【脊柱管狭窄症】痛みで曲がっていた身体がまっすぐに

脊柱管狭窄症と腰痛で来院された男性（50代/運送業）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

2017年に強い腰痛と坐骨神経痛が発症。整形外科でレントゲン、MRIによる画像診断を行ったところ脊柱管狭窄症と診断。ロキソニン、リリカ、モーラステープなど服薬での治療が始まるが、坐骨神経痛は治らず、痛みで身体がまっすぐ伸ばせなくなる。

それに伴い、股関節の痛みや太ももの痛み、足のつりなども発症。手術も提案されているが、業務上長期の休養が難しいので、カイロプラクティックでの改善を期待している。

来院に至るまでの経緯

仕事は長距離の運転が主となり、元々腰痛や首の痛みがあった。姿勢が悪くストレートネックなども過去に指摘され、普段はマッサージなどで対処していた。

強い痛みと足のしびれがある為、仰向けで寝ることができず困っている。仕事の合間に車内で仮眠をすることもあるがその姿勢も辛く、睡眠の質の低下から仕事にも支障が出ている。

症状が強いという自覚はあるが、月に何度も通うことは業務上難しい為、月に1回程度の施術で症状の改善をできる院を探して当院を見つけ来院に至った。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析により、脊椎及び仙腸関節の可動域減少、腰部・臀部の筋肉の緊張と判断。

施術内容と経過

背部の脊椎関節の可動域低下と脊柱起立筋群の緊張が強いため、背部の施術に重点を置いた。

身体の曲がりに関係するのは腰椎の関節と背部・腰部の筋肉の緊張が大きく関係している。

腰仙部の可動域を増大させるため、器具と手技による施術を行った。緊張の強い脊柱起立筋群に対し筋肉の弛緩を目的として、トリガーポイントマッサージや筋膜リリースを行った。

脊柱起立筋は脊椎と脊椎を繋げるように付着している為、その筋肉の緊張は脊椎関節の正常な可動域を制限させる。筋肉の緊張のバランスを整えることで身体を正常に伸ばせるようになる。

初回〜6回目/月1回ペース

業務の都合上、月に1回ペース来院となった。3回目までの施術では大きな変化は見られず、症状の部位は増える事はなかった減ることもなかった。施術後2週間くらい、気持ち楽かなという感覚はあった。

4回目以降から、足のしびれが緩和してきたという報告があったが腰痛自体は痛みは強いままだった。

7回目〜12回目/月1回ペース

初回来院時から半年が経つと、しびれの頻度が大きく減り、腰痛自体にも痛みの緩和が見られた。寝返り時の痛みで目が覚めていたが眠りやすくなったという報告もあった。

今なら腰が動きそうと感じ、身体をまっすぐに伸ばそうとするも、痛みが出そうなので避けている状態は続いている。

13回目〜24回目/月1回ペース

来院から1年が経つと来院時の問診で、今月は調子が良かった。という報告が増えた。

半年前までは身体を真っ直ぐに伸ばす時に痛みが出る不安があったが、知らずに真っ直ぐになっている瞬間があることに気付くようになっていた。仕事の忙しさに応じて腰痛は出るが、眠れない状態や仕事上に大きな問題が出る症状は出なくなった。

25回目〜現在/月1回ペース

月に1回のペースでの来院が続き、仕事は休まずに行えている。

手術を行う選択肢は消えているが、完全に身体を伸ばせる状態に戻りたいと考えている。普通に歩き動く以上の強度で動ける身体づくりを行いつつ、症状の再発を予防している。

以下ご本人のメッセージ

本当は月に何度も施術を受けた方が改善しやすいとはわかっていました。月に1回しか来れないというこちらの要望を聞き、施術だけでなくセルフケアや日常生活の注意点などを出来る限り教えていただきました。

月に1回のペースでも身体が徐々に変わっていくのも体感できたので、通い続けて良かったです。

院長からのコメント

強い症状があり手術を勧められていても、その前にできることがあります。

痛みの原因は複雑に絡み合っていて、レントゲンやMRIで見える部分はその原因の1つです。湘南カイロ平塚整体院では、痛みの原因の見落としがないように様々な検査を行います。

今回の症状は検査によってはっきりとした原因を解明することが出来ていたので、月に1回の施術でも徐々に改善させられるとお伝えすることが出来ました。全ての症状がすぐに改善出来たわけではありませんでしたが、理想の良い体調に近づくことが出来て良かったです。

遠方からの来院になるので、毎週は通えない。業務上、等間隔で来院は難しいが1度見て欲しい。そのような相談も多くあります。通院の仕方は人それぞれですが、施術だけでなくお伝えできることも沢山あります。同じ様なお悩みを抱えている方は、是非一度ご相談ください。

脊柱管狭窄症でお悩みなら…

脊柱管狭窄症について解説しているこちらのページもお読みください。