寝違え

寝違えの症例報告

寝違えとは

寝違えとは、睡眠後や急な動作で首や肩に痛みが生じ、首の動きが制限される状態を指します。医学的には「急性頚部部捻挫」と呼ばれ、首の筋肉や靭帯に急性の炎症が起こることで痛みが生じます。

必ず寝起きに発生するわけではなく、くしゃみや顔を洗うとき、家事や仕事中に不意に首を動かした時でも発症します。

厚生労働省の国民生活基礎調査（2019年）によると、肩こり・腰痛に次いで首の痛みは3番目に多い症状で、成人の約10%が経験しているとされています。これは約1000万人に相当し、多くの人が寝違えに悩まされていると推測されます。

寝違えを放置すると、痛みが慢性化し日常生活に支障をきたす可能性があります。首の可動域が制限されることで、特定の姿勢しか出来なくなり、他の部位への負担につながります。最悪の場合、頚椎ヘルニアや頚椎症などの深刻な疾患に発展する恐れもあります。

寝違えの原因

2005年に治療家になって以来、寝違えでお困りの方を数多く施術してきました。当院に来院される患者さんのほとんどが、首に不調を感じています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、寝違えの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

不適切な睡眠姿勢：首に負担がかかる姿勢で寝ることで筋肉や靭帯に過度の緊張が生じます。

寝具の不適合：体型に合わない枕や硬すぎるマットレスが首への負担を増加させます。

急激な動き：突然の首の動きが筋肉や靭帯に過度の負荷をかけます。

冷え：寒冷刺激により筋肉が収縮し、血行不良を引き起こします。

ストレス：精神的緊張が首や肩の筋肉の緊張を高めます。

姿勢の悪さ：日常的な猫背やスマートフォンの使用による首の前傾姿勢が原因となります。

腰痛の原因として次のものが挙げられます。

寝違えはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、頚椎関節の可動域減少や頚部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生します。そして特定の動作で筋肉が「つるように」過度に緊張をした瞬間、寝違えが発症します。

痛みの原因になる身体の問題の種類と程度は人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。寝違えでお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寝違えへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法・注射療法

薬品成分の作用により、一時的な症状の緩和が期待できます。

消炎鎮痛剤や筋弛緩剤など、多くの薬には副作用があります。湿布によって肌がかぶれることもあれば、胃の不調に繋がることもあります。注射療法では、同じ神経根に何度も注射すると神経根自体が損傷を受ける可能性もあります。

物理療法

温熱療法、電気療法、超音波療法など筋肉の緊張緩和や血流改善効果が期待できます。

しかし、効果が一時的で、通院を継続する必要があります。また、保険診療であればその部位のみしか治療が行えないため、筋肉以外に原因があれば、効果がない場合もあります。

牽引療法

一時的な効果が期待できます。しかし、不適切な実施で症状が悪化する可能性があります。強い痛みの場合、そもそも牽引が行ない場合があります。

リハビリ・運動療法

ストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングをすることで患部の筋肉が緩み症状が緩和するケースもあります。しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合や、そもそもの痛みによって運動療法が行えないこともあります。

良かれと思って行った運動療法そのものによって発生した新たな痛みの恐怖で、運動そのものから離れていくことで身体が動かなくなっていくケースも珍しくありません。

寝違えを改善するために

まずはあなたの寝違えの原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、一時的には良くなったとしても、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、寝違えの真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、繰り返す寝違えに不安を感じている方、整体やマッサージで効果が期待なかった方も諦めずに、当院にご相談ください。

寝違えのQ＆A

寝違えは自然に治りますか？

多くの場合、1週間程度で自然に改善しますが、適切なケアを行うことで回復を早めることができます。慢性化した首の痛みや寝違えは自然治癒が難しく、適切なケアが必要です。痛みが緩和したと感じていても、痛みの原因が隠れてしまうことや、慣れることで痛みを感じなくなりケースもあります。原因を特定し、生活習慣の改善や専門的な施術を組み合わせることが重要です。

寝違えの人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理に首を動かすことは避けましょう。また、マッサージや強いストレッチは症状を悪化させる可能性があるため控えめにしてください。安静し、徐々に動かすのが良いでしょう。症状発生のきっかけとなった動作やそれに似た動作も出来るだけ避けてください。

寝違えを予防する効果的な方法はありますか？

適切な枕の使用、就寝前のストレッチ、正しい姿勢の維持が効果的です。また、ストレス管理や適度な運動も予防に役立ちます。首や肩の筋肉をリラックスさせる習慣をつけることが大切です。

寝違えと頚椎ヘルニアの違いは何ですか？

寝違えは筋肉や靭帯の急性の炎症によるものですが、頚椎ヘルニアは椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態です。どちらも頚椎や頚部の筋肉に問題があり、たかが寝違えと思っていても後々、頚椎ヘルニアに移行していく可能性があります。

寝違えの痛みはどのくらい続くものですか？

多くの場合、1週間から10日程度で痛みは軽減します。ただし、個人差や症状の程度によって異なります。痛みの軽減がされても、発症原因が残っている場合が多いので、再発の危険性はありますので適切なケアが必要です。

寝違えに最適な枕の選び方はありますか？

実はどちらとも言えません。首のカーブに合わせた形状で、適度な硬さと高さを選ぶオーダーメイドの枕がありますが、その日によって人の身体や寝る位置は多少違います。身体の歪みや緊張度合いによって枕の当たり方も変わってしまいます。人間の構造上、理想の高さの枕というものはありますが、絶対にこれであれば大丈夫という枕は、現在ありません。

寝違えの際、温めるべきか冷やすべきですか？

発症直後24時間以内は冷やすのが効果的です。患部に強い筋肉の緊張がある為、炎症が起きている為です。ただし、個人の感覚に合わせて調整し、違和感がある場合は中止してください。

寝違えが頻繁に起こる場合、何か深刻な問題がありますか？

頻繁に寝違えが起こる場合、首や肩の筋力低下、姿勢の悪さ、ストレスなどが原因として考えられます。総合的に身体の状態を検査し、施術を行える専門的なケアを行う必要があります。

ソフトカラーはつけた方がいいですか？

症状によって違いますが、ソフトカラーをつけることが有効な場合もあります。ソフトカラー装着時に動作時の痛みが軽減するようであれば、利用してください。場合によっては動作の種類や圧迫感により痛みや不快感が出る場合もあるので、その際は外しましょう。

寝違えで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと寝違えは非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

寝違えは早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

姿勢もよくなったと家族に言われました

ソフトな施術で気持ちよかったです