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ぎっくり背中の対処法|冷やす?温める?専門家が教える正しいケア

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湘南カイロ平塚整体院の高木です。突然、背中に激しい痛みが走って息をするのもつらいという経験はありませんか?くしゃみをした瞬間や振り向いた時に背中がピキッと痛んで動けなくなるぎっくり背中は、最近とても増えている症状です。デスクワークやスマホ操作が多い現代人にとって、誰にでも起こりうるトラブルといえるでしょう。

今回はぎっくり背中でお困りの方に向けて、発症直後にすべき応急処置から回復を早める方法、そして再発を防ぐための予防策まで詳しくお伝えしていきます。

院長:高木

早めの適切な対処で回復期間を大幅に短縮できます

目次

ぎっくり背中とはどんな症状か

ぎっくり背中は、医学的には背部捻挫や背部筋膜炎と呼ばれ、背中の筋肉や筋膜、靭帯に急激な負荷がかかることで炎症が起きた状態を指します。ぎっくり腰の背中版と考えると分かりやすいでしょう。

特徴的なのは、突然の激しい痛みで、呼吸するだけで痛む、体を動かせない、寝返りも打てないといった症状が現れます。肩甲骨の周辺や背骨の両脇に痛みが集中することが多く、重症になると腕や胸にまで痛みが広がることもあります。

発症のきっかけは、くしゃみや咳、重い荷物を持ち上げた瞬間、急に振り向いた時など、ちょっとした動作であることがほとんどです。

しかし、これらの動作自体が原因というよりも、日頃の姿勢の悪さや筋肉の疲労が蓄積していたところに、最後の一押しが加わって発症すると考えられています。特に20代から50代の働き盛りの方に多く見られ、デスクワークや在宅勤務が増えた影響で若年層での発症も増加しています。

発症直後にすべき応急処置

ぎっくり背中になってしまったら、まず無理に動かず安静にすることが最優先です。痛みが強いうちは、楽な姿勢を見つけて横になりましょう。膝を立てて仰向けになるか、横向きで体を丸めるような姿勢が背中への負担が少なく楽になることが多いです。無理に起き上がろうとすると症状を悪化させる可能性があるため、慎重に動いてください。

発症直後は患部が炎症を起こしているため、冷やすことが効果的です。保冷材や氷嚢をタオルで包んで痛む部分に当て、15分程度冷却しましょう。これを数時間おきに繰り返すことで、炎症の広がりを抑えて痛みの悪化を防ぐことができます。ただし、冷やしすぎると筋肉が硬くなってしまうため、長時間の冷却は避けてください。

痛み止めの薬を使うのも一つの方法ですが、薬はあくまで一時的に痛みを和らげるものです。薬を飲んで無理に動いてしまうと回復が遅れることもあるため、しっかりと休息を取ることが大切です。もし痛みが非常に強い場合や、しびれを伴う場合、数日経っても改善しない場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。

やってはいけないNG行動

ぎっくり背中になったときに、良かれと思ってやってしまいがちなNG行動があります。まず、自己流のマッサージやストレッチです。痛みがあるからといって患部を強く押したり揉んだりすると、炎症が悪化して回復が遅れるだけでなく、さらに痛みが増してしまう可能性があります。特に発症直後は炎症が強いため、絶対に患部を刺激しないでください。

次に、発症直後に温めてしまうことも注意が必要です。慢性的な肩こりや腰痛には温めることが有効ですが、ぎっくり背中のような急性の炎症には冷却が基本です。発症直後に温めると炎症が広がり、痛みが強くなってしまいます。温めるのは炎症が落ち着いた後、だいたい2〜3日経ってからが目安です。

また、痛いからといって全く動かないのも問題です。急性期を過ぎたら、少しずつ体を動かしていくことが回復には必要です。長期間安静にしすぎると筋力が低下し、かえって回復が遅れたり再発しやすい体になったりします。痛みの様子を見ながら、徐々に動ける範囲を広げていくことが大切です。

症状が落ち着いてきたら始める対処法

発症から2〜3日経って急性期を過ぎ、痛みが少し和らいできたら、次は血行を促進して回復を早める段階に入ります。このタイミングでは温めることが効果的で、蒸しタオルやホットパックを使って背中を温めると筋肉の緊張がほぐれて楽になります。入浴もぬるめのお湯にゆっくり浸かると全身の血行が良くなり、回復を助けてくれます。

軽いストレッチも痛みがない範囲で少しずつ始めましょう。椅子に座って両手を組み、ゆっくりと背中を丸めるストレッチは、背中の筋肉を優しく伸ばして血行を促進する効果があります。

肩甲骨を動かすエクササイズも効果的で、両手を肩に当てて肘で円を描くように回したり、肩甲骨を寄せるように腕を後ろに引いたりする動作を取り入れてみてください。ただし、痛みを感じたらすぐに中止し、無理は禁物です。

日常生活では姿勢を意識することが何より重要です。デスクワークをしているなら、モニターの位置を目線の高さに調整し、背筋を伸ばして座るようにしましょう。1時間に一度は立ち上がって体を動かし、肩や背中を軽く回すだけでも筋肉の緊張を和らげることができます。猫背にならないよう、骨盤を立てて座ることを意識してください。

回復期間と日常生活での注意点

ぎっくり背中の回復期間は、症状の程度や適切な対処ができているかによって変わりますが、一般的には5日から2週間程度とされています。軽度の場合は数日で日常生活に戻れることもありますが、重度の場合は2週間以上かかることもあります。適切な治療を受けることで回復期間を短縮できるため、早めに専門家に相談することをおすすめします。

回復期間中の日常生活では、重いものを持ち上げる動作や急な体のひねりは避けましょう。物を拾う時は膝を曲げてしゃがんでから取り、腰や背中に負担をかけないように注意してください。寝具も重要で、硬すぎず柔らかすぎないマットレスを選び、横向きで膝の間にクッションを挟むと楽になることがあります。

仕事や家事で長時間同じ姿勢を取り続けないことも大切です。こまめに姿勢を変えたり、軽いストレッチを取り入れたりすることで、筋肉の緊張を和らげて回復を促進できます。無理をして悪化させてしまうと、慢性化して繰り返しやすくなるため、焦らずしっかりと治すことを心がけてください。

専門家による施術で根本から改善する

ぎっくり背中の症状がなかなか改善しない場合や繰り返してしまう場合は、骨格の歪みや筋肉のバランスに問題があるかもしれません。当院では、カイロプラクティックの検査と施術を通じて、背中だけでなく骨盤や背骨全体のバランスを整えることで、根本的な原因にアプローチしています。背中の痛みの原因が実は骨盤の歪みや姿勢の問題にあったというケースも少なくありません。

施術では、まず詳しい検査を行って痛みの原因を特定します。脊柱全体のカーブの形状、筋肉の状態、可動域などをチェックし、必要に応じてレントゲン画像も確認して精度を高めます。その上で、背中の筋肉や筋膜の緊張を緩和し、血行を促進することで痛みの軽減を図ります。また、背骨や骨盤のバランスを整えることで、背中への負担を軽減し、自然な姿勢を取り戻すサポートをします。

当院のカイロプラクティック施術は、神経機能を高めることを重視しており、ぎっくり背中とは非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。痛みを取るだけでなく、再発しない体づくりを目指すことが当院の方針です。施術後は日常生活でのアドバイスやセルフケアの方法もお伝えしていますので、安心して日常に戻れるようサポートしています。

ぎっくり背中を予防するための生活習慣

ぎっくり背中は一度なると繰り返しやすい症状なので、日頃からの予防がとても重要です。

まず、正しい姿勢を保つことを意識してください。座っているときは背筋を伸ばし、骨盤を立てて自然な姿勢をキープしましょう。猫背にならないよう、胸を張るようにして肩甲骨を背骨に近づけるイメージを持つと良いです。長時間同じ姿勢を続けないことも大切で、デスクワークをしているなら1時間に一度は立ち上がって体を動かすようにすると効果的です。

適度な運動も予防に欠かせません。ウォーキングや水泳などの全身運動は血行を良くし、筋肉の柔軟性を保つのに役立ちます。背中や肩甲骨周りの筋肉を鍛えるために、軽い筋トレやストレッチを日課にするのもおすすめです。腹筋や背筋を鍛えることで体幹が安定し、背中への負担を軽減することができます。ただし、やりすぎは逆効果なので、無理のない範囲で続けることが大切です。

ストレス管理も忘れてはいけません。ストレスがたまると無意識のうちに肩や背中に力が入り、筋肉が緊張してしまいます。リラックスできる時間を意識的に作り、趣味や軽い運動で気分転換を図りましょう。質の良い睡眠を取ることも体の回復には欠かせませんので、寝具を見直したり、寝る前のリラックスタイムを大切にしたりすることをおすすめします。

まとめ

ぎっくり背中は突然起こる激しい痛みで日常生活を大きく制限してしまいますが、適切な対処法と予防策を知っておけば、早期回復と再発防止が可能です。発症直後は安静にして冷やすこと、自己流のマッサージやストレッチは避けること、そして症状が落ち着いてきたら温めて軽く動かすことを心がけてください。何より大切なのは、根本的な原因を見つけて改善することです。

当院では、ぎっくり背中でお悩みの方一人ひとりの状態に合わせた施術とアドバイスを提供しています。痛みを我慢せず、気になることがあればいつでもご相談ください。一人で悩まずに、ぜひ一度お話を聞かせていただければと思います。あなたの健康な毎日をサポートできるよう、全力でお手伝いさせていただきます。


院長:高木

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