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マラソンシューズが原因?足底筋膜炎の真実
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。最近、健康志向の高まりからマラソンを始められる方が本当に増えましたね。でも同時に、足底筋膜炎などの足のトラブルでお悩みの患者さんも多く来院されています。
実は、その痛みの多くがシューズ選びに原因があることをご存知でしょうか。マラソンを楽しく続けるためにも、正しいシューズ選びについて一緒に学んでいきましょう。


フルマラソンに何度も出場した経験からお話します
マラソン初心者が陥りやすいシューズ選びの落とし穴
マラソンを始めたばかりの方からよく聞くのが「見た目がかっこいいから」「安かったから」という理由でシューズを選んでしまったというお話です。気持ちは分かりますが、これが足のトラブルの原因となることが多くあります。
初心者の方は必ずクッション性を最重要視したシューズ選びを心がけてください。まだ足の筋力が十分でないため、着地時の衝撃を和らげるクッション機能が足を守ってくれます。
当院にも「ランニングを始めて数週間で足裏が痛くなった」という方が多数いらっしゃいますが、詳しくお話を聞くと適切でないシューズを使用されているケースがほとんどです。
初心者にありがちな間違ったシューズ選び
多くの初心者の方が、経験豊富なランナーと同じような軽量で反発性の高いシューズを選んでしまいがちです。しかし、これは大きな間違いです。
また、見た目の良さだけで選んだり、まだ本気でやるかわからずとりあえずと価格の安さを優先することもあります。サイズや足の形を考慮しない用途を考えずに選ぶと、マラソンで足が痛くなるだけでなく、日常生活でも痛みを引きずる危険性もあります。
スポーツ店などでは専門的な話も聞けるので、そこで相談してみるのが良いでしょう。
レベル別シューズ選びの基本原則
マラソンシューズは、あなたの走力と目標に合わせて選ぶことが何より重要です。間違った選択は足の痛みだけでなく、膝や腰への負担も増大させてしまいます。
初心者向け:クッション性重視の選び方
マラソンを始めて間もない方、週に2-3回程度のランニングを楽しんでいる方には、クッション性の高いシューズを強くお勧めします。
足裏への衝撃を効果的に吸収し、足底筋膜への負担を大幅に軽減してくれます。特にミッドソールが厚めで、かかと部分にエアやジェル素材を使用したモデルが理想的です。
初心者の段階では記録よりも怪我をせずに走り続けることが最も大切です。クッション性の高いシューズは、足の筋力が発達するまでの間、あなたの足を守ってくれる大切なパートナーとなります。
中級者向け:安定性とクッションのバランス
ランニング歴が半年以上で、10キロを楽に走れるようになった方は、安定性も考慮したシューズ選びが必要になります。
この段階では、クッション性を保ちながらも適度な反発力があるモデルを選ぶことで、より効率的な走りが可能になります。また、オーバープロネーション(過度な内転)を防ぐサポート機能も重要になってきます。
上級者向け:記録を狙うなら反発性重視
フルマラソンを何度か完走し、さらなる記録向上を目指すレベルになったら、反発性の高いシューズの選択肢が広がります。
カーボンプレートを搭載したモデルや、軽量で高い反発力を持つシューズは、エネルギー効率を向上させ記録更新をサポートしてくれます。しかし、これらのシューズは足への負担も大きいため、十分な走力と経験が必要です。
足底筋膜炎を予防するシューズ選びのポイント
当院では多くのランナーの足底筋膜炎を治療してきましたが、その多くがシューズ選びの見直しで予防可能だったケースです。
アーチサポート機能の重要性
足底筋膜炎の予防で最も重要なのが、足のアーチを適切にサポートすることです。アーチサポート機能が充実したシューズや、必要に応じてインソールの使用を検討しましょう。
足のアーチが適切に維持されることで、足底筋膜への過度な負荷を防ぎ、長時間の走行でも足を健康に保つことができます。
正しいサイズフィッティング
多くの方が見落としがちなのが、正確なサイズ測定です。足は一日の中でも大きさが変わり、特に夕方にはむくみで大きくなります。
測定のタイミング | 足のサイズの変化 | 推奨する対応 |
---|---|---|
朝の時間帯 | 最も小さい状態 | 参考程度に留める |
昼間の時間帯 | 標準的なサイズ | 基準として活用 |
夕方以降 | 最も大きい状態 | シューズ購入の最適時間 |
足の形状に合わせた選択
日本人に多い幅広・甲高の足形に対応したシューズを選ぶことも重要です。足の横幅が窮屈になると血行不良や神経圧迫を引き起こし、足底筋膜炎以外のトラブルの原因にもなります。
シューズの機能性とテクノロジー
現代のマラソンシューズには様々な最新技術が搭載されています。これらの機能を理解することで、より適切な選択が可能になります。
クッション技術の進歩
従来のEVA素材から、より軽量で反発力の高い新素材へと進化が続いています。ナイキのZoom Air、アディダスのBoost、アシックスのFlytefoamなど、各メーカーが独自技術を開発しています。
これらの技術により、クッション性と軽量性の両立が可能になり、初心者から上級者まで満足できるシューズが数多く登場しています。
安定性を高める構造
オーバープロネーションを防ぐメディアルポスト、かかと部分の安定性を高めるヒールカウンターなど、足の動きをサポートする機能も重要です。
特に足底筋膜炎の予防という観点では、これらの安定性機能が足への負担軽減に大きく貢献します。
購入時の試し履きのコツ
どんなに良いシューズでも、実際に履いてみなければ本当の相性は分かりません。効果的な試し履きの方法をお伝えします。
試し履き時のチェックポイント
店頭での試し履きでは、必ず両足に履いて歩いてみることが大切です。左右の足のサイズは微妙に異なるため、大きい方の足に合わせて選択しましょう。
つま先に1センチ程度の余裕があること、かかとがしっかりフィットしていること、足の甲や側面に圧迫感がないことを確認してください。
時間をかけた検討
可能であれば、数分間店内を歩き回って違和感がないかチェックしましょう。短時間でも、明らかに合わないシューズは分かるものです。
購入後の返品・交換が可能な店舗を選ぶことも、失敗を防ぐコツの一つです。
当院での足底筋膜炎治療アプローチ
もし適切なシューズを選んでいるにも関わらず足の痛みが続く場合は、他の要因が関係している可能性があります。
当院では、足底筋膜炎の根本原因を詳細な検査で特定し、一人ひとりに合わせた治療を行っています。単に足裏の問題だけでなく、全身のバランスや姿勢、歩行パターンまで総合的に評価します。
検査重視の治療方針
湘南カイロ平塚整体院では、症状の表面的な改善ではなく根本原因の解決を目指しています。詳しい検査により、なぜ足底筋膜炎が発症したのか、どうすれば再発を防げるのかを明確にします。
多くの患者さんが「なぜこの痛みが出るのか理由が分からなくて不安だった」とおっしゃいますが、原因が明確になることで安心して治療に取り組んでいただけます。
マラソンを楽しみながら健康的に続けていくためには、適切なシューズ選びと正しい知識が不可欠です。初心者の方はクッション性を、記録を狙う上級者は反発性を重視した選択を心がけてください。
しかし、どんなに良いシューズを選んでも足の痛みが続く場合は、他の要因が関係している可能性があります。一人で悩まず、専門家にご相談いただくことをお勧めします。あなたのマラソンライフを全力でサポートさせていただきます。
私も何度もフルマラソンの完走経験があるので、きっとお力になれると思います。是非一度ご相談ください。
