バセドウ病（甲状腺機能亢進症）

バセドウ病とは

バセドウ病（甲状腺機能亢進症）は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される自己免疫疾患です。甲状腺は首の前部にある蝶々のような形をした臓器で、体の新陳代謝を調節する重要なホルモンを作っています。

バセドウ病では、免疫システムが誤って甲状腺を刺激し続けるため、必要以上にホルモンが作られてしまい、全身の代謝が異常に活発になってしまう病気です。

発症には遺伝的要因、ストレス、過労、妊娠・出産などの環境要因が複合的に影響していると考えられていますが、具体的な発症メカニズムは一般的には解明されていないと言われています。

バセドウ病の症状は全身に現れます。代表的な症状として、食欲増加にもかかわらず体重減少、動悸、頻脈、異常な発汗、暑がり、疲労感、倦怠感など様々です。

神経症状では手足の震え、イライラ感、不眠、集中力低下が見られます。眼球突出は有名ですが発症は約3割程度で、甲状腺腫による首の腫れも特徴的です。

日本内分泌学会によると、バセドウ病の患者は人口1000人あたり0.2～3.2人と報告されており、特に20～30代の若い女性に多く発症します。高齢者では甲状腺が腫れにくいため、病気が見逃されやすい傾向があります。

バセドウ病を未治療のまま放置すると、長期的に心房細動や心不全といった重篤な心疾患を引き起こすリスクが高まります。

また、骨密度の低下により脆弱性骨折が起こりやすくなり、軟便、下痢、筋力低下、月経不順、皮膚のかゆみや脱毛なども現れ、日常生活に大きな支障をきたします。

さらに深刻なのは、甲状腺クリーゼという生命に関わる危険な状態に陥る可能性があることです。甲状腺クリーゼでは高熱、意識障害、循環不全などを引き起こし、適切な治療を受けなければ死に至ることもあります。

バセドウ病の原因

2005年に治療家になって以来、バセドウ病でお困りの方を数多く施術してきました。症状の程度は人それぞれですが、病院で付き合って行くしかないと言われて、薬で数時間症状を抑えるだけしか出来ない、それはなぜでしょうか？

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、バセドウ病の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

バセドウ病の主な原因として、以下のようなことが考えられます。

バセドウ病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、甲状腺の過剰な刺激や全身の代謝亢進などが発生し、動悸や手の震え、発汗などの症状が現れます。更に、自律神経の乱れにより睡眠障害や精神的な不安定さが生じ、日常生活に大きな影響を与えます。

背骨の関節の動きが悪くなる交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くできなくなります。

全身に張り巡らされている神経の働きの問題が首付近にあれば、めまいや不眠に、背中にあれば動悸や息苦しさに、腰にあれば腹痛や生理不順に、それぞれの部位に関連する症状が発生します。

それの原因は人によって違い、単に薬を飲むだけでは、全ての問題は取り切れません。薬を飲んでも原因が残ったままでは、すぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。バセドウ病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

バセドウ病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

甲状腺ホルモンの産生を抑制する薬を服用し、外来で治療を開始できる最も一般的な治療法です。

副作用のリスクがあり、治療効果に個人差が大きく、2年以上継続しても薬を中止できない場合があります。また寛解後の再発率も高いとされています。

放射性ヨウ素内用療法

放射性ヨウ素を内服することで甲状腺組織を破壊し、ホルモン産生を抑制します。

実施できる医療機関が限られており、眼症状が悪化する可能性があります。また小児や妊婦・授乳婦では実施できません。

甲状腺摘除術

甲状腺の一部または全部を外科的に切除することで、最も早く確実に治療効果を得られる方法です。

入院が必須で手術痕が残り、反回神経麻痺や副甲状腺機能低下症などの合併症リスクがあります。全摘除の場合は生涯にわたる甲状腺ホルモン薬の服用が必要です。

バセドウ病を改善するために

まずはあなたのバセドウ病の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、バセドウ病の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術は避けたい方、他の治療院に通院して効果がなかった方も、諦めずに当院にご相談ください。

バセドウ病のQ＆A

バセドウ病は自然に治りますか？

バセドウ病は自己免疫疾患のため、自然治癒は期待できません。適切な治療により症状をコントロールすることで、正常な生活を送ることが可能になります。当院では甲状腺の機能が正常に働くように、自律神経の調整を行います。背骨の関節や姿勢の問題を改善させる事で、自律神経が正常に働くようにします。

バセドウ病とストレスは関係していますか？

ストレスと甲状腺の機能は密接な関係があります。ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れ、甲状腺の機能は活発になります。これにより、強く症状を感じることがあります。また、ストレスによる筋肉の緊張は、首付近の骨格の動きを制限することがあります。当院では、姿勢の改善と合わせて、自律神経のバランスを整える施術を行い、ストレスによる動悸の改善を目指します。日常生活でのストレス管理の方法についてもアドバイスしています。

バセドウ病と姿勢の関係はありますか？

バセドウ病と姿勢には密接な関係があります。特にストレートネックや猫背などの前傾頭位姿勢では、頚部が圧迫され、甲状腺の働きに影響を与えることがあります。また、姿勢の乱れは脊椎の変位を引き起こし、自律神経系のバランスを崩す原因となります。自律神経は甲状腺の働きを調整する重要な役割を担っているため、その乱れが症状として現れることがあります。当院では、姿勢分析を通じて、バセドウ病と姿勢の関連性を詳しく調べ、適切な施術とアドバイスを行っています。

バセドウ病の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、喫煙、ヨウ素の過剰摂取は避けるべきです。また甲状腺ホルモンが高い時期の手術や外傷は甲状腺クリーゼのリスクがあります。症状の状態によっては、激しい運動も避けましょう。

食事制限は必要ですか？

基本的に食事制限はありませんが、ヨウ素を多く含む海藻類の過剰摂取は控えめにすることが推奨されます。当院では血液検査のデータを見ることで、栄養のアドバイスも行います。

バセドウ病で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックとバセドウ病は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

バセドウ病は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。