副鼻腔炎

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは、鼻の周りにある空洞（副鼻腔）に炎症が起こる病気です。一般的には蓄膿症とも呼ばれ、鼻づまり、鼻水、頭痛などの症状が現れます。

急性と慢性があり、慢性の場合は3か月以上症状が続きます。副鼻腔に膿がたまることで様々な不快な症状を引き起こします。

厚生労働省の患者調査によると、日本の慢性副鼻腔炎の新規患者数は年間約100～200万人で、総人口の0.8～1.6％にあたります。約100人に1人の割合で発症する一般的な疾患です。

副鼻腔炎は子どもから高齢者まで幅広い年齢層で発症しますが、年齢が高いほどなりやすい傾向があり、特に平均発症年齢は40～55歳とされています。

職業との関連では、特定の職業が直接的な発症リスクとなる明確なデータは少ないものの、粉じんや化学物質を扱う職場、喫煙歴、肥満、喘息や慢性気管支炎などの既往歴を持つ人で発症リスクが高まることが知られています。

副鼻腔炎を放置すると、慢性化して治療が困難になります。鼻づまりや粘り気の強い鼻水、顔の痛みなどの不快な症状が長期間続くだけでなく、炎症が慢性化しやすくなります。

慢性化した場合、ちょっとした体調不良や疲労でも症状が再発しやすく、頭痛や嗅覚障害、鼻茸ができて匂いや味が分かりにくくなることもあります。

また、炎症が副鼻腔の周囲に波及すると、中耳炎や目の痛み、さらには脳への影響を引き起こすことがあります。特に小児では中耳炎、高齢者では重症化のリスクが高まります。

さらに、慢性的な鼻づまりや頭痛は睡眠障害や集中力低下、食事の味が分からなくなるなど、日常生活の質を著しく低下させます。

料理の楽しみを失い、人との会話も億劫になることで、生活の質が大幅に低下してしまいます。症状を軽視せず早期に治療することが重要です。

副鼻腔炎の原因

2005年に治療家になって以来、副鼻腔炎でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、副鼻腔炎の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

副鼻腔炎の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

副鼻腔炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、筋肉の緊張や背骨の歪み、自律神経の乱れが形成されます。自律神経は背骨の間から出ているので、背骨の関節の動きが悪くなる交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くできなくなります。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、鼻炎や喉の詰まりに、背中にあれば風邪や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

自律神経の乱れにより、副鼻腔の通気不良や膿の蓄積、周囲組織の炎症などが発生し、副鼻腔炎が発症します。それの原因は人によって違い、単に薬物治療や局所的な処置だけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。副鼻腔炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

副鼻腔炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、根本的な解決にならない場合があります。また薬剤耐性菌の問題も懸念されます。

ネブライザー治療

定期的な通院が必要で、時間的負担が大きくなります。効果が一時的な場合もあります。

鼻洗浄

正しい方法で行わないと効果が薄く、継続的な実施が必要になります。

内視鏡手術

手術のリスクや再発の可能性があり、術後の管理が重要になります。費用負担も大きくなります。

ステロイド治療

免疫力低下、糖尿病、骨粗鬆症などの副作用リスクがあり、長期使用は避けるべきとされています。

副鼻腔炎を改善するために

まずはあなたの副鼻腔炎の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、副鼻腔炎の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

副鼻腔炎のQ＆A

副鼻腔炎は自然に治りますか？

早期の適切な対処により進行を遅らせることは可能ですが、放置すると徐々に悪化していきます。軽度であれば安静により症状が緩和するケースもありますが、症状の原因が残ったままで、再発の恐れと、患部を意識する生活をし続けることがストレスになり別の症状が発生する可能性もあります。一度症状を感じたら早期の対処が重要です。

副鼻腔炎の人がやってはいけないことは？

鼻を強くかむ、喫煙、アルコールの過度な摂取、ストレスの蓄積、睡眠不足などは症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

急性と慢性の副鼻腔炎の違いは何ですか？

急性は数日から数週間で改善しますが、慢性は3か月以上症状が続きます。慢性の方が治療が困難で、構造的な問題が関与することが多いです。

副鼻腔炎は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、アレルギー体質や鼻の構造などの遺伝的要因が副鼻腔炎の発症リスクを高める可能性があります。

子供の副鼻腔炎は大人と同じですか？

基本的な病態は同じですが、子供は副鼻腔の発達が未完成なため症状や治療法が異なる場合があります。成長とともに改善することもあります。

副鼻腔炎で熱が出ることはありますか？

急性副鼻腔炎では細菌感染により発熱することがあります。高熱が続く場合は重篤な合併症の可能性もあるため早急な医療機関受診が必要です。

副鼻腔炎の予防方法はありますか？

手洗いうがい、適度な湿度の維持、アレルゲンの回避、免疫力の向上、鼻呼吸の習慣化などが予防に効果的とされています。

副鼻腔炎で頭痛が起こるのはなぜですか？

副鼻腔内の圧力上昇や炎症により周囲の神経が刺激されることで頭痛が生じます。特に前頭部や頬部に痛みを感じることが多いです。

副鼻腔炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと副鼻腔炎は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

副鼻腔炎は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。