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赤ちゃんの向き癖、原因は一つじゃない!6つの要因

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こんにちは。湘南カイロ平塚整体院の高木です。生まれたばかりの赤ちゃんがいつも同じ方向ばかりを向いて寝ているのを見て、不安になっていませんか。ミルクをあげるときも抱っこをするときも、気がつけば右側ばかり、左側ばかり向いている我が子を見て、これって大丈夫なのかなと心配になるお母さんはとても多いです。

実は当院にも、生後間もない赤ちゃんの向き癖について相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。初めての育児で何が正常で何が異常なのか分からず、インターネットで調べれば調べるほど不安になってしまったという声をよく聞きます。今日はそんな赤ちゃんがいつも同じ方を向いてしまう原因について、詳しくお話ししていきますね。

院長:高木

向き癖の原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです

目次

そもそもどうして赤ちゃんは同じ方向を向いてしまうのか

赤ちゃんがいつも決まった方向を向いて寝てしまう状態を向き癖と呼びますが、実はこれ、特別珍しいことではありません。統計によると赤ちゃんの半数以上に向き癖が見られると言われており、特に右側を向く傾向が強いとされています。では、なぜこのような癖がついてしまうのでしょうか。

赤ちゃんの頭蓋骨は大人と違ってとても柔らかく、出産時に母親の産道をスムーズに通れるような構造になっています。特に生後2ヶ月から4ヶ月頃は頭蓋骨が最も柔らかい時期で、この時期の姿勢や寝る向きが頭の形に大きく影響を与えます。そして、一度ある方向を向く癖がつくと、赤ちゃんはその向きが楽になってしまい、ますます同じ方向ばかり向いて寝るようになるのです。

胎内環境が影響している可能性

意外に思われるかもしれませんが、向き癖は赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時からすでに始まっていることがあります。妊娠中の超音波検査で胎児がいつも同じ方向を向いていたという話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

子宮内では赤ちゃんが長時間同じ姿勢を取っていることが多く、その姿勢が癖になって向き癖につながる場合があります。特にお母さんの骨盤に歪みがあると、子宮の形も左右非対称になりやすく、赤ちゃんは窮屈な子宮内で安定した姿勢を見つけようと試行錯誤します。その結果、首を左右どちらかに曲げたり、身体をねじったりして、胎内にいる段階から向き癖の土台ができあがってしまうのです。

出産時の影響も見逃せない要因

出産の過程も向き癖に関係していることがあります。特に難産だった場合、赤ちゃんが長時間産道に頭を挟まれたり、吸引分娩や鉗子分娩で引っ張られたりすることで、頭蓋骨や首の筋肉に負担がかかります。この出産時の物理的なストレスが、生まれてからの向き癖の原因になることも少なくありません。

また、逆子だった赤ちゃんは胎内で首に強い負荷がかかりやすく、筋性斜頸という首の筋肉が硬くなる病気になりやすい傾向があると言われています。これは単なる向き癖とは異なり、医療的な対応が必要になる場合もあります。

身体の発達段階が関係している原因

赤ちゃんの身体はまだまだ未発達です。特に首や体幹の筋肉は弱く、自分の意思で自由に頭の向きを変えることが難しい状態です。この筋肉の未熟性が向き癖の大きな原因の一つになっています。

首の筋肉の発達が追いついていない

生まれたばかりの赤ちゃんは首がすわっておらず、頭を支える筋肉がまだ十分に発達していません。そのため、横になっているときは重力に逆らって頭の向きを変えることが困難で、楽な方向ばかりを向いてしまいます。この状態が続くと、よく使う側の筋肉だけが発達し、反対側の筋肉は使われないままになるため、ますます向き癖が強くなるという悪循環に陥ります。

特に注意が必要なのは筋性斜頸という状態です。これは耳の後ろから鎖骨につながっている胸鎖乳突筋という筋肉が硬くなり、十分に伸びない状態になってしまう病気です。生後2週間から3週間くらいから首にしこりを触れるようになることがあり、この場合は単なる向き癖ではなく、小児科や整形外科での診察が必要になります。

神経系の未熟性という視点

体幹部分、つまり首や胸、背中の神経や筋肉の緊張バランスがまだ整っていないことも原因として考えられています。赤ちゃんの神経系は日々発達していますが、生後数ヶ月の間はまだ未熟で、左右均等に筋肉をコントロールすることが難しいのです。この神経・筋緊張の未熟性によって、自然と楽な方向ばかりを向いてしまうという説もあります。

環境的な要因が積み重なっている可能性

実は私たち大人の育児の仕方も、知らず知らずのうちに向き癖を強めてしまっている場合があります。これは決して親の育て方が悪いわけではなく、日常的な習慣が自然と偏りを生んでしまうということです。

寝かせる環境に偏りがある

赤ちゃんを寝かせるとき、ベッドやベビー布団の位置、窓や照明の明るさ、家族がいる方向などが毎日同じだと、赤ちゃんは自然と明るい方や音がする方、人がいる方を向きたがります。これは赤ちゃんの本能的な反応であり、興味のある方向を見ようとする正常な発達の証でもあります。

しかし、毎日同じ環境で寝かせ続けると、いつも同じ方向ばかりを向くようになり、それが向き癖として定着してしまいます。ベッドの向きを変える、照明の位置を工夫する、話しかける方向を意識的に変えるといった環境調整が大切になります。

抱っこや授乳の仕方にも癖がある

お母さんやお父さんにも利き腕があります。そのため、抱っこをするときや授乳をするときに、無意識のうちに同じ腕、同じ向きで抱くことが多くなります。赤ちゃんは一日の大半を抱っこされて過ごすため、この抱き方の偏りも向き癖の原因になることがあります。

特に授乳のときは、お母さんが楽な姿勢で行うことが多いため、左右どちらか一方のおっぱいばかりをあげていたり、同じ向きで抱いていたりすることがあります。意識して左右バランスよく抱っこや授乳をすることで、向き癖の予防や改善につながります。

複数の原因が複雑に絡み合っているケースが多い

ここまでいくつかの原因をお話ししてきましたが、実際には向き癖の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。胎内環境の影響があり、さらに出産時の負担が加わり、そこに筋肉の未熟性や日常的な環境要因が重なって、向き癖として現れてきます。

当院で施術をさせていただいてきた経験から言えるのは、向き癖のある赤ちゃんの身体を検査すると、頚椎や胸椎、骨盤などに変位があり、全身の筋肉や筋膜、皮膚に緊張が見られるということです。これらが身体の自由な動きを制限してしまい、結果として向き癖になっているのです。

単純なマッサージでは改善しにくい理由

向き癖があると、首をマッサージしたり、枕の高さを変えたりといった対処をする方が多いのですが、これだけでは根本的な解決にならないことがあります。なぜなら、表面的な筋肉の緊張だけをほぐしても、その奥にある骨格の問題や全身のバランスの崩れは残ったままだからです。

一時的に効果があったように見えても、いつの間にかまた同じ向き癖に戻ってしまうのは、真の原因にアプローチできていないためです。だからこそ、一人一人の赤ちゃんの原因を正確に見極める検査がとても重要になってきます。

向き癖を放置するとどうなるのか

向き癖は生後3ヶ月を過ぎると自然に改善することもありますが、すべてのケースで自然に治るわけではありません。放置してしまうと頭の形の変形が進行し、斜頭症や絶壁頭といった状態になってしまうことがあります。

頭の形が左右非対称になると、顔の形にも影響が出ることがあります。目の位置がずれたり、耳の高さが左右で違ったり、顎に歪みが生じたりすることで、将来的に視覚の問題や歯並びの悪さ、顎関節症などのリスクが高まる可能性も指摘されています。また、向き癖は首や肩のバランスにも影響を与え、姿勢の問題や運動機能の発達の遅れにつながることもあります。

早めの対応が改善への近道

頭蓋骨が柔らかい生後4ヶ月頃までが対応のゴールデンタイムと言われています。この時期を過ぎると頭蓋骨が徐々に固くなり始めるため、改善に時間がかかるようになります。だからこそ、向き癖に気づいたら早めに対処することが大切です。

病院ではヘルメット療法を勧められることもありますが、これは費用が高額で装着期間も半年から1年と長く、赤ちゃんへの負担も大きい方法です。当院では、ヘルメットを使わずに赤ちゃんの身体そのものにアプローチする施術を行っています。

検査で原因を特定することから始める大切さ

当院では、まず赤ちゃんの身体を丁寧に検査することから始めます。一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査によって、向き癖の真の原因を見つけ出します。頚椎や胸椎、骨盤の位置、筋肉や筋膜の緊張状態、皮膚の硬さなど、多角的に身体の状態を確認していきます。

検査によって原因が明らかになれば、それに対する適切なアプローチ方法も明確になります。原因が分からないまま施術をしても、効果は限定的で再発のリスクも高くなります。だからこそ当院では検査を最も重視しているのです。

赤ちゃんに優しいソフトな施術

当院の施術は3グラム程度の非常に小さな刺激で行います。大人の身体と違い、赤ちゃんの身体は骨も筋肉もまだ未発達です。強い刺激は必要なく、むしろ逆効果になることもあります。検査で見つかった問題箇所に対して、ソフトな刺激で矯正していくことで、赤ちゃん本来の自由な動きができるようになっていきます。

施術を受けたお母さんからは、「こんなに優しい刺激で本当に効果があるのか不安だったけれど、実際に向き癖が改善されて驚いた」という声をよくいただきます。赤ちゃんが泣くこともほとんどなく、リラックスした状態で施術を受けることができます。

ご家庭でできる工夫もアドバイスします

施術だけでなく、日常生活での工夫もとても大切です。当院では、ご家族の負担にならず、すぐに実践できるセルフケアや生活習慣のアドバイスもさせていただいています。寝かせる位置の工夫、抱っこの仕方のバリエーション、うつぶせ遊びの取り入れ方など、具体的な方法をお伝えします。

これらの日常的な工夫と当院での施術を組み合わせることで、より早く、より確実に向き癖の改善が期待できます。一人で悩んで不安を抱え込むのではなく、一緒に赤ちゃんの成長をサポートしていきましょう。

向き癖は原因を知ることから改善が始まる

赤ちゃんがいつも同じ方向を向いてしまう原因は、胎内環境、出産時の影響、筋肉の未熟性、環境要因など、複数の要因が複雑に絡み合っています。そして、それらの原因は一人一人異なります。だからこそ、画一的な対処法ではなく、個々の赤ちゃんに合わせた検査と施術が必要なのです。

向き癖は早期に対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。「様子を見ましょう」と言われて不安を抱えながら過ごすよりも、原因を明らかにして具体的な対策を取る方が、お母さんの心の負担も軽くなるはずです。向き癖で悩んでいるなら、一人で抱え込まずに、いつでもお気軽にご相談ください。赤ちゃんの健やかな成長のために、全力でサポートさせていただきます。


院長:高木

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