をしなけばいけない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、交通事故後遺症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

交通事故後遺症の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

交通事故後遺症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、頚椎関節・胸椎関節・腰椎の可動域減少や首肩部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、後遺症が発症します。更に、首肩部への神経の流れや血流が悪くなることで、自然治癒や新陳代謝が上手くいかなくなり、症状を発生させます。

精神的なストレスがかかるため、自律神経の乱れも発生し、身体は休まらない体質になります。

それの原因は人によって違い、単に電気をかけたり冷やしたりするだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。交通事故後遺症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

交通事故後遺症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

物理療法

一時的な痛みの緩和にとどまり、根本的な改善をすることはできません。

継続的なケアが必要で、効果の持続時間も限られています。自己管理が難しく、適切なタイミングでのケアができないと効果がない場合もあります。

注射療法

薬物療法で効果が出ないと、注射療法に移行して行きます。

神経に直接アプローチできますが、神経を刺激することで、注射後に足の痛みが強くなる場合があります。また、同じ神経根に何度も注射すると神経根自体が損傷を受ける可能性もあります。

リハビリテーション

ストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングをすることで患部の筋肉が緩み症状が緩和するケースもあります。

しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合や、そもそもの痛みによって運動療法が行えないことがよくあります。

交通事故後遺症を改善するために

まずはあなたの交通事故後遺症の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、交通事故後遺症の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

交通事故後遺症のQ＆A

交通事故後遺症は自然に治りますか？

軽度な症状は時間とともに改善することもありますが、適切な治療を受けずに放置すると慢性化する可能性が高くあります。痛みが緩和したと感じていても、痛みの原因が隠れてしまうことや、慣れることで痛みを感じなくなりケースもあります。原因を特定し、生活習慣の改善や専門的な施術を組み合わせることが重要です。

交通事故後遺症の人がやってはいけないことは？

無理な運動や重い物の持ち上げ、長時間の同一姿勢は症状を悪化させる可能性があります。また、痛みを我慢し続けることも回復を遅らせる要因となります。

事故からどのくらい経つと後遺症と判断されますか？

一般的に事故から6ヶ月以上経過しても症状が残存している場合に後遺症と判断されることが多いですが、症状の程度や個人差により異なります。

軽い事故でも後遺症は残りますか？

事故の規模と症状の重さは必ずしも比例しません。軽微な衝撃でも身体の状態や衝撃の方向により、長期間症状が残ることがあります。

症状が出たり出なかったりするのは正常ですか？

交通事故後遺症では症状の波があることは珍しくありません。気圧の変化や天候の変化は、不調を感じる方にとって誘発原因となることがあります。これは気圧の変化が脳内の血管や神経に影響を与えるためと考えられています。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理が重要です。また、症状を悪化させる動作や環境を避け、定期的な治療を継続することが大切です。

交通事故後遺症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと交通事故後遺症は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

交通事故後遺症は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。