坐骨神経痛

坐骨神経痛の症例報告

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛とは、身体の中で最も太い神経である坐骨神経が圧迫されたり刺激されることで発症します。腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、さらには足先まで痛みやしびれが起きる症状です。単なる痛みではなく、神経に起因する特有の症状を伴うのが特徴です。

厚生労働省の国民生活基礎調査（2019年）によると、腰痛を訴える人の約30％が坐骨神経痛の症状を伴うとされています。腰痛有訴者数が約2800万人であることから、坐骨神経痛に悩む人は約840万人もいると考えられます。

坐骨神経痛を放置すると、痛みやしびれが慢性化し、日常生活に大きな支障が出る可能性があります。歩行が出来ないため筋力低下が進行し、最悪の場合、下肢の麻痺や排尿・排便障害などの神経症状が現れることもあります。

仕事を休み、家事も出来なくなる。その結果、社会的生活に戻れず、精神面にも問題も生じる可能性があり、注意が必要な症状です。

坐骨神経痛の原因

2005年に治療家になって以来、坐骨神経痛でお困りの方を数多く施術してきました。症状が軽度であれば仕事や家事を行えていますが、重症であれば自分で料理が出来なくなっている方や転職、休職を考えいる方も多く来院されます。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、坐骨神経痛の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

坐骨神経痛の原因として次のものが挙げられます。

坐骨神経痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、坐骨神経痛が発症します。病院で坐骨神経痛の発症時にレントゲンやMRIなどの画像診断を行うと、椎間板ヘルニアや腰椎すべり症、脊柱管狭窄症という診断名がつく場合がありますが、この診断名は腰痛や坐骨神経痛と直接関係がないという考えが発表されています。

2014年、日本整形外科学会と日本腰痛学会は、腰痛の発症や慢性化に画像診断などでも原因が特定出来ない腰痛が大半を占めると、診察ガイドラインをまとめています。

坐骨神経痛はレントゲンでは見えない、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などで神経圧迫が起きることで発症します。その原因の部位は人によって違い、薬で症状を抑えるだけではすぐに症状は再発してしまいます。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。坐骨神経痛でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

坐骨神経痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、運転や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

鎮痛薬があれば動けるから大丈夫だと思い、痛みがある中での日常生活で症状を悪化させていくケースもよく見られます。鎮痛剤によって胃の不調が起き、新たな症状が発症する可能性もあります。

注射療法

薬物療法で効果が出ないと、注射療法に移行して行きます。

神経に直接アプローチできますが、神経を刺激することで、注射後に足の痛みが強くなる場合があります。また、同じ神経根に何度も注射すると神経根自体が損傷を受ける可能性もあります。

理学療法

ストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングをすることで患部の筋肉が緩み症状が緩和するケースもあります。

しかし、程度を調整するのが難しくかえって痛みが強くなる場合や、そもそもの痛みによって運動療法が行えないことがよくあります。

装具療法

コルセットの固定により患部の安定は期待出来ますが、長時間使用することで周囲の筋力が低下することがあります。圧迫感によって、坐骨神経痛による足の痺れが増大するケースもあります。

また、正常な筋肉・関節も含めて固定するため、本来動きに問題のない部位にも新たな負荷がかかり、別の部位に症状が出てしまいます。

手術療法

手術そのものによって神経が傷つくリスクがあり、それによって別の痛みが発生します。また、手術が成功しても症状が完全に改善しない可能性もあります。

腰痛診療のガイドラインにあるように、そもそもの坐骨神経痛の原因が手術をして除去した部位にない可能性もあります。

入院や手術後の経過観察を含め長期間、仕事や学校などを休む必要があります。手術後の部位を庇うために別の部位に負担がかかったり、患部の筋力低下によって日常生活の復帰に時間がかかります。

坐骨神経痛を改善するために

まずはあなたの坐骨神経痛の原因を検査によって明らかにします。施術だけでも一時的に症状を緩和させることはできますが、原因を正しく解明できていなければ、根本から改善することはできないからです。

当院は、一般的な治療院では行わない、経験と科学を融合させた独自の検査で、坐骨神経痛の真の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を示し患者さんと共有し、施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診を行い、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が全て行うようにしています。症状だけでなく、人を診ることで変化を見逃さないため、高い治療効果があります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術以外の方法を探し、整体やマッサージで効果がなかった方も、諦めずに是非一度当院にご相談ください。

坐骨神経痛のQ＆A

坐骨神経痛は自然に治りますか？

軽度の場合は自然に緩和することもあります。多くの場合は適切な治療や生活習慣の改善が必要です。原因によっては症状の原因が残ったままで、患部をかばうような生活をしていたため、突然重症化して再発症する可能性もあるため、一度症状を感じたら早期の対処が重要です。

坐骨神経痛の人がやってはいけないことは？

長時間の同じ姿勢の維持、重いものの持ち上げ、急激な動き、不適切なストレッチなどは避けるべきです。また、過度の安静も筋力低下を招くため注意が必要です。適度な活動と休息のバランスが大切です。現時点で症状は誘発する動作を確認し、なるべくその動きをしないことで悪化を防げる場合もあります。

坐骨神経痛と腰痛の違いは何ですか？

腰痛は腰部に限局した痛みを指しますが、坐骨神経痛は腰からお尻、太もも、ふくらはぎまで痛みやしびれが広がります。また、電気が走るような痛みが特徴的で、突然しゃがみ込んでしまうほどの痛みが出る危険性があります。

坐骨神経痛の原因を特定する方法は？

整形外科では、医師による問診や、X線、MRI、CT、神経伝導検査などの画像診断や検査を組み合わせて原因を特定します。しかし、画像診断では異常がないと言われるケースや画像診断で映った原因が直接症状と関係ない場合もあります。画像診断では判明できない、筋肉の緊張や関節の可動域減少などを検査し、総合的に判断する必要があります。

坐骨神経痛の再発を防ぐにはどうすればいいですか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動、適切な体重管理、ストレス軽減などが重要です。また、仕事環境の改善や生活習慣の見直しも再発予防に効果的です。定期的な生活習慣の見直しは、症状の再発防止に大きく関係しています。

坐骨神経痛と椎間板ヘルニアの関係は？

椎間板ヘルニアは坐骨神経痛の主要な原因の一つと言われています。しかし現在の研究では、坐骨神経痛や腰痛の有無に関わらず画像診断では椎間板ヘルニアが発見されてしまうことから、椎間板ヘルニアが直接の原因とは言い難いと考えられています。全ての坐骨神経痛が椎間板ヘルニアによるものではありません。

坐骨神経痛の痛みを和らげる即効性のあるセルフケアはありますか？

冷却療法、軽いストレッチ、姿勢の調整などで一時的に痛みを和らげることができます。ただし、これらは対症療法であり、根本的な解決にはならないため、専門家による適切な診断と治療が必要です。例えば座り方の工夫などで緩和できる姿勢あっても、その姿勢を取ることで別の部位に負荷がかかるため、新たな症状の発生のきっかけとなる恐れがあります。

坐骨神経痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

症状の根本原因を取り除く当院のカイロプラクティックと坐骨神経痛は非常に相性がよく、長年悩んでいた症状でも劇的に改善するケースもよく見られます。

坐骨神経痛は早くに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

あの痛みの日々、もっと早くにお世話になればよかった

回数を重ねるごとに痛みが取れていき効果を確信

強い刺激の施術じゃないのに、効果があってとても驚きました。

必ず治ると言っていただき安心しました