
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
湘南カイロ平塚整体院の高木です。赤ちゃんの頭の形が変形してしまい、治るまでどのくらいかかるのか不安になっていませんか。自然に治るのを待っていていいのか、それとも今すぐ何か対策を始めるべきなのか、判断に迷いますよね。
当院には、赤ちゃんの頭の形や向き癖が治るまでにどのくらいかかるのかを知りたくて相談に来られる方がたくさんいます。改善までの期間を知ることで、適切な判断ができるようになります。今日は赤ちゃんの頭の形が治るまでの期間について、詳しくお話ししていきますね。




時間軸を理解して最適な判断をしましょう
赤ちゃんの頭の形は成長とともにある程度自然に改善することが多いです。特に軽度なケースでは、首が座る生後4ヶ月頃から頭への圧力が分散されて自然な形に戻っていくことが期待できます。生後3〜4ヶ月頃に最も頭の形のゆがみが大きくなり、その後徐々に改善していくことが研究で分かっています。
生後3ヶ月から4ヶ月頃が頭の形の変形のピークとされています。この時期はまだ寝返りをせず長時間同じ姿勢で寝ていることが多いため、接地面に持続的な圧力がかかり変形が進行しやすくなります。首が座り、寝返りができるようになると、縦抱きやおんぶなど色々な姿勢を取れるようになり、自然と改善が進みます。
赤ちゃんの頭のゆがみがそれほど強くなければ、1歳半頃までに目立ちにくくなるケースもあります。髪の毛が生えてくることで視覚的にも分かりにくくなり、成長とともに頭の形が整っていきます。ただし、これはあくまで軽度の場合であり、すべてのケースに当てはまるわけではありません。
自然な経過の中でゆがみは改善方向に進みますが、「頭の形は自然に治ります」という一言だけでは、ゆがみがどの程度残るのかを知ることができません。生後4〜8ヶ月頃に重度のゆがみがある方は、約3ヶ月経過した後も約7割の方が重度のままであったという研究結果があります。
重度の変形では、放置すると約7割が改善しないという事実を理解しておく必要があります。早期に専門家に相談し、適切な対応を検討することが大切です。高度な歪みがある場合は、寝る際の向きをこまめに変えたり、タミータイムを取り入れても完全に治らない場合もあります。
赤ちゃんの頭蓋骨は成長とともに徐々に硬くなっていきます。生後7ヶ月を超えると骨は次第に硬さを持ち始め、9ヶ月から1歳くらいの時期には頭が大きくなり硬さも増していきます。1歳から1歳半頃になると頭蓋骨が十分に硬くなり、頭の形も次第に定まっていくため、対応が遅れると改善が難しくなります。
頭蓋骨が柔らかく形を変えられる時期は生後6ヶ月頃までが一つの目安となります。生後6ヶ月を過ぎると徐々に頭蓋骨が硬くなり始め、1歳半から2歳頃までに形がほぼ定まってしまいます。柔らかい時期だからこそできる対応があり、早期の判断と行動が何より重要になります。
ヘルメット治療を行う場合、治療期間は一般的に2〜6ヶ月程度です。赤ちゃんの月齢と歪みの度合いによって異なり、低月齢で歪みの度合いが低いほど治療期間は短く済みます。生後4ヶ月から生後6ヶ月までには開始することが望ましく、より遅い月齢で治療を始めることはできますが治療期間は長くなります。
生後2〜6ヶ月頃の間に治療を開始すると効果が出やすく、早期に治療を開始することで、より短期間で効果が現れることが多いです。生後9ヶ月を過ぎると効果は限定的となり、生後1歳を過ぎると頭蓋骨の成長速度が緩やかになるため、矯正治療の効果は限定的になります。
約1ヶ月ごとに診察で頭蓋変形の改善度を確認し、頭の成長や矯正された改善度に合わせてヘルメットの微調整を行います。
当院では、頭の形の変形の根本原因を検査で明らかにし、一人一人に合った施術を行っています。3グラム程度のソフトな刺激で赤ちゃんに負担をかけることなく、頭蓋骨の動き、骨格や筋肉のバランスを整えることができます。
頭の形に対する施術に合わせて、向き癖や身体の緊張を取り除くことで、赤ちゃんが自由に動けるようになり、結果として頭の形の改善につながります。
施術による改善のスピードは、赤ちゃんの月齢、変形の程度、施術を開始した時期によって異なります。早ければ早いほど改善までの期間も短くなる傾向があり、生後2〜4ヶ月頃から施術を開始した場合、数回の施術で向き癖が改善し、頭の形も徐々に整っていくケースが多く見られます。
ヘルメット治療と当院の施術は併用することも可能です。ヘルメット治療によって頭の形の改善は見られますが、向き癖がなくなることはほとんどありません。向き癖を改善させるための施術と、ヘルメット治療によって起きる身体への緊張も施術によって取り除くことで、お子様の成長や発達を安心して見守ることができます。
生後2〜3ヶ月の場合は、自宅での体位変換やタミータイムと合わせて施術を行うことで、1〜2ヶ月程度で改善が見られることが多いです。生後4ヶ月未満の場合は、まずは育児習慣の見直し、積極的体位変換をおすすめします。
これは、タクティールケア(背中のマッサージ)や、タミータイム(腹這いで過ごす時間を作る、保護者と赤ちゃんがお腹をくっつけて遊ぶ)などを指します。


生後4〜6ヶ月の場合は、頭蓋骨が硬くなり始める前の重要な時期であり、3ヶ月程度の施術で改善が期待できます。生後5ヶ月以上で、頭の変形が強ければ、ヘルメット治療や専門的な施術を検討する時期です。生後7ヶ月以降の場合は、頭蓋骨が硬くなってきているため、改善までに6ヶ月程度かかることがあります。
頭の形の変化の前に、向き癖や反り返りや吐き戻しなど、身体の緊張に関係する症状は先に改善していきます。成長の過程で出来るようになる、寝返りやはいはい、ずり這いのような行動をスムーズに獲得出来るようにもなります。
赤ちゃんの頭の形が治るまでの期間は、変形の程度、月齢、対応方法によって大きく異なります。軽度であれば自然に改善することもありますが、重度の場合は約7割が改善しないという研究結果があります。頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月頃までが対応の重要な時期であり、1歳から1歳半頃には頭の形がほぼ定まってしまいます。
早期に適切な対応を始めることで、より短期間で効果的に改善できる可能性が高まります。一人で悩んでいる間に時間が経過してしまうことが最も避けたいことです。当院では検査によって現在の状態を明確にし、改善までの期間や施術計画をお伝えしています。いつでもお気軽にご相談ください。

