踵の痛み

踵の痛みとは

踵の痛みとは、足のかかと部分に生じる痛みの総称です。足底筋膜炎が代表的ですが、様々な原因によって引き起こされる症状です。踵骨の疲労骨折、踵部脂肪体障害、アキレス腱付着部炎、神経の圧迫による絞扼性神経障害などもかかとの痛みの原因となります。

痛みの特徴として、朝起きた時や長時間の安静後に最初に体重をかけた際に強い痛みを感じることが多く、歩行や立位時に症状が悪化する傾向があります。

足底筋膜炎を含む足部疾患は中高年に多く見られる症状で、特に40歳以上の成人において発症率が高くなっています。

踵の痛みを放置すると、痛みをかばうために歩行パターンが変化し、膝や腰、股関節など他の部位にも負担がかかるようになります。

慢性化すると治療期間が長期化し、数ヶ月から1年以上症状が続く場合があります。また、痛みによる活動制限から筋力低下や体力の衰えが生じ、日常生活の質が著しく低下します。

最悪の場合、歩行困難となり、仕事や趣味活動に深刻な支障をきたし、精神的なストレスから抑うつ状態に陥る可能性もあります。

踵の痛みの原因

2005年に治療家になって以来、踵の痛みでお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、踵の痛みの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

踵の痛みの主な原因として、以下のようなことが考えられます。

踵の痛みはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、踵骨周辺の組織の炎症や神経の圧迫、足部のバランス異常などが発生し、踵の痛みが発症します。

それの原因は人によって違い、単に炎症を抑えたり局所的な治療をするだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。踵の痛みでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

踵の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

理学療法

ストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングをすることで患部の筋肉が緩み症状が緩和するケースもあります。

しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合や、そもそもの痛みによって運動療法が行えないことがよくあります。

装具療法

足底板やインソールを使用して足のアーチをサポートし、かかとへの負荷を分散させます。

サポーターによる長期間の固定は、関節周囲の筋力低下を招くことがあります。また、日常生活での不便さがあり、継続が難しい場合もあります。

注射療法

薬物療法で効果が出ないと、注射療法に移行して行きます。

神経に直接アプローチできますが、神経を刺激することで、注射後に足の痛みが強くなる場合があります。また、同じ神経根に何度も注射すると神経根自体が損傷を受ける可能性もあります。

体外衝撃波治療

高エネルギーの衝撃波を患部に照射し、組織の自己修復能力を促進させる治療法を行います。

治療中に痛みを伴う場合があり、効果には個人差があり、複数回の治療が必要になることがあります。

踵の痛みを改善するために

まずはあなたの踵の痛みの原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、踵の痛みの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、セルフケアに限界を感じている方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

踵の痛みのQ＆A

踵の痛みは自然に治りますか？

軽度の場合は自然治癒する可能性もありますが、慢性化すると治療期間が長期化するため、早期の適切な対処が重要です。症状の原因が残ったままで、患部をかばうような生活をし続けることで、突然重症化して再発症する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です。

踵の痛みがある人がやってはいけないことは？

硬い地面での激しい運動、無理なストレッチ、痛みを我慢しての活動継続は症状を悪化させる可能性があります。適切な靴選びと無理のない活動レベルの維持が大切です。

足底筋膜炎と踵の痛みの違いは何ですか？

足底筋膜炎は踵の痛みの原因の一つですが、神経圧迫や骨折など他の原因による踵の痛みも存在します。正確な検査により適切な治療方針を決定することが重要です。

手術が必要になる場合はありますか？

保存的治療で改善しない場合や重度の神経圧迫がある場合には、内視鏡手術などの外科的治療が検討されることがあります。多くの場合は保存的治療で改善が期待できます。当院では手術を避けるため、患部の状態を正しき検査し、姿勢のバランスやかかと周辺の筋肉、筋膜、関節の動くまで全て施術していきます。

痛み止めが効かないのはなぜですか？

神経性の痛みや慢性化した炎症には通常の痛み止めが効きにくく、原因に応じた専門的な治療が必要になります。根本原因の解決が症状改善の鍵となります。

仕事を休む必要がありますか？

症状の程度により異なりますが、立ち仕事の場合は一時的な業務調整や休息が回復を早める場合があります。多くの場合は仕事が休めないので、仕事を続けながら治療を行います。当院では日常生活で行える負荷踵への軽減の方法や、セルフケアもお伝えします。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

適切な靴の選択、体重管理、定期的なストレッチ、運動前後のケアが再発予防に効果的です。生活習慣の見直しも重要な要素となります。

踵の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと踵の痛みは非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

踵の痛みは早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。