気象病

気象病とは

気象病とは、気圧、温度、湿度などの天候の変化によって引き起こされる体調不良の総称です。正式な医学的診断名ではありませんが、台風や梅雨の時期、季節の変わり目などに頭痛、めまい、関節痛、だるさなどの症状が現れたり、もともと持っている症状が悪化したりする状態を指します。

特に気圧の急激な変化が主な原因とされており、低気圧が近づくと体調が悪化する方が多く見られます。現代社会では多くの人がこの症状に悩まされており、生活の質に大きな影響を与える問題となっています。

近年の患者数の増加から気象病・天気痛外来が設立されている病院もあり、かつては気のせいや考えすぎと言われていたこの病気が、一般的になってきている事が伺えます。

気象病を放置すると、天候の変化のたびに体調不良が繰り返され、日常生活や仕事に大きな支障をきたすようになります。

症状が慢性化すると、常に天気を気にしながら生活しなければならず、外出や予定を立てることが困難になります。頭痛や関節痛が頻発することで睡眠の質が低下し、疲労が蓄積して免疫力の低下や精神的なストレスが増大する可能性があります。

また、周囲の理解を得られにくいため、職場や家庭での人間関係にも悪影響を及ぼすことがあります。最悪の場合、社会生活から孤立してしまい、うつ状態や不安障害を併発するリスクもあります。早期の適切な対処が重要です。

気象病の原因

2005年に治療家になって以来、気象病でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、気象病の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

気象病の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

気象病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、内耳の気圧センサーの過敏反応や自律神経系の不調和、血管の異常な拡張・収縮などが発生し、様々な不快症状が現れます。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば動悸や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します

それは人によって違い、単に薬で症状を抑えたり一時的な対処療法だけでは、根本的な問題は解決されません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。気象病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

気象病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状に関係する薬を飲むことで、自律神経症状を抑える効果が期待できますが、症状や状態によって効果に差があります。

副作用のリスクがあり、長期使用による依存性の問題も考えられます。また、根本的な原因解決ではなく対症療法になるため、薬を止めると症状が再発することがあります。

生活指導

生活習慣の見直しを行うことで、自律神経のバランスを徐々に回復させることを目指します。

徹底できれば効果的ですが、実際に生活習慣を変えることは簡単ではなく、特に仕事や家庭の事情で実践が難しいケースが多いです。また、効果が現れるまでに時間がかかります。

気圧変化の記録

記録をつけることで、症状の誘発原因やパターンを把握することができます。

毎日記録を続けることに手間を感じやすく、長期間続けるのが難しい場合があります。記録を続けることで、かえって症状を意識する頻度が増え、そのストレスが新たな症状を誘発することもあります。

ストレス管理

自律神経を整えるためのリラクゼーション法や適度な運動が指導されます。

個人差が大きく、効果的な方法を見つけるまでに試行錯誤が必要で、継続するためには強い意志力が求められます。

気象病を改善するために

まずはあなたの気象病の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、気象病の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

気象病のQ＆A

気象病は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは少なく、生活習慣の改善やストレス管理など適切な対処が必要です。容易ではありませんが、原因となるストレス要因を取り除き、自律神経のバランスを整える努力を続けることで症状の悪化を食い止めることは期待できます。症状が緩和したと感じていても、症状の原因が隠れてしまうことや、慣れることで症状を感じなくなりケースもあります。原因を特定し、生活習慣の改善や専門的な施術を組み合わせることが重要です。

気象病の人がやってはいけないことは？

不規則な生活リズム、睡眠不足、過度なストレス、長時間の同じ姿勢、急激な温度変化への露出などは症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

気象病と普通の頭痛の違いは何ですか？

気象病による頭痛は天候の変化と明確な関連性があり、気圧の低下や湿度の変化に伴って症状が現れる特徴があります。また、頭痛以外にもめまいや関節痛を伴うことが多いです。

気象病は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、自律神経の敏感さや体質的な要因が家族間で似ることがあり、結果として気象病になりやすい傾向が受け継がれる可能性があります。

気象病の症状はどのくらい続きますか？

症状の持続時間は個人差がありますが、一般的に気圧の変化が落ち着くまでの数時間から数日間続くことが多く、台風通過後や天候が安定すると症状も軽減する傾向があります。

気象病は年齢とともに悪化しますか？

加齢により自律神経の調整機能が低下するため、年齢とともに症状が悪化する傾向があります。また、更年期や体力の低下も症状の悪化要因となる可能性があります。

気象病は気持ちの問題ですか？

いいえ。気象病は神経のバランスが崩れることによって起きる問題です。気にしすぎでも、その人の精神の強度も関係ありません。症状の原因となっている背骨の問題がわかり、正しく自律神経が働くようになれば、症状は改善されます。

気象病で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと気象病は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

気象病は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。