歯ぎしり

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは、睡眠中や日中に無意識に歯を強くこすり合わせたり、ぐっと噛み締めたりする行為です。音を立てる場合と立てない場合があり、多くの人が自覚せずに行っています。医学的には「ブラキシズム」と呼ばれ、睡眠時に起こるものと日中に起こるものに分けられます。

日本人の約30～40%の人が何らかの歯ぎしりをしていると推定されています。ただし、自覚している人は約10～15%にとどまり、多くの人が無自覚に歯ぎしりをしているのが現状です。

特に20～50代では日中の食いしばりが約20～30%と高い割合を示しており、ストレスの影響を受けやすい世代での発症が目立ちます。

歯ぎしりを放置すると、歯がすり減って知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。さらに強い力により歯が割れたり欠けたりし、最悪の場合は歯を失う可能性もあります。

顎関節症を発症して口が開けにくくなったり、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされることもあります。また、歯を支える骨にもダメージが蓄積され、健康な歯でもグラグラと揺れるようになり、歯周病がある場合はその進行を加速させてしまいます。

エラの筋肉が発達して顔の形が変わったり、睡眠の質が低下して日中の集中力や仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。

単なる癖という問題でなく、ただの歯ぎしりが様々な問題に発展する可能性があります。

歯ぎしりの原因

2005年に治療家になって以来、歯ぎしりでお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、マウスピースで対応するだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、歯ぎしりの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

歯ぎしりの主な原因として、以下のようなことが考えられます。

歯ぎしりはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、顎関節の機能異常や咀嚼筋の過緊張、頸部や肩部の筋肉の緊張などが発生し、歯ぎしりが発症します。それは人によって違い、単にマウスピースを装着したり噛み合わせを調整するだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。歯ぎしりでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

歯ぎしりへの対応として、次のようなものが一般的です。

マウスピース療法

違和感があり慣れるまで時間がかかります。また定期的なメンテナンスが必要で継続的な費用がかかります。手入れを怠ると虫歯のリスクが高まる場合もあります。

そして、歯にかかる圧力を軽減することができても、圧力をかける原因である筋肉や顎関節の問題は解決できないため、症状の根本改善にはなりません。

噛み合わせの調整

一度削った歯は元に戻らないため、慎重な診断と技術が必要です。調整が不適切だと症状が悪化する可能性があります。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

薬があれば大丈夫だと思い、問題がある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。薬によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

歯ぎしりを改善するために

まずはあなたの歯ぎしりの原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、歯ぎしりの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、マウスピースの効果が感じられない方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

歯ぎしりのQ＆A

歯ぎしりは自然に治りますか？

歯ぎしりは生理的な現象でもありますが、症状がひどい場合は自然治癒は期待できません。適切な治療とストレス管理により改善を図ることが重要です。放置すると歯や顎関節への負担が蓄積され、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。

歯ぎしりの人がやってはいけないことは？

硬い食べ物を頻繁に食べる、ガムを長時間噛む、日中に意識的に歯を食いしばるなど、顎に負担をかける行為は避けるべきです。また、うつ伏せ寝や頬杖をつく習慣も顎関節に負担をかけるため注意が必要です。

歯ぎしりと食いしばりの違いは何ですか？

歯ぎしりは歯をこすり合わせる動作で音が出ますが、食いしばりは歯を強く噛み締める動作で音は出ません。どちらも顎や歯に負担をかけるため、同様の治療が必要になります。

子どもの歯ぎしりは大人と同じですか？

子どもの歯ぎしりは成長過程で自然に減少することが多いですが、ストレスや習慣で持続する場合は治療が必要になることもあります。永久歯に生え変わる時期の歯ぎしりは特に注意が必要です。

マウスピース以外の治療法はありますか？

噛み合わせの調整、歯科矯正、口腔機能訓練、ストレス管理など、原因に応じて様々な治療法があります。当院では身体全体のバランスを整えることで根本的な改善を目指します。

歯ぎしりで歯が割れることはありますか？

強い歯ぎしりにより歯にひびが入ったり割れたりすることがあります。特に神経を取った歯は割れやすくなります。早期の治療により歯を守ることが重要です。

ストレス以外の原因はありますか？

噛み合わせの異常、アルコールや喫煙、カフェインの摂取、睡眠障害など、ストレス以外にも様々な要因が関与しています。当院では総合的な検査により原因を特定します。

歯ぎしりで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと歯ぎしりは非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

歯ぎしりは早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。