
院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ平塚整体院の高木です。毎月注射を打ちに行っているけれど、これっていつまで続けるんだろう、そんな疑問を持ちながら通院されている方は、実はとても多いです。そのような不安の中で、当院のブログを読んでいただきありがとうございます。
膝の痛みが続いて整形外科を受診し、変形性膝関節症と診断された。ヒアルロン酸注射を定期的に受けているが、「その場しのぎ」という感覚がどうしても拭えない。手術(人工膝関節)はまだ受けたくないという気持ちはあるけれど、注射以外に何をすればいいかわからない……。
そういう状況でお悩みの方に、はっきりとお伝えしたいことがあります。変形性膝関節症は、手術以外の方法で症状を大きく改善しながら、自分の膝を長く使い続けられるケースが非常に多い疾患です。注射だけに頼らない選択肢が、必ずあります。




軟骨はすり減ったら元に戻らないは確かです。しかし、骨格のバランスと筋力を整えることで膝への負担を大幅に減らし、症状を改善できます
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで骨同士が直接接触することで変形し、痛み・腫れ・可動域制限・歩行困難などの症状が起きる疾患です。
日本では推定2500万人以上が罹患していると言われており、特に50代以降の女性に非常に多く見られます。加齢・肥満・O脚・長時間の立ち仕事・筋力低下などが発症と進行に深く関わっています。
軟骨は一度すり減ったら再生しないという点は事実です。ただし、だからといって保存療法では何もできないというわけではまったくありません。
保存療法の目標は軟骨を再生させることではなく、膝関節への過剰な負担を取り除き、残っている軟骨を長く守ることです。この考え方が改善の出発点になります。
変形性膝関節症は進行の程度によって初期・中期・末期に分けられ、ステージによって保存療法の有効性と手術の必要性が変わります。初期は関節の隙間がわずかに狭まり始めた段階で、適切な保存療法で進行を大幅に抑えられる可能性があります。
中期は関節の隙間がさらに狭まり、骨棘が目立ってくる段階です。末期は関節の隙間がほぼなくなり、日常生活への影響が大きくなった状態を指します。
初期〜中期では保存療法で長期間対応できるケースが多く、末期でも手術を先延ばしにしながら日常生活の質を維持するという観点から保存療法は十分意味を持ちます。
多くの方が整形外科で定期的に受けているヒアルロン酸の関節内注射は、関節液を補充して摩擦を減らし、一時的な痛みの軽減効果があります。状態によっては、有効な場合もあります。
ただし、注射は「痛みを和らげる補助的な役割」を担うものであり、「なぜ膝に過剰な負担がかかり続けているのか」という根本原因には働きかけることができません。
「注射を打つと1〜2週間は楽だが、また痛くなる」という状態を繰り返している方は、根本にある問題、O脚・骨盤の歪み・筋力低下・荷重の偏り——が解消されていないことが多いです。
注射で痛みを抑えながら、並行して骨格・筋力へのアプローチを進めることが、変形性膝関節症の改善において最も効率的な方法です。
変形性膝関節症と診断されたすべての方が、すぐに手術を必要とするわけではありません。以下の目安を参考に、自分の状態がどちらに近いかを確認してみてください。
| 保存療法で対応しやすいケース | 手術を優先的に検討すべきケース |
|---|---|
| 初期〜中期のステージ | 末期で関節の隙間がほぼなくなっている |
| 痛みに波があり、良い日と悪い日がある | 安静にしていても強い痛みが続く |
| 日常生活は何とか送れている | 歩行が著しく困難で日常生活が成り立たない |
| 膝周囲の筋力が比較的維持されている | 大腿四頭筋の著しい萎縮・筋力低下がある |
| 保存療法にまだ本格的に取り組んでいない | 十分な保存療法を1年以上続けても悪化が続く |
右列の状態に当てはまる場合は、まず整形外科での精密な評価を優先してください。左列の特徴に当てはまる方は、骨格・筋力へのアプローチで症状を大きく改善できる可能性があります。
変形性膝関節症に対する保存療法には複数の選択肢があります。何か一つだけに頼るよりも、自分の状態と生活環境に合った方法を組み合わせることが、改善と進行抑制への近道です。当院が重視する骨格へのアプローチも含めて、それぞれの特徴と役割を整理します。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の筋力が低下すると、その分だけ膝関節が直接体重を支えなければならなくなります。逆に筋力を高めることで、膝への直接的な荷重を筋肉で分散させることができます。筋肉が膝を守るという考え方が運動療法の根本です。
また、ハムストリングス・ふくらはぎ・お尻の筋肉を総合的に鍛えることで、膝関節の安定性が大幅に向上します。ただし、症状のステージや状態によって適切な運動の種類と強度が異なるため、自己判断で無理な運動を始めると悪化することがあります。
体重が1kg増えると、歩行時に膝にかかる負荷は約3〜5kg増えると言われています。逆に言えば5kgの減量で歩行時の膝への負荷を15〜25kg減らせる計算になります。
体重管理は薬や注射と異なり副作用がなく費用もかかりませんので、できそうことから考えましょう。
膝が痛くて運動できないから体重が増え、体重が増えるからさらに膝が痛くなるという悪循環を断ち切ることが、改善の大きな鍵になります。水中ウォーキング・水泳・自転車(エルゴメーター)など膝への負荷が少ない有酸素運動から始めることをお勧めします。
膝関節のサポーターは関節を安定させ、歩行時の痛みを軽減する効果があります。O脚に伴う内側荷重が強い方には、外側が高くなった楔型インソールを靴に入れることで荷重を外側に分散させる効果が期待できます。
これらは症状を根本から変えるものではありませんが、日常生活の痛みを軽減しながら運動療法に取り組むための補助ツールとして有効です。
前述のとおり、ヒアルロン酸注射と消炎鎮痛剤は痛みのコントロールという観点から有効です。当院の施術と並行して服薬・注射治療を続けることはまったく問題ありません。薬や注射で痛みを抑えている間に骨格への直接アプローチを進めることで、改善のスピードが大きく変わります。
当院が最も重視するのは、骨盤・腰椎・膝関節の位置関係とO脚・扁平足などの骨格的なアライメントを整えることで、膝への不均一な荷重のかかり方を改善し、軟骨へのダメージを根本から減らすアプローチです。
膝の内側だけが痛い、片側の膝だけが悪化するという片側性の問題は、骨盤の歪み・股関節の可動域制限・足部のアライメント異常が膝への荷重偏りを生み出していることが非常に多いです。
当院では、変形性膝関節症の症状でお悩みの方に対して、初回に徹底した検査を行います。「膝の軟骨の状態」は整形外科のレントゲン・MRIで確認できますが、なぜその膝に過剰な負担がかかり続けているのかという原因は画像には映りません。
骨盤の傾き・O脚の程度・歩行時の荷重パターン・股関節の可動域など、膝の外側にある骨格的な問題を特定することが、再発を防ぐ改善のために不可欠です。
写真撮影による静的な姿勢分析で正面・側面・背面からの全体バランスを評価します。次に歩行分析(動的評価)で実際の荷重パターンを確認します。
O脚の程度、骨盤の左右差、歩行時の膝の向きを多角的に確認することで、なぜ内側の軟骨だけが集中的にすり減っているのかという個別の原因が明確になります。
大腿四頭筋・ハムストリングス・腸脛靭帯・足底筋膜など膝に影響を与える筋肉の緊張状態と、骨盤・股関節・足部の可動性を触診で直接確認します。
どこが硬くなっているか、どの関節に制限があるかという機能的な問題は画像検査には映らないため、触診による評価が改善の質を左右します。
検査結果はその場で書面にしてお渡しします。「なぜ自分の膝に負担がかかり続けているのか」が視覚的にわかることで、日常生活での姿勢・動作の改善への意識がまったく変わります。
整形外科ではレントゲンを見るだけで終わったという方に、骨格機能や運動機能という新しい視点からアプローチします。
変形性膝関節症でお悩みの方には、次のような共通した経緯があります。
変形性膝関節症は手術まで待つしかない疾患でも、注射を打ち続けるしかない疾患でもありません。骨盤・骨格のバランスを整え、膝周囲の筋力を高めることで、進行を抑えながら痛みと日常生活の質を大きく改善できます。
注射だけで何年も変わらなかった、整骨院で揉んでもらっても翌日戻るという方こそ、骨格レベルのアプローチをぜひ一度試してみてください。一人で悩まず、まず現在の状態を一緒に確認するところから始めましょう。いつでもご相談をお待ちしています。

