頚椎症

頚椎症とは

頚椎症とは、首の骨である頚椎と筋肉などの周辺組織に起こる疾患の総称です。加齢や日常生活での負担の蓄積によって、頚椎の椎間板や椎体に変形が生じ、神経や血管を圧迫することで様々な症状を引き起こします。

特に現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によるストレートネックが増加し、若い世代でも頚椎症が増えています。

頚椎症は進行すると、単なる首の痛みだけでなく、腕や手のしびれ、握力低下、歩行障害など、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。症状が神経に関わる場合は「頚椎症性神経根症」や「頚椎症性脊髄症」と呼ばれます。

厚生労働省の国民生活基礎調査（2015年度）によると、肩こりは有訴者率で男性の2位、女性の1位を占める症状となっています。首の痛みは肩こりと関係が強く、成人の10〜20％が首の痛みを経験しているとされています。

特に30代以降の年齢層で増加傾向にあり、デスクワークが中心の現代社会では一般的な症状となり、今後は更に増え続けていくことが予想されます。

首の痛みは様々な症状の始まりとなります。

初めは単純な動作で痛む場合が多く、痛みが出ないように少し制限をしながら生活をするようになります。そのままその制限が続くと通常の動きをしなくなった原因部位が更に硬くなっていき、強い痛みや血流障害や神経障害を起こすようになります。

その状態は頭痛やめまいになる可能性もあれば、肩の痛みや手のしびれなど症状が広がることもあります。そうなると、お箸やペンを持つなどの単純な動作にも支障が出てきます。

また、頚部は脳と繋がる重要な部位です。自律神経に関する症状も発生し、慢性的な痛みによる睡眠障害やストレスは精神面にも悪影響を与え、社会生活全てに関わる問題となります。

日によって調子が違うので、時間が経てば勝手に痛みが消えると様子を見て、どうにもならない症状を抱えてしまうケースは珍しくありません。

頚椎症の原因

2005年に治療家になって以来、頚椎症でお困りの方を数多く施術してきました。当院に来院される患者さんの、首の痛みや不調が自覚症状にある割合は、年々増えているように感じています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、頚椎症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

頚椎症の原因として次のものが挙げられます。

頚椎症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一般的には椎間板が飛び出ているヘルニアの状態や骨の変形が頚椎症の痛みの原因と考えられています。しかし、最近の研究では骨の変形があるが痛みはない方、骨の変形はないが痛みが強い方がいることから、変形と痛みが一致しないこともわかっています。

頚椎症による痛みやしびれなどの真の原因は、頚椎関節の配列異常や可動域減少、頚部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張であると考えています。それは人によって違い、牽引をしたり、筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

頚椎症はレントゲンで診断されますが、痛みの原因のほとんどはレントゲンでは映りません。結果、症状の原因が見落とされて改善せず、場合によっては悪化してしまうのです。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。頚椎症でお困りなら姿勢の専門書を出版し、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頚椎症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬品成分の作用により、痛みやしびれの症状の一時的な症状の緩和が期待できます。

消炎鎮痛剤や筋弛緩剤など、多くの薬には副作用があります。湿布によって肌がかぶれることもあれば、胃の不調に繋がることもあります。また、薬への依存性にも注意が必要です。

運動療法

身体を動かすことで、血行不良の改善が期待できます。

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な実施と自宅でのエクササイズを習慣化させることが必要です。また、無理なエクササイズはかえって身体の緊張を強めてしまう場合もあります。

頚椎の配列に問題がある場合は、効果がありません。

装具療法

頚椎カラーの固定により患部の安定は期待出来ますが、長時間使用することで周囲の筋力が低下することがあります。圧迫感によって、首の痛みから手のしびれに移行するケースもあります。

また、正常な筋肉・関節も含めて固定するため、本来動きに問題のない部位にも新たな負荷がかかり、別の部位に症状が出てしまいます。

手術療法

手術そのものによって神経が傷つくリスクがあり、それによって別の痛みが発生します。また、手術が成功しても症状が完全に改善しない可能性もあります。

入院や手術後の経過観察を含め長期間、仕事や学校などを休む必要があります。手術後の部位を庇うために別の部位に負担がかかったり、患部の筋力低下によって日常生活の復帰に時間がかかります。

頚椎症を改善するために

まずはあなたの頚椎症の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、首の痛みの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術を回避したい方、整体やマッサージで効果が期待なかった方も諦めずに、当院にご相談ください。

頸椎症のQ＆A

頚椎症は自然に治りますか？

一時的な疲労による軽度の首の痛みは休息で改善することもありますが、慢性化した頚椎症は自然治癒が難しく、適切なケアが必要です。痛みが緩和したと感じていても、痛みの原因が隠れてしまうことや、慣れることで痛みを感じなくなりケースもあります。原因を特定し、生活習慣の改善や専門的な施術を組み合わせることが重要です。適切な施術と生活習慣の改善により、痛みやしびれなどの症状を大幅に軽減し、日常生活を快適に過ごせるようになることは十分可能です。当院では症状の改善だけでなく、再発防止のためのセルフケア指導も行っています。

頚椎症と肩こりの違いは何ですか？

肩こりは主に筋肉の緊張や疲労によって起こる症状ですが、頚椎症は頚椎自体の変形や変性が原因です。頚椎症では首の痛みや肩こりに加えて、腕や手のしびれ、握力低下、歩行障害などの神経症状を伴うことが特徴です。

頚椎症の人がやってはいけないことは？

痛みがある時にストレッチで無理に首を動かすこと、長時間同じ姿勢を続けること、重いものを持ち上げることなどは避けるべきです。また、症状が発生している時の激しい運動や、自己判断での強いマッサージも控えましょう。強い矯正をする整体にも注意が必要です。

若くても頚椎症になりますか？

はい、若い方でも頚椎症になる可能性があります。特に現代はスマートフォンやパソコンの長時間使用による「ストレートネック」が増加しており、20代、30代でも頚椎症を発症するケースが増えています。また、スポーツでの怪我や交通事故なども若年性頚椎症の原因となります。症状が気になる場合は、年齢に関わらず早めに専門家に相談することが重要です。

施術でどのように改善するのですか？

当院の施術では、頚椎だけでなく、姿勢、頚部の筋肉、筋膜、皮膚、頚神経、血管まで、あらゆる部位にアプローチします。これにより痛みの軽減と関節機能の回復を目指し、神経の伝達や血流を改善します。施術は痛みを伴わない優しい刺激で行われ、個々の症状に合わせて調整していきます。

頚椎症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと頚椎症は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

頚椎症は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

おかげで今は痛みなく仕事ができています

安心しました

丁寧な説明&施術です

今までで1番良い先生でした